掲載日:2025年10月30日

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「みやぎ環境税」を活用した令和6年度事業実績

概要

県では、豊かな環境を適切に保全し、次の世代へ引き継いでいくために、平成23年4月から「みやぎ環境税」を導入し、喫緊の環境課題の解決に向けたさまざまな取組を行っています。

「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050 NOW OR NEVER!今しかない!」のスローガンの下、令和6年度には、59事業を実施しました。

令和6年度「みやぎ環境税」活用事業実績(PDF:214KB)

二酸化炭素排出削減について

家庭用の太陽光発電システムやエネファーム(燃料電池)の導入支援や事業者向けの再エネ・省エネ設備の導入などによる創エネ・省エネ効果と、森林整備による吸収効果により、23,754t-CO2の二酸化炭素を削減しました。

これは、平均的な家庭換算で、県全体の合計世帯数の約0.6%に相当する6,583世帯分の排出量と概ね同じです。

環境保全や環境教育などの実績について

  • 降雨による山崩れの防止など、森林の働きを高めるため、115haの再造林や185haの間伐などの森林整備を実施しました。

R6間伐

  • 伊豆沼・内沼を以前の豊かな自然へ再生するため、増えすぎたハスやヒシを刈払いし、水質の改善を図りました。

R6伊豆沼ハス刈払い

  • 生態系への影響や農林業被害を防ぐため、増えすぎたニホンジカを978頭、イノシシを3,149頭捕獲しました。
  • 県内52の小学校で環境に関する出前講座を実施しました。

県が実施した事業(58事業/15億5239万円)

【視点1】脱炭素社会の推進(15事業/8億3747万円)

家庭や事業所における二酸化炭素の削減

みやぎ二酸化炭素排出削減支援事業/2億9198万円
  • 事務所の省エネ・再エネの設備導入や研究開発に対する補助

02省エネ・再エネ設備の導入によるZEB化

スマートエネルギー住宅普及促進事業/3億7704万円
  • 住宅の太陽光発電システムなどの設備導入や省エネ改修への補助

【視点2】森林の保全および機能強化(13事業/5億5038万円)

二酸化炭素の吸収など多面的機能を持つ森林や里山の管理・保全と森林資源の活用

チャレンジ!みやぎ500万本造林事業/1億1845万円
  • 花粉発生源対策の推進/低コスト再造林への補助

03

県産材利用サステナブル住宅普及促進事業/2億5898万円
  • 県産材を使用した木造住宅の新築・リフォームへの補助

【視点3】気候変動の影響への適応(11事業/4844万円)

気温や海水温の上昇など、気候変動の影響によって生じる被害の回避・軽減

気候変動に適応した農業技術の効果的な社会実装事業/797万円
  • 試験研究機関が開発した気候変動適応技術の生産者への社会実装の推進

R6農業技術普及生産者への実証ほでの普及

果樹の凍霜害軽減技術の開発/82万円
  • 開花時期が早まるリンゴやナシで危惧される凍霜害の軽減に向けた資材効果の検証

R6果樹凍霜害凍霜害被害

閉鎖性水域水質保全事業/1837万円
  • 釜房ダム貯水池の気候変動の影響による予測シミュレーションや適応策検討

【視点4】生物多様性、自然・海洋環境の保全(14事業/1億582万円)

生物多様性を育む豊かな自然・海洋環境の保全・再生

狩猟者確保対策事業/346万円
  • 野生鳥獣の適正管理に向け、担い手確保のためのハンター養成講座の実施

ハンター養成講座新人ハンター養成講座(わなの設置)

湿地環境保全・利活用事業/2223万円
  • 伊豆沼・内沼の自然再生や、水生植物園の整備などを通じたワイズユース※の推進

湿地から得られる恵みを持続可能な形で利用すること

持続可能なみやぎの漁場環境づくり推進事業/281万円
  • 漁業者等が実施する藻場造成(磯焼け対策)等への支援及びブルーカーボンの社会実装の推進

R6藻場造成藻場造成活動

【視点5】地域循環共生圏形成のための人材の充実(5事業/1028万円)

地域循環共生圏※の形成に向けた人材の育成や環境教育の充実

地域資源を最大限活用しながら、自立・分散型社会の創造を目指す考え方

自然の家 人と自然の交流事業/125万円
  • 自然環境の保全と次世代への継承に向け、体験型活動を実施

R6自然の家事業自然体験を通じた環境学習

ルルブル・エコチャレンジ事業/241万円
  • 子どもの基本的生活習慣の定着促進と節電などのエコ活動に関する環境教育の実施

ルルブル事業の詳細はこちら↓

みやぎっ子「ルルブル」(別ページへ移動します)

市町村支援事業

みやぎ環境交付金事業(1事業/3億1073万円)

各市町村に「みやぎ環境交付金」を交付し、地域の環境課題の解決に向けた取組を支援しました。

なお、取組内容の詳細は各市町村のホームページに掲載されております。

メニュー選択型(35市町村)

7つの事業メニューに該当する取組を市町村が地域の実情に応じて選択し、実施する事業。

メニュー 主な事業

公共施設等におけるCO2削減対策

  • 庁舎内照明のLED化
  • 公用車へのEV、PHV率先導入

照明のLED化

  • 街路灯や道路照明灯など屋外照明のLED化

自然・海洋環境保全

  • 体験型環境教育や環境イベントの開催

  • 住民参加による環境保全活動や動植物生態調査の実施

野生鳥獣対策

  • 野生鳥獣捕獲の実施

  • 捕獲・防護設備の設置及び導入支援

環境緑化

  • 公共施設や学校の壁面緑化

再エネ・省エネ機器等導入支援

  • 住宅用太陽光発電設備や省エネ家電、エネファーム、高効率給湯器、電動車などの導入支援

気候変動の影響への適応

  • ハザードマップの作成

  • 田んぼダム推進に向けたロート型堰板の導入支援

 

市町村提案型(市町村)

メニュー選択型事業の複合的な取組、NPO等との連携・協働による取組、震災復興における環境に関する取組など、市町村が創意工夫して行う地域課題解決に向けた事業。

市町村 事業名
仙台市 定禅寺通等食品リサイクル推進モデル事業
角田市 総合保健福祉センターのZEB化を契機とした公用車のPHEV導入事業
大崎市 大崎市居久根ネイチャー・ポジティブ実証事業 
松島町 自然環境・景観・文化遺産の継承を目指したCO2排出削減事業

関連リンク

「みやぎ環境税」を活用した取組

「みやぎ環境交付金」について(市町村対象)

みやぎゼロカーボンチャレンジ2050県民会議

みやぎゼロカーボンチャレンジ2050ポータルサイト

お問い合わせ先

環境政策課みやぎゼロカーボン推進班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号13階北側

電話番号:022-211-2661

ファックス番号:022-211-2669

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