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掲載日:2022年11月18日

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重要文化財(美術工芸品)の指定が答申されました

令和4年11月18日,国の文化審議会は,多賀城跡出土木簡を重要文化財(美術工芸品)として指定するよう文部科学大臣に答申しました。

県内の有形文化財(古文書・古碑)における重要文化財の指定は,令和4年3月22日指定の多賀城跡出土漆紙文書(宮城県所有)以来で,6件目となります。今回の答申の結果,宮城県の国宝・重要文化財(美術工芸品)は44件,うち国宝は3件となります。数ヵ月後の官報告示をもって正式決定となります。

多賀城跡出土木簡(たがじょうあとしゅつどもっかん)450点

所有者:宮城県(宮城県多賀城跡調査研究所・東北歴史博物館保管)

陸奥国の国府である多賀城は,古代東北地方における律令国家の政治的・軍事的拠点であり,平安時代初期までは鎮守府(ちんじゅふ)としても機能した。

昭和45年(1970)から現在までに,8世紀前半から10世紀前半までの木簡(もっかん)が450点出土している。戸籍の抜書(ぬきがき)や鎮守府に駐屯する兵士に関わるもの,物資運搬の際の荷札など多種多様なものがあり,多賀城を中心とした律令国家の東北経営の実態を知ることができる。文献史料の少ない東北古代史研究の進展に寄与する大変貴重な資料である。(奈良~平安時代・8~10世紀)

(画像提供:宮城県多賀城跡調査研究所)

多賀城跡出土木簡01

 

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文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

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