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北部地方振興事務所栗原地域事務所管内の西北部には、栗駒山を主峰とする奥羽山脈が縦走し、その支脈は南東に張り出して丘陵地帯が形成され、伊豆沼、内沼へと至っています。この丘陵地帯の間を一迫川、二迫川、三迫川が流れ、これら河川流域や沼の周辺に広がる耕土は本県における主要な穀倉地帯となっています。
栗駒国定公園は、宮城・岩手・秋田・山形の四県境にまたがる山岳公園で、栗駒山を主峰とし、虚空蔵山、須金岳、大鏑山、小鏑山(禿山)などの群峰で構成されています。平成30年度で指定50周年(昭和43年指定)を迎えた歴史ある自然公園で、優れた山岳景観を有しています。
コニーデ型火山の美しい山容を持つ栗駒山では、約150種類の高山植物が見られ、秋の紅葉時期は「神の絨毯」と称されるほど美しい景色が広がることから、県内外からたくさんの登山者が訪れます。また、栗駒山中腹の標高約700mに位置する世界谷地高原は、高山植物の群生地となっており、5月中旬のミズバショウを初め、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、ラサドウダン、エゾリンドウなど9月頃まで様々な花を楽しむことができます。なかでも6月下旬に湿原一面に咲くニッコウキスゲは一見の価値があり、毎年多くの観光客で賑わいます。
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栗駒山全容 |
栗駒山山頂からの眺め |
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世界谷地湿原のニッコウキスゲ |
世界谷地湿原のワタスゲ |
一桧山・田代県自然環境保全地域は、栗原市・大崎市にまたがり、東北大学川渡農場の北東に位置する標高約500mの台地状の地域です。
北東部の一桧山地域は、樹齢200年、胸高直径50cmを超えるブナやイヌブナの原生林が残されており、太平洋型と日本海型のブナ林の混合型が見られる学術的希少価値の高い地域です。また、一桧山には、県内で最も広い県有林であるこもれびの森があり、ブナやミズナラの天然林のほか、たくさんの野鳥や小動物たちが生息しています。森の中にはこもれびの道などの遊歩道が整備されており、季節の移ろいを感じながら散策を楽しむことができます。
南西部の田代地域では、県内では貴重な樹高16m、胸高直径30cm内外のハルニレの自然林が見られます。
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一桧山(いっぴつやま)地域遠望 |
こもれびの森森林科学館内装 |
こもれびの森について(外部サイトへリンク)(宮城県こもれびの森森林科学館管理事務所のホームページにジャンプします)
御嶽山県自然環境保全地域は、栗駒山の南側に位置する標高約480mの御嶽山を中心とした地域です。
御嶽山は、群生するアズマシャクナゲの自生北限地として知られており、学術的価値の高さから、国の天然記念物にも指定されています。アズマシャクナゲは毎年5月上旬から中旬にかけて開花し、見事な赤桃色の花を咲かせます。
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群生するアズマシャクナゲ |
アズマシャクナゲの花 |
伊豆沼・内沼県自然環境保全地域は、全国有数の鳥類生息地又は渡来地として有名です。昭和42年には「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に登録され、昭和57年には国設鳥獣保護区特別保護区の指定を受けました。さらに、昭和60年にはラムサール条約(特に水鳥の生息として国際的に重要な湿地に関する条約)の指定地として、国内では釧路湿原(昭和55年指定)に次いで2番目に指定登録されるなど、対外的な評価も高い、大変貴重な地域として知られています。
冬季の伊豆沼内沼には、5万羽以上の水鳥が飛来し、湖沼が賑います。また、マガンが早朝に一斉に飛立つ時の羽の音と鳴き声は荘厳で、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。
一方夏期は、多様な水生植物を育む伊豆沼・内沼が、いろとりどりの花を咲かせます。中でも、ピンク色の可憐なハスの花が青空の下で咲き乱れる光景は絶景です。
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伊豆沼から飛び立つマガン |
内沼に集うオナガガモ |
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伊豆沼に咲き乱れるハス |
宮城県では、冬季に3回のガンカモ類の生息調査(カウント調査)を行っています。
→生息調査結果について(宮城県自然保護課のページへ)
伊豆沼・内沼について(外部サイトへリンク)(公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団のホームページへジャンプします)
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