子供の「遊び」を支えるプログラム【北部】
「遊び」は,子供の自立を促進し,思考力や想像力の育成に重要と言われます。
子供自身が興味を持って集中している時が大切であり,思考し,工夫し,アイディアを自由に試しながら遊んでいる時は,脳も活性化していることが示されています。
大人の役割は,遊びのきっかけづくりを支援し,集中して取り組んでいる様子を少し離れた所から見守ることです。
「一人遊び」を支えるプログラム例
準備する物
曲がるストロー2本,綿棒(普通サイズ),セロハンテープ
作り方
- 片方のストローの吸い口部分に,はさみで2cmくらいの切り込みを1本入れる。
- もう一方のストローの吸い口に,切り込みを入れたストローの吸い口を差し込む。
- 差し込んでつなぎ合わせた部分を,セロハンテープで留める。
- つなぎ合わせたストローがS字になるように,ストローの曲がる部分を折り曲げる。
※空気の通り道が狭くならないように,隙間を開けるようにする。
- S字に折り曲げたままになるように,セロハンテープで固定する。〔完成〕
【遊び方】~ストローが「吹き矢」本体,綿棒が「矢」~
- 楽しく遊べるように「的」を工夫して作ります。
- 的に当てた回数や,的に数字を記入して得点を計算をしながら遊びます。
- 綿棒の「矢」に色付けしたりイラストを描いたりします。
- ストローの先端を短くして,矢の飛び方も変化させます。
準備する物
液体洗濯洗剤15ml,洗濯のり(PVA:プリビニルアルコール)50ml
※洗濯洗剤は,成分表示を確認し,「ホウ酸入り」のものを選ぶ。
※洗濯のりは,PVA表記のあるものを選ぶ。
作り方
- 容器に洗濯のりを入れる。
- 洗濯のりに洗濯洗剤を,少しずつ加えて混ぜる。(徐々に固まってくる。)
- ある程度固まるまで混ぜ合わせたならば取り出し,手でこねる。〔完成〕
遊び方
- 絵の具や食紅で着色しながら,色の組み合わせを考えます。
- 洗剤とのりの配分を変えて,いろいろな柔らかさのスライムを作ります。
- スライムにストローを差し込み,息を吹き入れて“スライムバルーン”を作ります。
準備する物
ストロー1本,画用紙,セロハンテープ
作り方
- 画用紙を25cm×2cmと15cm×2cmの大きさに,1本ずつ切る。
- それぞれを輪状にし,セロハンテープで留める。
- それぞれの輪の内側に,ストローの両端をセロハンテープで留める。〔完成〕
【遊び方】~小さい輪を前にして飛ばす~
- より遠くに飛ばすために,飛行機のデザインを工夫して作ります。
- 輪を四角にしたり,全体サイズや各パーツの大きさを変えたりして,飛び方を比べます。
準備する物
折り紙6枚以上
パズルピースの作り方
- 折り紙を半分に折り,中央の折り目に沿って“観音折り”する。
- 左上から右辺に合わせて三角形が見えるように折り重ねる。
- 同じように,右下から左辺に合わせて三角形が見えるように折り重ねる。
- 折り重ねた三角形を一度元に戻し,右側の観音折りの内側に左上から三角形を差し込む。
- 同じように,左側の観音折りの内側に右下から三角形を差し込む。
- 最後に,右上部分と左下部分の角を,折り目に沿って折る。
〔完成〕
遊び方
- 6個のピースの組み合わせを考えて,四角形を作ります。
- さらに,12個のピースを組み合わせを考えて,多角形を作ります。
- より多くのピースの組み合わせを考えて,いろいろな形の立体を作ります。
- ピースの大きさをアレンジして,いろいろな大きさの立体を作ります。