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ワクチン接種後の副反応について

1.目次

2.ワクチン接種後の副反応と思われる症状について
3.接種後の副反応等を疑う症状に対応する相談体制について(新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター)
4.接種後の副反応等を疑う症状に対応する医療体制について
5.副反応疑い報告の状況について
6.副反応に関する情報(外部リンク)
7.予防接種健康被害救済制度について

2.ワクチン接種後の副反応と思われる症状について

 主な副反応としては、注射した部位の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。こうした症状の大部分では、接種日の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
 また、まれに起こる重大な副反応として、アナフィラキシーなどがあります。

接種後すぐにあらわれる可能性のある症状(全ての接種共通)

血管迷走神経反射

・ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。
・誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
・倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。

アナフィラキシー

・薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
・じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。
・起こることは極めてまれですが、接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、ワクチンの接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

 

接種後数日以内に現れる可能性のある症状

以下の内容は、厚生労働省のリーフレットをまとめたものです。ワクチンの種類によって表現等が一部異なる場合があります。

初回接種

  • ファイザー社
発現割合 症状(1・2回目接種後)
50%以上 接種部位の痛み、疲労、頭痛
10ー50% 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ
1-10% 吐き気、嘔吐

 

  • 武田社(ノババックス)
報告割合 症状
1回目接種後 2回目接種後
50%以上   圧痛
10ー50% 圧痛、疼痛、疲労、頭痛、筋肉痛、倦怠感 疼痛、疲労、筋肉痛、頭痛、倦怠感、関節痛
1ー10% 関節痛、悪心・嘔吐、発熱 悪心・嘔吐、腫脹(※1)・硬結、紅斑、発熱

(※1)注射部位の腫れ
 

  • ファイザー社小児用(5~11歳)
発現割合 症状(1・2回目接種後)
50%以上 注射した部分(接種部位)の痛み、疲れた感じ
10-50% 頭痛、注射した部分(接種部位)の赤み・はれ、筋肉痛、寒気
1ー10% 下痢、発熱、関節痛、嘔吐

 

  • ファイザー社乳幼児用(生後6か月~4歳)
年齢 症状
(発現割合:1回目接種後→2回目接種後→3回目接種後)
生後6か月~1歳 易刺激性(※1)(51.2%→47.4%→43.6%)
食欲減退(22.2%→22.2%→20.2%)
傾眠状態(※2)(27.0%→23.8%→19.9%)
圧痛(16.6%→15.0%→16.0%)
発熱(7.2%→7.4%→6.8%)
腫脹(※3)(3.9%→3.9%→2.7%)
発赤(10.6%→9.3%→7.1%)
2歳~4歳 疼痛(30.8%→31.0%→26.7%)
疲労(29.7%→25.7%→24.5%)
発赤(8.8%→11.4%→10.9%)
下痢(7.7%→6.7%→5.1%)
発熱(5.2%→4.9%→5.1%)
頭痛(4.5%→4.6%→4.9%)
腫脹(※3)(3.7%→5.7%→3.1%)
嘔吐(3.0%→3.4%→1.6%)
悪寒(2.3%→3.0%→3.3%)
筋肉痛(2.4%→2.6%→2.0%)
関節痛(0.8%→1.4%→1.3%)

(※1)機嫌が悪い (※2)眠たくなる様子 (※3)注射部位の腫れ

追加接種

  • ファイザー社の2価ワクチン(BA.1対応型/BA.4-5対応型)
発現割合 症状(3・4・5回目接種後)
50%以上 注射部位疼痛
10ー50% 疲労、筋肉痛、頭痛、悪寒、関節痛
1ー10% 下痢、発赤、腫脹(※1)、発熱、嘔吐

(※1)注射部位の腫れ
 

  • モデルナ社の2価ワクチン(BA.1対応型/BA.4-5対応型)
発現割合 症状(3・4・5回目接種後)
50%以上 注射部位疼痛、疲労
10ー50% 頭痛、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、悪心・嘔吐
1ー10% 紅斑・発赤、腫脹(※1)・硬結、発熱

(※1)注射部位の腫れ
 

  • 武田社(ノババックス)
報告割合 症状
3回目接種後 4回目接種後
50%以上 圧痛、疲労、疼痛、筋肉痛 圧痛、疲労、疼痛、
10ー50% 倦怠感、頭痛、関節痛、発熱、悪心・嘔吐、腫脹(※1)・硬結、紅斑 倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛、紅斑、悪心・嘔吐、腫脹(※1)・硬結
1ー10%   発熱

(※1)注射部位の腫れ
 

  • ファイザー社の小児用(5~11歳)2価ワクチン
発現割合 症状(3・4回目接種後)
50%以上 疼痛
10-50% 疲労、頭痛、筋肉痛
1ー10% 悪寒、関節痛、発赤、腫脹(※1)、発熱、下痢、嘔吐

(※1)注射部位の腫れ
 

その他、国内で接種が終了したワクチンの副反応については下記資料を御参照ください。

また、副反応に関するより詳しい情報については、下記を御参照ください。

3.接種後の副反応等を疑う症状に対応する相談体制について

【相談体制】

宮城県新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターにご相談ください。

・看護師が接種後の副反応等に関する相談に応じます。(医療機関の紹介はしておりません。)

電話番号:050-3615-6941    

受付時間:8時45分~17時15分(土日祝日含む)

4.接種後の副反応等を疑う症状に対応する医療体制について

【医療体制】

■副反応を疑う症状が長引く場合等は、身近な医療機関(接種を受けた医療機関や、かかりつけ医等)を受診してください。

・身近な医療機関において、専門的な対応が必要であると判断した場合には、当該医療機関から、専門的な医療機関を紹介できる体制を整備しています。

・アナフィラキシー等、緊急性が高い場合は、地域の救急医療体制で対応します。

フロー図

5.副反応疑い報告の状況について

 厚生労働省では、ワクチン接種後に生じる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集した報告について、厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価をおこなっており、その結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供を行っています。

厚生労働省が公表している全国の副反応疑い報告の状況及び厚生労働省から宮城県に対し情報提供された状況については下記のとおりです。

・全国 期間:令和3年2月17日~令和5年3月12日

推定接種回数 副反応疑い報告数 うち死亡例
382,683,664回 36,317件(0.01%) 1,561件(0.00%)

 

県関係副反応疑い報告 令和5年4月30日時点

推定接種回数 副反応疑い報告数 うち死亡例
7,253,539回 430件(0.01%) 28件(0.00%)

※副反応疑い報告では、ワクチンと関係あるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されており、透明性の向上等のため、こうした事例も含まれております。

※副反応疑い報告は、国から被接種者の住民票所在都道府県に提供されるため、県外接種会場で接種した案件が含まれています。

6.副反応に関する情報(外部リンク)

 副反応に関する情報等は以下を御確認ください

7.予防接種健康被害救済制度について

 予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、発生をなくすことができないことから救済制度が設けられております。
 新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金の給付等)が受けられます。
 申請に必要となる手続きについては、お住まいの市町村で行いますので、各市町村の窓口に御相談ください。
 その健康被害が、予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定した時は、お住まいの市町村から給付が行われます。認定に当たっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の疾病・障害認定審査会により因果関係を判断する審査が行われます。

詳細は、厚生労働省「予防接種健康被害救済制度」(外部サイトへリンク)まで

お問い合わせ先

新型コロナワクチン接種推進室ワクチン接種推進班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2806

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