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トップページ宮城県発達障害者支援センター(直営)支援者が気になる子どもの行動の背景と支援のヒント

支援者が気になる子どもの行動の背景と支援のヒント

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年7月7日更新

 

気になる行動の背景を考える

「健診で周りの子どもができていることができていなかった」、「他児と比べて落ち着きがなく目が離せない」、「幼稚園・保育所・学校で集団行動ができていない」、「学校で忘れ物やトラブルが多い」など子どもと関わる時に「ちょっと気になる」、「もしかすると発達障害の特性を持っているのかも」と思うことがあるかもしれません。

ちょっと気になる子どもは困っている子どもです。そして自分から助けを求めることが苦手な子たちです。

今見えている行動は本人の生まれ持った特性だけでなく、周囲の様々な環境との相互作用の結果として行動となっています。

特性と環境の相互作用の結果としての行動   

子どもと関わっている中で「ちょっと気になる」、「もしかすると発達障害の特性を持っているのかも」と思った時にまずできることとして環境の工夫があります。日々の生活の中で家庭や学校、支援の現場でできる工夫を行ってみましょう。

 

十分に眠ることができていますか?

 早寝、早起きは基本的生活習慣の基礎です。寝不足の状態だと日中の課題に取り組む際に集中を持続させることが困難になってしまいます。

 例えば3〜5歳の子どもの場合10〜13時間、6歳〜13歳の子どもの場合9〜11時間程度の睡眠時間を確保することが望ましいと言われています。

 

朝ごはんは食べていますか?

 朝ごはんを食べないとお腹が減って午前中の活動に集中して取り組むことが難しくなったりイライラしやすくなってしまいます。また、学力検査でも成績が良いグループでは朝食を食べる割合が多い傾向があることもわかってきています。

 

周囲の環境で工夫できることはありませんか?

 課題に取り組む際に周囲が騒がしかったり、おもちゃなどが目につくところに置いたままであれば注意がそれたり、うるさく感じて課題に取り組むことが難しくなることがあります。掲示物の場所や物を片付ける場所を目につかないように工夫したり、課題に取り組んでいる間にテレビがついているなら消すなどはすぐに取り組むことができる環境調整かもしれません。

 

メディアのルールを決めていますか?

 メディア(テレビやゲーム、スマートフォン、タブレットなど)は現代の生活の中に溢れています。暴力的なゲームに暴露されることで子どもの攻撃性が増えるという報告や、メディア時間が多いほど国語や算数・数学の学力検査の成績が良くないという報告もあります。メディア依存のリスクも知られています。日本小児科医会などからは2歳までのメディア視聴を控えることや、全てのメディアへの接触時間を1日2時間以内(テレビゲームは1日30分まで)を目安とすることが提唱されています。

メディアの利用についてはあらかじめ時間などルールを決めて適切な距離を取りながら利用することができると良いです。メディア以外の遊びや楽しみ、活動を考えることがメディアの時間を上手に減らすコツです。

より良い支援へ

子どもに関わる周囲の他の支援者(養育者、保健師、幼稚園・保育所の先生、学校の先生など)とも情報を共有することが大切です。

日々の関わりや生活の中でできる工夫を行いながら、それでも困り感が続く場合は周囲の他の支援者や身近な相談窓口に相談し、より良い工夫や支援の手立てがないか連携しながら探していきましょう。

 

身近な相談窓口や情報センター

発達障害情報・支援センターのホームページにも発達障害についての一般的な情報や各障害についての情報がありますのでさらに知りたい方はご覧ください。

<リンク>

 ・市町村の発達障害に関する相談窓口一覧

 ・宮城県発達障害者支援センター「えくぼ」

 ・発達障害支援者ホッとライン