ここから本文です。
ご来館に当たり、必ず下記の「感染予防等のためのご来館の皆様へのお願い」をご一読ください。
会期 |
2021年4月20日(火曜日)~2021年6月27日(日曜日) |
---|---|
休館 |
月曜日(5月3日は開館) |
料金 |
一般300円(240円)/大学生150円(120円)/高校生以下無料 ( )は20名以上の団体料金。 |
ドイツのヴァイマールに設立された造形学校バウハウスは、今からおよそ100年前の1921年の秋、全5集からなる「新ヨーロッパ版画集」の刊行を予告しました。ドイツ、フランス、オランダ、イタリア、そしてロシアで活躍していた気鋭の作家たちの作品を普及することを目指したこの版画集は、翌年から1924年にかけて刊行され、バウハウスで教鞭をとったクレーやカンディンスキー、そして同時代のヨーロッパを代表する作家たちによる個性豊かな版画が集められました。今回は、全52点を特集展示します。
出品作品
パウル・クレー 《ホフマン風の情景》 1921年
フランツ・マルク 《創世記1》 1914年
ヴァシリー ・カンディンスキー
《コンポジション》 1922年
ヘルマン・マックス・ペヒシュタイン
《髭の漁師の頭部》 1922年頃
日本の洋画の幕開けである明治に始まり、大正、昭和戦前期、戦後の幅広い展開に至るまで、日本の近現代絵画の流れをたどります。
洲之内徹(すのうち とおる、1913-1987)は、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した文筆家として、また「現代画廊」を経営した画廊主として知られています。
洲之内の死後、当館が収蔵した「洲之内コレクション」には、洲之内が亡くなるまで手元に置いた傑作や、彼が発掘した作家たちの作品が含まれています。
ひとつひとつが物語をもつそれらの作品の中から、10点前後を展示します。
当館では、東日本大震災により被災した石巻文化センターのコレクションの一部を、その後継施設が再建されるまでの間、一時的にお預かりしています。今回はその中から木を素材とする現代の彫刻作品をご紹介します。植木茂や建畠覚造らによる抽象的な形体の作品から、印象的表情と詩的なタイトルで知られる舟越桂の人物像まで、現代の木彫作品の多彩な表現をお楽しみください。
当館では、20世紀美術を代表する画家、パウル・クレー(1879-1940)とヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)の作品を常設展示しています。
今回は二人の代表的な作品に加え、「青騎士」のメンバーであったハインリヒ・カンペンドンク(1889-1957)の作品もご紹介しています。
出品作品
北川民次 《メキシコ戦後の図》 1938年
長谷川潾二郎 《猫》
1966年 洲之内コレクション
ヴァシリー・カンディンスキー
《商人たちの到着》 1905年
ハインリヒ・カンペンドンク
《郊外の農民》 1918年頃
展示室5~8では、宮城県生まれの彫刻家・佐藤忠良による彫刻の代表作を中心に、初期から晩年までの作品を紹介します。
佐藤忠良は、彫刻家として活躍するかたわら、東京造形大学で教鞭を執るなど教育に関する仕事にも取り組みました。なかでも現代美術社の教科書には、1980年前後より編集代表として長きにわたり関わりました。ここでは、現代美術社の教科書と、そこに実際に掲載された佐藤の作品ならびに佐藤旧蔵の海外作家の作品を小さなコーナーでご紹介します。
展示室9では、当館の絵本原画コレクションの一端を紹介します。宮城県美術館では、1998(平成10)年から、絵本原画を収集しています。現在は500タイトルを超える作品を所蔵し、当館の特色のひとつとなっています。コレクションの核となっているのは、初期の「こどものとも」(福音館書店)の原画です。
今回は「雨の日のおはなし」をテーマに、『はっぱのおうち』(征矢清 作・林明子 絵、1985年刊、福音館書店)と『ぞうくんのあめふりさんぽ』(なかのひろたか 作・絵、2004年刊、福音館書店)の原画を展示します。
出品作品
佐藤 忠良 《ふざけっこ》 1964年
なかのひろたか
「ぞうくんのあめふりさんぽ」 30-31頁
2004年4月 福音館書店刊 絵本原画
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
こちらのページも読まれています