豚熱(CSF)に関する情報
豚肉は「安全」です
- 豚熱(CSF)は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
- 食品安全委員会の見解によれば、仮にCSFにかかった豚やいのししの肉等を食べても人体に影響はないとされています。また、感染豚の肉等が市場に出回ることはありません。正確な情報に基づいて冷静に対応していただくようお願いいたします。
CSFについて(食品安全委員会)(外部サイトへリンク)
CSFポスター(公益財団法人日本食肉消費総合センター)(PDF:626KB)
豚熱(CSF)に関する食の安全について
豚熱(CSF)とは?
- CSFウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
- 感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄することから、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
- 治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で「家畜伝染病」に指定されています。
- 41℃以上の発熱、食欲不振、うずくまりといった一般的な症状で始まります。さらに、結膜炎、リンパ節腫脹、呼吸障害、便秘に次ぐ下痢がみられ、後躯麻痺や運動失調、四肢の激しい痙縮等の神経症状が現れます。最終的には起立困難となり死亡します。急性経過の場合には1日以内に死亡しますが、慢性経過の場合には、こうした症状を繰り返し、このうち半数が1ヶ月以内に死亡するとされています。
- なお、アフリカ豚熱(ASF)とは、全く別の病気です。詳しくはアフリカ豚熱(ASF)に関する情報。
国内における発生状況
- 平成30年9月9日、国内で平成4年以来26年ぶりとなるCSFの発生が確認され、その後、令和2年3月13日までに岐阜県、愛知県、長野県、三重県、福井県、滋賀県、大阪府、埼玉県、山梨県、沖縄県(10府県)での発生(疫学関連農場含む)が確認されています。
- また、平成30年9月13日以降、岐阜県、愛知県、三重県、福井県、長野県、富山県、石川県、滋賀県、埼玉県、群馬県、静岡県、山梨県、新潟県、京都府、神奈川県、茨城県、東京都、福島県(18都府県)において野生いのししからCSFの陽性事例が確認されています(令和2年9月9日時点)。
- 令和2年9月18日現在、発生県及び野生いのしし感染確認県等、農林水産省が設定するワクチン接種推奨地域(25都府県)において、予防的ワクチン接種が実施されています。
- 令和2年9月9日に、福島県会津若松市で発見された死亡野生いのししでCSFの感染が確認されたことに伴い、令和2年9月11日に宮城県及び山形県がワクチン接種推奨地域に指定されました。
- 国内のイノシシでの感染状況はこちらから(野生イノシシ対策について(外部サイトへリンク))
宮城県内における発生状況及び対応状況
海外における発生状況
- 豚熱(CSF)は、中国や東南アジアをはじめ、世界各国に分布しています。
- 北米、オーストラリア、スウェーデンなどでは清浄化を達成しています。
その他