ここから本文です。
「金のいぶき」は、低アミロース品種の「たきたて」を母、巨大胚糯品種の「北陸糯167号(後の「めばえもち」)を父として交配し、その後代より育成した低アミロース巨大胚水稲品種である。東北中南部では、中生の晩に属し、中稈で、草型は偏穂数型、玄米収量は、「ひとめぼれ」よりやや低く、千粒重はやや軽い。耐冷性が“極強”、いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pii”、いもち病ほ場抵抗性は、葉いもち“中”、穂いもち“やや弱”である。耐倒伏性は“中”、穂発芽性は“やや難”、玄米は白濁し、玄米品質はやや劣るが、胚芽が通常品種よりも大きく、玄米中のGABA含量が高い。精白米のアミロース含有率が低く、炊飯米は、粘りがあり、良食味である。栽培適地は、東北中部以南である。
水稲、巨大胚、低アミロース、新品種、金のいぶき
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください