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ハンセン病を正しく理解するために

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

ハンセン病を正しく理解するために 

 1 ハンセン病とは

ハンセン病のかつての病名は「らい」でした。長いあいだ,人びとは「らい」に対して偏見と差別をもちつづけてきたためにいまわしい過去をきりすてて,正しい認識をもってほしいというねがいから,らい菌の発見者ノルウェーの医学者ハンセン博士の名をとってハンセン病と改められました。
ハンセン病は,らい菌による慢性の感染症で,末梢神経や皮膚がおかされる病気ですが,完治する病気であり,遺伝はしません。
らい菌は,結核菌に似た細菌ですが,結核菌よりもはるかに感染力が弱いので,らい菌に対する抵抗力の弱い状態で,くりかえしたくさんの菌に接触しなければほとんど感染することはなく,感染しても発病するのはごく一部の人に過ぎません。

明治以来,ハンセン病の療養所で働いていた職員でハンセン病になった人は一人もなく,どんなに感染しにくい病気かが実証されています。
ハンセン病で末梢神経が侵されると,知覚のまひが起こるため,痛みや熱さが感じられず,傷ややけどが重症になって潰瘍ができることがあります。それがもとどおりにならず手や足に変形が残ったり,知らない間に傷ができたりするため,いつまでも直らない病気だという誤解を受けてきました。
しかし,現在は治療法が確立されて,ハンセン病は,早期発見と早期治療により,障害を残すことなく,外来治療によって完治する病気となりました。
ハンセン病は,遺伝病ではありません。伝染力の極めて弱い病原菌による慢性の感染症です。菌は治療により数日で伝染性を失ない,軽快した患者と接触しても感染することはありません。

2 ハンセン病問題基本法への対応

「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律(平成21年4月1日施行)」第5条において,「地方公共団体は基本理念にのっとり,国と協力しつつ,その地域の実情を踏まえ,ハンセン病患者であった者等の福祉の増進等を図るための施策を策定し,実施する責務を有する。」こととされています。
この法に基づき,県では,ハンセン病に対する正しい知識や人権を守るための普及啓発事業の実施や療養入所者への福利増進や社会交流事業への支援を行っています。

3 関係団体・情報等