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【文化財の所在地】気仙沼市浪板
【保存団体】浪板虎舞保存会
【内容】
虎舞は、岩手県大船渡地域を中心とする三陸沿岸に広く伝承されている大梯子を用いた風流系の芸能です。とりわけ気仙沼市域には7つの虎舞が伝わっており、県内で最も虎舞が盛んな地域です。
浪板虎舞は旧気仙沼に伝承されたものです。本虎舞の由来は定かではありませんが、「虎は千里往って千里還る」の謂われに因み航海安全を祈願して、江戸時代以来、飯綱神社(気仙沼市浪板に所在)に奉納されてきたものであるといわれています。
本虎舞は浪板地区の郷土芸能として受け継がれてきましたが、昭和41年本虎舞の保存・伝承を目的として、「浪板虎舞保存会」が発足しました。なお、構成員は、浪板1区・2区の両行政区に居住する全戸世帯です。
本虎舞は、笛と大小の太鼓が奏でるテンポのよい打囃子にあわせて、約15メートルの大梯子に、虎バカシ(虎の先導役)と3人立ちの虎が登って演じる勇壮な舞が特徴です。虎舞は、岩手県大船渡地域を中心とする三陸沿岸地域が発祥とされますが、宮城県内における虎舞の発展形態を知る上で、本虎舞の存在形態は重要です。本虎舞は、浪板地区の郷社である飯綱神社の例祭に航海安全・大漁祈願として奉納されてきたもので、地域社会と結びついて発展してきた芸能です。そのため地区一体となった保存会が組織されており、次世代への継承が顕著に見られます。

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