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ヨーネ病検査をうけましょう

ヨーネ病とは?

牛の炭そ,結核病,ブルセラ病などと同じ法定伝染病です。

ヨーネ病についての表
原因

ヨーネ菌という細菌の感染

感染経路

ヨーネ病感染牛の糞便で汚染された乳汁,水,餌などを介し,経口的に感染します。また,感染した母牛から子牛への感染もあります。

症状
  • 慢性の下痢がある,または下痢を繰り返す
  • 急激な削痩
  • 泌乳量の低下または停止
注意事項

ヨーネ病に感染しても,すぐには発病しません。
(半年~数年後に発病します)

見かけ上は健康に見えるために,ヨーネ病とは知らずに導入し,感染を広めるおそれがあります。

ヨーネ病に有効なワクチンや治療法はありません。

予防法

感染牛の早期発見と淘汰を行います。

感染牛を発見した場合,法律(家畜伝染病予防法第17条)に基づき殺処分されます。また,ヨーネ病発生農家は,発生年(1年目)は年4回の血液および糞便検査を,その後は発症の有無により2年目から3年目まで年1回,家畜保健衛生所が行う検査を継続的に受ける必要があります。

対策

家畜導入には十分注意してください。

ヨーネ病発生地域からの家畜導入は避ける(導入する場合は,ヨーネ病抗体検査結果(陰性証明)の確認を行ってください)

導入牛は家畜保健衛生所が行う着地検査を受ける(導入前に検査を行っていた場合でも,着地の際には再度検査を受けるようにしてください)

下痢,削痩,泌乳低下を示す牛の早期発見と淘汰(皆さんの家畜にこのような症状が少しでも見られた際は,すぐに家畜保健衛生所あるいはかかりつけの獣医師まで連絡してください)

ヨーネ病の発生状況

本病は1930年,イギリスからの輸入牛により広まりました。1981年以降は乳牛に限らず黒毛・褐毛等の和牛でも発生が見られるようになり,検査によって全国的に摘発されています。

北海道・東北地域における発生状況の表(頭数)農林水産省HPより引用
北海道 青森 岩手 秋田 山形 福島 宮城
平成21年 237頭 12頭 13頭 0頭 1頭 7頭 13頭
平成22年 245頭 8頭 8頭 0頭 1頭 11頭 43頭
平成23年 296頭 29頭 7頭 4頭 7頭 0頭 16頭
平成24年 316頭 40頭 4頭 1頭 0頭 0頭 14頭
平成25年 433頭 38頭 18頭 6頭 2頭 1頭 17頭
平成26年 657頭 25頭 5頭 0頭 3頭 0頭 18頭
平成27年 599頭 5頭 0頭 3頭 2頭 0頭 8頭
平成28年 518頭 25頭 4頭 0頭 1頭 0頭 7頭
平成29年 713頭 2頭 19頭 0頭 1頭 2頭 6頭

ヨーネ検査を受けるには?

定期検査を受ける

  • 宮城県では,24ヶ月齢以上の繁殖に供する牛(乳用牛・肉用牛)には定期検査が義務づけられています。
  • 方法:牛の血液を採取し,抗体検査を実施します。
  • 期間:5年に1度,地区毎に巡回検査します。
    【北部家保】ヨーネ病定期検査計画(地域割り)(PDF:205KB)(合併前の旧市町名となっています。)
  • 手数料:1頭につき700円

着地検査を受ける

牛を外部から購入してきたときなど,検査を自主的に受けることができます。

ヨーネ病検査手数料
抗体検査:700円 血液を採取し,検査します。
遺伝子検査:4,300円 糞便を採取し,検査します。より精密な検査になります。

検査を希望する場合は,家畜保健衛生所までご連絡ください。

お問い合わせ先

北部家畜保健衛生所防疫班

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-91-0730

ファックス番号:0229-91-0220

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