トップページ > しごと・産業 > 農業 > 技術支援 > 研究PRパンフレット・トピックス > 平成30年度 > 研究トピックス(H30) > 研究トピックス(H30)/大麦新奨励品種「ホワイトファイバー」の一般作付けに向けて

掲載日:2019年1月30日

ここから本文です。

研究トピックス(H30)/大麦新奨励品種「ホワイトファイバー」の一般作付けに向けて

一覧に戻る

大麦新奨励品種「ホワイトファイバー」の一般作付けに向けて

農業・園芸総合研究所 バイオテクノロジー開発部

「ホワイトファイバー」は,長野県で育成された「糯(もち)性」の大麦で,平成28年10月に宮城県の奨励品種に採用されました。食物繊維である「β-グルカン」という成分を多く含んでいるほか,炊飯すると通常の麦より色が白く,香りや食味が良いといった特徴があり,国内で需要が高まっている品種です。

宮城県内では,平成31年産から「ホワイトファイバー」の一般作付けが開始されます。その一般作付けに使用される種子を供給するため,バイオテクノロジー開発部品種管理チームでは,平成30年産から「ホワイトファイバー」の原種生産を行っています。

一般作付けに使用する種子は,「一般種子」と呼ばれ,一般種子は種子生産を行う農家によって生産されます。この一般種子を生産するために使用される種子のことを「原種」と呼び,この原種を生産するために使用する種子を「原原種」と呼んでいます。すなわち,種子生産は[原原種生産]→[原種生産]→[一般種子生産]という流れで行われ,このうち原原種,原種の生産を当チームが担当しています。

当チームでは,優良な「ホワイトファイバー」の原原種,原種の生産を行うため,品種の特徴とは異なる株の抜き取りを定期的に実施していているほか,収穫や乾燥などの農作業で使用する機械の清掃や確認を入念に行うことで,他の品種の種子が混ざらないよう徹底した管理を行っています。

大麦の新品種「ホワイトファイバー」のデビューに向け,引き続き優良な原原種,原種生産に努めていきます。

写真1 出穂後の様子
写真1 出穂後の様子
写真2 収穫前の様子
写真2 収穫前の様子

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は