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多賀城跡の東南4.5kmにある海に臨んだ丘陵で操業していた奈良時代前半頃の製鉄所です。製鉄炉の他に、燃料となる木炭を焼く窯、製品を加工する工房などがコンパクトにまとまって発見されました。原料である砂鉄は目の前に広がる砂浜で採取されたと推定されています。また、製鉄には専門的な技術と多くの労働力を必要とすることから多賀城直営の製鉄所と考えられています。
このような重要性から遺跡は保存され、史跡公園として活用されています。

鉄造りの様子イメージ図(多賀城市教育委員会提供)
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