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令和6年2月26日、Mayii(メイアイ)アプリ(以下「メイアイ」)の普及と「障害のある人もない人も共生する社会」の実現を目指した取り組みの一環として、東北福祉大学、宮城学院女子大学、尚絅学院大学の学生を対象とした障害福祉インクルーシブデザインワークショップを開催しました。
まず、車いすユーザーである特定非営利活動法人仙台バリアフリーツアーセンターの岩城さんと及川さんから「身体障がいの特性」について講演していただき、次に、東北福祉大学4年の車いすバスケ日本代表でもある伊藤さんから「身体障がい者とパラスポーツ」について講演していただきました。
続いて、ワークショップでは、講師も参加し、「あなたのくらす街が“やさしい”街となる」をテーマに、新しい体験やサービスのアイデアを考えました。
日常生活などで感じるモヤモヤを集め、良いモノ・コト(資産)であるヒントカード(強制連想法)を用いて、「モヤモヤ×ヒントカード=アイデア」をたくさん出しました。
たくさんのアイデアの中から、「自分がくらす街が、障害を理由とする差別のない価値ある風土になるか?」「うれしくなる人がイメージできる!自分で実現してみたい!もっと考えてみたい!」を選定基準に、「アイデア×アイデア=ショートストーリー」を作り上げました。
ショートストーリーの例1
「(飲食店の混雑や入店拒否により)A店に入店出来ない場合、近隣の同じジャンルのB店を紹介・案内するサービス」と「店頭に店内の混雑状況などを表示するタブレットが置いてあるサービス」を掛け合わせた「A店の店頭に設置しているロボットや案内板で、近隣の同じジャンルのB店を紹介・案内するサービス」によって、移動に困難を抱える車いすユーザーが、食べたいものを諦めることなく、空腹のないスムーズな食事ができる。
ショートストーリーの例2
「飲食店のおいしさを星ランキングで、やさしさをハートランキングで表す、人にやさしいミシュランガイド」と「(食の安心・安全だけでなく)人の安心・安全とおいしさを届けるダイバーシティ調理師免許」を掛け合わせた「おいしさ×やさしさマイスター調理人の店」によって、誰もが安心しておいしく食べられるあたりまえが作られる。
最後に、ワークショップで話し合った内容を、街なかでも実践や発見することができるメイアイの手助け機能やミッション機能を紹介し、体験してもらいました。
今後も県では、「障害のある人もない人も共生する社会」の実現に向け、障害のある方と学生などの交流を通じた普及啓発に取り組んでいきます。
今回の体験交流会は、報道機関に取材いただき、ケーブルテレビ放映されていますので、県内に広く相互理解の輪が広がればと思います。
放映内容については、J:COMチャンネル(仙台エリア)の「ジモトトピックス」(3月9日から15日まで)でご覧いただけます。
また、この番組は、放送エリア外でも地域情報アプリ「ど・ろーかる」でご覧いただけます。
番組の詳細については、以下のWebサイトよりご覧ください。
J:COMチャンネル「ジモトトピックス」
https://www2.myjcom.jp/special/jch/jimotopi/(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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