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譲渡を希望される方や譲渡先の飼い主さんなどから様々なご相談をいただきます。よくある相談と当所からのアドバイスをまとめました。
3.猫を室内だけで飼うのは可哀想です。外に出してもいいですか?
2.譲渡動物を家に迎えるまで、しばらく保健所に置いておいてもらえますか
猫は肉球を触られるのが苦手です。小さいころから体だけでなく足先や肉球も触り、肉球を触られることに慣らしておくことが大切です。爪を切られることが苦手な猫の場合は、おやつをあげながら爪切りをする、猫を洗濯ネットに入れて爪切りをする、1回ですべての足の爪を切ろうとせず複数回にわけて爪切りをする、などの方法があります。猫が嫌がる爪切りを、自宅で無理に行うことで飼い主と猫の関係性が悪くなることもありますので、動物病院やトリミング施設にお願いするというのも一つの手です。
同居猫がいれば互いに噛み合いながら噛む力などを学びますが、1頭飼いの場合それを学ぶことが難しくなります。甘噛みさせ続けていると本気噛みするようになってしまうので、甘噛みされないようにすることが大切です。人の手で遊ばせていると、手をおもちゃと認識して噛むようになってしまうので、おもちゃだけで遊ぶようにしましょう。当所では、子猫から飼い始める場合、可能であれば2頭以上で飼うことをお勧めしています。
室内にキャットタワーなどを準備し、窓の外を眺められるようにする、おもちゃで遊んであげるなどの環境を整え、飼い主がコミュニケーションをとることで、猫は室内でも十分幸せに暮らすことができます。
猫を外に出すと、交通事故にあったり、野良猫や野生動物とケンカして怪我をしたり、感染症にかかったりするリスクがあります。また、猫が周辺の住宅へ糞尿被害をもたらしたり、花壇を荒らしたりすることで、近隣トラブルに繋がることもあります。当所から譲渡する猫については、完全室内飼育をお願いします。
犬の場合
首輪とリードを準備してください。
伸縮タイプのリードは犬のコントロールが難しいため、伸縮しないタイプのリードの使用をお勧めしています。
また、必須ではありませんが、災害時や通院のため、犬の体格に合わせたクレート(キャリーケース)をご準備いただくことをお勧めしています。
猫の場合
室内用ケージ、動物用のキャリーケース、トイレ、猫砂を準備してください。
災害時の避難先ではケージでの生活を余儀なくされる可能性があります。室内で放し飼いされる場合でも、普段からお留守番や寝るときなどにケージを使い、猫をケージに慣らしておくことを推奨しています。猫は上下運動が必要な動物なので、2段以上のケージがお勧めです。
動物用のキャリーケース以外のバックや箱などは猫が逃げる可能性があります。譲渡時だけでなく、動物病院やペットホテルに行く際にも必要になるので、譲渡を受ける前に準備をお願いします。
保健所には様々な境遇の動物が収容されるため、保健所の収容施設では感染症にかかるリスクがあります。このため、譲渡を受けると決めた際は、なるべく早く家に迎えていただくようお願いしています。譲渡を希望する際は、家の準備状況や仕事・旅行で家を不在にする予定なども考慮し検討してください。
保健所では、譲渡した動物であっても預かりは行っておりません。ペットの預かりを行っているペットショップや動物病院、ペットホテル、ペットシッターをご利用ください。
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