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令和5年8月3日、仙台フォーラスにおいて、障害のある方の「買い物シーン」における困りごとを想定したMayii(メイアイ)アプリの体験会と、体験会に参加した障害のある方と東北福祉大学の学生の交流会を開催しました。
まず、視覚に障害のある堀内さん・特定非営利活動法人アイサポート仙台の善積さん(歩行訓練士)、聴覚に障害のある小野さんから、それぞれ視覚と聴覚の障害特性について講演していただきました。
次に、体験会では、障害のある方がリクエスト役、学生がサポート役を体験しました。
Mayii(メイアイ)アプリを使い、仙台フォーラス館内で待ち合わせをし、目的のお店まで一緒に向かうなどのサポートを行いました。
お店では、筆談ボードでコミュニケーションを取りながら、商品選びをサポートしました。
体験会の流れ
1 | 障害のある方(リクエスト役)が、「買い物シーン」における困りごとを想定し、Mayii(メイアイ)アプリを使って、サポート依頼を発信 |
2 | サポート依頼をアプリで受信した学生(サポート役)とマッチング・待ち合わせ |
3 | 困りごとのサポートを行う・受ける |
最後に、座談会形式の交流会では、助ける際のハードルなどを話し合いました。
助ける際のハードルとして、
「サポートしたい気持ちはあるが、話しかける勇気が出ない」
「サポートした結果、間違っていたり迷惑をかけてしまったらどうしようと考えてしまう」
などが、学生から挙げられました。
学生から挙げられたハードルに対し、
「人が多い場所で、近くについていてもらえるだけで安心感がある」(視覚に障害のある堀内さん)
「話しかける勇気がなくても、見守ることも一つのサポート」(歩行訓練士である善積さん)
「みんなで見守りながら自立に向けてサポートして欲しい」(聴覚に障害のある小野さん)
などのアドバイスがありました。
体験交流会を通しての感想として、
「Mayii(メイアイ)アプリをスマホに入れているだけではなく活用することと、『見守る』を意識して周りに目を配りたい」
「思っていたよりも声をかけるハードルが低いと感じたので、これからはもっと接していける気がした」
「聴覚に障害のある方と接するのが初めてだから緊張していたけど、体験会や座談会で手話を直接見て、手話自体にも興味を持った」
などが、学生から挙げられました。
引き続き、「障害のある人もない人も共生する社会」の実現に向け、県では、Mayii(メイアイ)アプリを活用した普及啓発に取り組んでいきます。
今回の体験交流会は、報道機関に取材いただき、テレビ放映されていますので、県内に広く相互理解の輪が広がればと思います。
放映内容については、以下のWebサイトよりご覧ください。
宮城テレビ放送
https://www.youtube.com/watch?v=I8-anv7sV2Y(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
東日本放送
https://www.khb-tv.co.jp/news/14973225(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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