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ワクチン接種後の副反応について

1.目次

2.ワクチン接種後の副反応と思われる症状について

 主な副反応としては、注射した部位の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。こうした症状の大部分では、接種日の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
 また、まれに起こる重大な副反応として、アナフィラキシーなどがあります。

接種後すぐにあらわれる可能性のある症状(全ての接種共通)

血管迷走神経反射
  • ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。
  • 誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
  • 倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。
アナフィラキシー
  • 薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
  • じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。
  • 起こることは極めてまれですが、接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、ワクチンの接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

 

接種後数日以内に現れる可能性のある症状

以下の内容は、厚生労働省のリーフレットをまとめたものです。ワクチンの種類によって表現等が一部異なります。

  • ファイザー社の1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)
発現割合
 
症状
乳幼児(生後6カ月~4歳) 小児(5~11歳) 12歳以上
50%以上 易刺激性(※1) 疼痛(※2)、疲労 疼痛(※2)、頭痛、疲労
5~50% 疼痛(※2)、発赤・紅斑、腫脹(※3)、傾眠(※4)、頭痛、食欲減退、下痢、嘔吐、筋肉痛、疲労、発熱、悪寒 発赤・紅斑、腫脹(※3)、頭痛、下痢、筋肉痛、関節痛、悪寒、発熱 腫脹(※3)、発赤・紅斑、下痢、筋肉痛、関節痛、リンパ節症(※5)、悪寒、発熱
1~5% 関節痛 嘔吐 嘔吐

(※1)機嫌が悪い (※2)注射部位の痛み (※3)注射部位の腫れ (※4)眠たくなる様子 (※5)注射部位と同じ側の腋の腫れや痛み

 

  • モデルナ社の1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)
発現割合 症状
共通(年代を問わない) 生後6か月~5歳の年代で
左記に加え、報告された症状
50%以上 疼痛(※1)、頭痛、疲労 易刺激性・泣き(※2)
5~50% 腫脹・硬結(※4)、発赤・紅斑、悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症(※5)、悪寒、発熱 傾眠(※3)、食欲減退
1~5% 遅発性反応(疼痛・腫脹・紅斑等)(※6)  

(※1)注射部位の痛み (※2)易刺激性:機嫌が悪い (※3)眠たくなる様子 (※4)注射部位の腫れ、固くなること (※5)注射部位と同じ側の腋の腫れや痛み (※6)接種後7日目以降の痛みや腫れなど

 

  • 第一三共社
発現割合 症状
50%以上 疼痛(※1)、倦怠感
1~50% 熱感、腫脹(※2)、紅斑、そう痒感、硬結、頭痛、筋肉痛、発熱、遅発性反応(※3)、リンパ節症(※4)、発疹、腋窩痛

(※1)注射部位の痛み (※2)注射部位の腫れ (※3)接種後7日目以降の紅斑、腫脹、そう痒感、熱感、硬結、疼痛 (※4)注射部位と同じ側の腋の腫れや痛み

 

その他、国内で接種が終了したワクチンの副反応については下記資料を御参照ください。

また、副反応に関するより詳しい情報については、下記を御参照ください。

3.接種後の副反応等を疑う症状に対応する相談体制について

【相談体制】

宮城県新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターにご相談ください。

・看護師が接種後の副反応等に関する相談に応じます。(医療機関の紹介はしておりません。)

電話番号:050-3615-6941    

受付時間:8時45分~17時15分(土日祝日含む)
     ※令和6年3月31日まで

4.接種後の副反応等を疑う症状に対応する医療体制について

【医療体制】

■副反応を疑う症状が長引く場合等は、身近な医療機関(接種を受けた医療機関や、かかりつけ医等)を受診してください。

・身近な医療機関において、専門的な対応が必要であると判断した場合には、当該医療機関から、専門的な医療機関を紹介できる体制を整備しています。

・アナフィラキシー等、緊急性が高い場合は、地域の救急医療体制で対応します。

フロー図

5.副反応疑い報告の状況について

 厚生労働省では、ワクチン接種後に生じる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集した報告について、厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価をおこなっており、その結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供を行っています。
 なお、副反応疑い報告では、ワクチンと関係あるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されており、透明性の向上等のため、こうした事例も含まれております。
 厚生労働省が公表している全国の副反応疑い報告の状況及び厚生労働省から宮城県に対し情報提供された状況については下記のとおりです。

  • 全国 期間:令和3年2月17日~令和5年10月29日
推定接種回数
419,613,412回

 

  副反応疑い報告数 うち重篤報告数
(※1)
うち死亡例
予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告 36,926件
(0.01%)
8,918件
(0.00%)
1,631件
(0.00%)
薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告(※2) - 28,369件
(0.01%)
2,094件
(0.00%)
接種後の死亡として報告された事例の総数(※3) - - 2,168件
(0.00%)

(※1)「重篤」とは、①死亡、②障害、③それらに繋がるおそれのあるもの、④入院、⑤「①~④」に準じて重いもの、⑥後世代における先天性の疾病又は異常のものとされていますが、必ずしも重篤でない事象が「重篤」として報告されるケースもあります。
(※2)製造販売業者からの報告は、薬機法第68条の10第1項に基づき、「重篤」と判断された症例について報告されたものです。
(※3)予防接種法に基づく報告と、薬機法に基づく報告は、重複している可能性があるため、それらを除外した死亡事例の総数です。調査の結果、重複等が判明した場合には、後から件数が減少することがあります。

