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平成14年度PRTRデータ集計結果の概要

平成16年3月29日
環境生活部環境対策課
環境安全班(氏家、金野、木村)
内線2667

平成14年度PRTRデータ集計結果の概要について

特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(いわゆるPRTR法)に基づき、平成15年度に宮城県内の事業者から届出があった平成14年度の化学物質の排出量等の集計結果の概要についてお知らせします。

1 集計結果の概要

(1)届出状況平成15年4月1日から平成15年6月30日までの間に、宮城県内の14業種673の事業所から「平成14年度の化学物質の排出量・移動量」について届出がありました。(表1,表2)

(2)排出量及び移動量の概要

事業所から届出のあった平成14年度の環境への排出量の合計は1,900トンで全国の総量290千トンの0.65%でした。移動量の合計は2,280トンで全国の総量217千トンの1.05%でした。また、排出量と移動量の合計は4,180トンで全国の総量508千トンの0.82%でした。(表3)

環境への排出量1,900トン(総排出量・移動量の45.5%)は、大気への排出が1,700トン(40.7%)、公共用水域への排出が84トン(2.0%)、土壌への排出が7トン(0.2%)、事業所内埋立が109トン(2.6%)でした。また、移動量2,280トン(総排出量・移動量の54.5%)は、廃棄物としての移動が2,266トン(54.2%)、下水道への移動が14トン(0.3%)でした。(図1)

H14宮城県の総排出量

(3)排出量の多い物質

環境への排出量の上位5物質の合計は1,656トンで、総排出量1,900トンの87%に当たります。(表4)

大気への排出量の上位5物質の合計は1,605トンで大気への総排出量1,700トンの94%に当たります。トルエン、ジクロロメタン、キシレン等の物質は、溶剤、洗浄剤等として使用されており、揮発性が高い物質であるため、大気への排出が多くなっています。(表5)

公共用水域への排出量の上位5物質の合計は80トンで、公共用水域への総排出量84トンの95%に当たります。(表6)

土壌への排出量7トンは、エチレングリコールであり、路面凍結防止剤として使用されたものです。(表7)

事業所敷地内における埋立処分量上位5物質の合計は108トンで、事業所敷地内における総埋立処分量109トンの99%に当たります。(表8)

(4)移動量の多い物質

移動量の上位5物質の合計は、1,729トンで総移動量2,280トンの76%に当たります。(表9)

廃棄物への移動量の上位5物質の合計は、1,716トンで、廃棄物への総移動量2,266トンの76%に当たります。(表10)

下水道への移動量上位5物質の合計は、13トンで、下水道への総移動量14トンの約99%に当たります。(表11)

(5)排出量及び移動量の多い業種

排出量と移動量の合計は、4,180トンです。このうち、製造業23業種の排出量・移動量の合計は、3,751トンで全体の90%に当たります。

排出量・移動量上位10業種の合計は3,616トンであり、総排出量・移動量の86%に当たります。

上位10業種は、鉄鋼業845トン(20%)、電気機械器具製造業782トン(19%)、出版・印刷・同関連産業775トン(19%)、化学工業311トン(7%)、その他の製造業262トン(6%)、プラスチック製品製造業146トン(3%)、金属鉱業144トン(3%)、木材・木製品製造業129トン(3%)、石油製品・石炭製品製造業112トン(3%)、金属製品製造業110トン(3%)の順となっています。(表12、図2)

平成14年宮城県の排出量・移動量上位業種

2 情報提供

グラフ等を加え見やすく加工した集計結果を県のホームページ等に順次掲載する予定です。

なお、環境省及び経済産業省のホームページで全国の集計結果や個別事業所の情報を入手する方法について紹介しています。

お問い合わせ先

環境対策課環境影響評価班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号13階南側

電話番号:022-211-2667

ファックス番号:022-211-2696

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