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掲載日:2022年7月4日

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宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会・「田んぼダム」シンポジウムを開催しました

令和4年6月10日,パレット大崎にて「宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会・「田んぼダム」シンポジウム」を開催しました。

田んぼダムコンソーシアム総会

宮城県では,流域に関わるあらゆる関係者が協働して水災害対策を行う「流域治水」のひとつとして,水田の持つ雨水貯留機能を最大限に活用し,下流への雨水流出を抑制する「田んぼダム」の取組を推進しています。

「田んぼダム」の普及拡大にあたっては,関係者が協働で取り組むことが重要であることから,昨年6月に本コンソーシアムを設立しました。

宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会

令和4年度のコンソーシアム総会を開催し,これまでの活動状況や令和4年度取組方針の報告を行い,コンソーシアム会員以外にも田んぼダムの取組について周知を図りました。

学校教育ワーキング活動内容の報告

令和3年度は,田んぼダムの具体的な取り組みや方針についての検討会の開催,小中高の学校と連携した出前講座や現地見学会等の普及・広報活動,農地整備事業千刈江地区での効果検証事業の実施等に取り組みました。

宮城県と大崎市が中心に実施した田んぼダムに係る広報活動は,全国農村振興技術連盟が主催する「農業農村整備事業広報大賞」において最高賞である「広報大賞」を受賞しました。

より詳しい内容については,宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会資料をご覧下さい。

宮城県田んぼダム実証コンソーシアム総会資料(PDF:10,178KB)

田んぼダムシンポジウム

コンソーシアム総会後には,田んぼダムについての理解醸成と県内全域への普及・促進のため,「田んぼダムシンポジウム」を開催し,大崎市「千刈江地区」の効果検証成果,山形県の先進事例を発表しました。

より詳しい内容については,「田んぼダム」シンポジウム資料をご覧下さい。

「田んぼダム」シンポジウム資料(PDF:2,253KB)

大崎市「千刈江地区」での田んぼダム効果検証結果について・新潟大学自然科学系(農学部)助教宮津進氏

新潟大学宮津助教の発表では平成29年台風第21号を対象に,内水氾濫のシミュレーションを行った結果,流域内における農地整備済み全水田で「田んぼダム」に取り組んだ場合,湛水量を83%,湛水面積を64%減少させることが可能であることが分かったという結果が報告されました。

新潟大学宮津助教の発表

先進地事例発表・地域を守る「いなば」の取組・山形県因幡堰土地改良区地域支援専門員佐藤友二氏

因幡堰土地改良区管内で多面的機能支払活動に取り組んでいる「いなばエコフィールド推進協議会」は10年ほど前から山形県内でいち早く田んぼダムに取り組んでおり,その経験から農家が田んぼダムに取り組む気運を高める工夫や農閑期の調整板の設置による課題などについて発表いただきました。

 

山形県因幡堰土地改良区佐藤氏の発表

 

お問い合わせ先

北部地方振興事務所 農業農村整備部計画調整班

大崎市古川旭四丁目1番1号
大崎合同庁舎4階東側

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