  • 県関係副反応疑い報告(※) 令和6年3月3日時点
推定接種回数
8,291,284回

 

  副反応疑い報告数 うち重篤報告数 うち死亡例
予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告 439件
(0.01%)
146件
(0.00%)
28件
(0.00%)

(※)被接種者の住民票所在都道府県に提供されるため、県外接種会場で接種した案件が含まれています。

  • 県内の報告事例の内訳
  副反応疑い報告数 うち重篤報告数 うち死亡例
男性 女性 小計 男性 女性 小計 男性 女性 小計
10歳未満 4 2 6 3 0 3 0 0 0
10歳代 18 8 26 6 3 9 0 0 0
20歳代 13 65 78 3 7 10 0 1 1
30歳代 26 47 73 8 4 12 4 0 4
40歳代 24 62 86 12 16 28 1 0 1
50歳代 11 42 53 4 9 13 0 0 0
60歳代 17 30 47 11 9 20 3 1 4
70歳代 19 21 40 14 14 28 7 1 8
80歳代 11 12 23 7 10 17 4 3 7
90歳代 1 5 6 1 4 5 1 2 3
不明 1 0 1 1 0 1 0 0 0
145 294 439 70 76 146 20 8 28

 

6.副反応に関する情報(外部リンク)

 副反応に関する情報等は以下を御確認ください

7.予防接種健康被害救済制度について

 予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、発生をなくすことができないことから救済制度が設けられております。
 新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金の給付等)が受けられます。
 申請に必要となる手続きについては、お住まいの市町村で行いますので、各市町村の下記窓口に御相談ください。
 その健康被害が、予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定した時は、お住まいの市町村から給付が行われます。認定に当たっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の疾病・障害認定審査会により因果関係を判断する審査が行われます。
 申請方法の詳細は、厚生労働省の下記ホームページ等を御確認ください。

厚生労働省ホームページ・リーフレット

 

健康被害救済制度 市町村申請窓口一覧
(接種予約等の窓口とは異なる場合がありますので、御留意ください。)

市町村名 窓口担当課 電話番号
(いずれも平日の開庁時間内)
仙台市 青葉区役所 家庭健康課 022-225-7211(代表)
宮城総合支所 保健福祉課 022-392-2111(代表)
宮城野区役所 家庭健康課 022-291-2111(代表)
若林区役所 家庭健康課 022-282-1111(代表)
太白区役所 家庭健康課 022-247-1111(代表)
秋保総合支所 保健福祉課 022-399-2111(代表)
泉区役所 家庭健康課 022-372-3111(代表)
【注意事項】
事前に住民票の住所を管轄する区役所又は支所に電話で御相談ください。
石巻市 新型コロナウイルスワクチン接種対策室 0225-98-6455
塩竈市 新型コロナワクチン接種推進室 022-355-4123
気仙沼市 健康増進課 健康増進係 0226-21-1212
白石市 新型コロナウイルスワクチン接種対策室 0224-26-6255
名取市 健康福祉部 保健センター 022-382-2456
角田市 新型コロナウイルスワクチン接種推進室 0224-63-2151
多賀城市 新型コロナウイルスワクチン接種対策室 022-368-1141(代表)
岩沼市 健康増進課 新型コロナワクチン接種係 0223-23-0455
登米市 健康推進課 0220-58-2116
栗原市 健康推進課 0228-22-0370
東松島市 健康推進課 予防健診係 0225-82-1111(代表)
大崎市 健康推進課 0229-23-2215
富谷市 健康推進課 022-358-0512
蔵王町 保健福祉課 保健予防係 0224-33-2003
七ヶ宿町 健康福祉課 0224-37-2331
大河原町 健康推進課 保健予防係 0224-51-8623
村田町 健康福祉課 新型コロナウイルスワクチン接種担当 0224-83-6402
柴田町 健康推進課 コロナワクチン接種推進班 0224-55-4135
川崎町 保健福祉課 健康推進係 0224-84-6009
丸森町 保健福祉課 保健予防班 0224-72-3019
亘理町 健康推進課 新型コロナワクチン接種対策班 0223-34-0524
山元町 保健福祉課 新型コロナワクチン接種推進班 0223-37-1113
松島町 健康長寿課 022-355-0666
七ヶ浜町 健康福祉課 022-357-7449
利府町 健康推進課 コロナウイルス対策係 022-356-2125
大和町 健康支援課 022-345-4857
大郷町 保健福祉課 022-359-5507
大衡村 健康福祉課 022-345-0253
色麻町 保健福祉課 保健係 0229-66-1700
加美町 保健福祉課 0229-63-7871
涌谷町 健康課 健康づくり班 0229-25-7973
美里町 新型コロナウイルス感染症対策室 0229-25-6360
女川町 健康福祉課 健康対策係 0225-54-3131
南三陸町
保健福祉課 健康増進係 0226-46-5113

 

お問い合わせ先

新型コロナワクチン接種推進室ワクチン接種推進班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2806

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