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令和元年度第2回管内協働教育研修会【北部】

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月10日更新

 令和元年11月28日(木曜日)に大崎合同庁舎において,「第2回北部管内協働教育研修会」を実施しました。
 北部管内の小・中学校教職員や各市町教育委員会職員等,85名が参加し,『学校・家庭・地域が相互に教育力を活用して,地域の子供を地域全体で育む』ということについて理解を図るため,聴講やグループ協議を通じて研修しました。

【講師】  東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科
                     学科長・准教授 岡崎エミ 

 講義 『社会に参画する人材の育成に必要な教育

 岡崎氏は,「何のために“協働教育”をするのか」ということを主体者として模索することが肝心であり,“新しい時代を生きる人のために”という思考を持つことが大切であると説き,現代の社会情勢や今後予想される社会変化を踏まえて講義を展開しました。
 現代社会から“時代”を変える大きな要因として,人口減少,少子・超高齢社会化,AI・ロボット科学の進展があり,何が起こるのか分からない時代,「Society5.0」がやってくるとし,特に,AIの進歩によって人間に知識量を第一に求める時代ではなくなると説明しました。
 子供たちを育成する上では,「トライ&エラー」による学習に大きな価値があることや,プロジェクト型人材の育成が求められることを教授し,「やってみようと思える力」を育んでいくことの重要性を説きました。
 協働教育の更なる推進に向けては,「“地域に信頼のできる大人ができた”とか“地域の仕事を知ることができた”と自覚する子供の成長実感は高い」として,「子供たちを地域につなぐ役割が求められている」「コーディネーターを配置することだけでなく,皆が“コーディネータブルな能力”を上げていくべきである」と教示しました。


 氏は,「何を研修しに来たのか」とか「子供たちはどのような力を身に付けたならば生き残れるか」などを参加者に問い掛け,対話を取り入れて講義を進めました。次代を担う子供たちを育むために必要な要素を説く一方で,やるべきことの整理や必要な仕組みづくりについては参加者が主体的に考えることを促しました。
研修の様子研修の様子研修の様子
研修の様子研修の様子研修の様子

 グループ協議 『地域学校協働活動の評価と次年度計画構想』

 グループ協議を行う前に,(1)今年度活動・事業の達成状況を確認・評価,(2)実践上の課題を解決する取組の構想を,参加者が個別に行いました。その後,グループ協議で,(3)地域及び学校が独自に行う場面や一緒に活動する場面を具体化し,連携・協働活動の概要を考案するという活動に取り組みました。
 自分自身や所属する機関が取り組んできたことについて振り返りを行ったことによって,活発に情報交換や意見交換をする参加者の姿が多く見られました。

研修の様子研修の様子研修の様子

 参加者の事後アンケート

<原文のまま ※一部抜粋 ※研修内容に関すること

  • 「系統」をデータ分析し,まとめる作業をしていこうと思いました。「おおまかさ」も大切で,各自がイメージがもてるようにすることが,今私ができる協働かなと思いました。各教科・領域に携わっている私たちがどんな風にリンクできるか考えることが大切な時期に入ったと実感しました。教育計画,もう少しまとめていきたいです。“~教育”が多すぎです。(志,総合,キャリア,地域…は一緒に考えていきたい。)
  • 「やってみよう」という気持ちを忘れずに,地域の方々をまきこんで活動していければと思います。他の地域の先生方と情報交換をすることができてよかったです。(もしできれば,岡崎先生のパワポの資料をいただきたかったです。)
  • 学校関係者だけではなく,行政関係者とも意見交換,情報交換ができてよかった。両者がタッグを組むことで,協働教育が進むと感じた。
  • 教育事務所で人材等を紹介していただくことができると,さらに推進していけるのではないでしょうか。また予算の問題も生じる場合があるので相談にのっていただければ。
  • 教職員の負担感を増やさずに地域との連携を図るために,教員そして地域の人々(ボランティア)の意識改革をしていく必要があると思いました。又,学校と地域をつなぐ立場の人材を確保していくことも,改善への近道ではないかと思いました。
  • 協働教育に取り組む意義や必要性について,今年度の学校行事等への取組をとおして十分に感じることができました。また,今回の研修をとおして,年間の計画の立て方,見通しのもち方だけでなく,他校の具体的な取組について知ることができ,とても参考になりました。次年度の実践発表も楽しみです。
  • 協働教育の推進はもっともだと思うが,来年度以降の各教科の時数などを考えると,どう位置付けるか大変難しいと感じた。
  • 今日の研修,1部2部ともすごく楽しくためになる研修でした。一緒に話した方もすごくためになるお話をしてくださり,今後の仕事の参考にしていきたいと思います。
  • 講義,グループ協議を通して感じたことは,それぞれの地域・学校によって環境が違い,課題の多様性もありましたが,それぞれの地域・学校のやり方,特徴を生かしていくこと,もっと情報共有し,試していくことが大切ということでした。学校全体の意識をあげていきたいと思います。
  • 講義では,義務教育学校と高等学校の地域連携の考え方の違いを確認することができました。地域連携の教育的効果をどのように理解していただくかが課題となると思います。また,各校の年間計画の事例が大変参考になりました。
  • コーディネーターの存在が大切だと思いました。コーディネーターの予算的な裏付けや人事・人材の適正化をお願いいたします。話し合い活動はとても有意義でした。
  • 今回資料でいただいた「地域学校協働活動の評価と次年度計画構想」の資料は,来年度の計画立案に大変参考になるものと思いました。
  • 色麻町は地域学校協働本部がとても充実したサポートをしてくれているので助かっています。学校,地域双方向でメリットが得られるように努めていきたいと思います。
  • 自校の全体計画の見直しを早急に取り組みたいと思います。岡崎先生のお話を伺い,「やってみる」ことの大切さを教えていただきました。学校から発信して地域にどんどん出ていく活動を今後計画に盛り込んでいきたいと考えます。
  • 地域学校協働活動の研修を受けて,組織をつくっていくことが大切だと思いました。地域と連携していくために,学校の担当者だけでなく,地域の方も含めたコアメンバーで話し合っていくことが大切だと思います。どう組織をつくっていくのかが大きな課題です。
  • 地域学校協働活動を推進するためには町の行政との連携も大切だと感じた。
  • 地域がら,協働教育が重要な地域です。学校,地域公民館が文字通り協働して子どもたちの教育を行っています。
  • 地域コーディネーターの方はいますが,実際にコーディネーターの方に主体的に活動していただける場をつくることができませんでした。地域学校協働本部などの組織化と具体的な取り組みについて,学校だけでなく地域,行政の方と話し合う場があればよいと思います。
  • 地域と連携するにも,1人の教師がいくつもの仕事を担当しているので,しなくてもいい仕事を減らしていくのが必要であると考える。そのことを考える時間の確保も難しい状況である。
  • 地域連携担当1年目であり,連携のあり方,どのようなことができるのか様々なことを考えるが何もできていない状況である。例年行っていることをさらに進化させることや地域・生徒のニーズにあった新しい取組などしっかりやらなければと痛感しています。このような研修での講話や事例発表,意見交換できることは大変ありがたいことです。
  • 地区の小学校にはとてもお世話になっております。しかしながら,今後,小学校の統廃合によって地域と小学校の関係(結びつき)をどのようにして行けばよいか…地域として悩んでいます。
  • 統合する地域がこれから増えていくと思いますが,統合後の地域連携のスムーズな活動を県の方でサポートしていただければと思います。小学校中心のコミュニティが変化して新しいものにつくり変えることは様々な面で大変です。これを機に公民館が中心になる地域にモデルチェンジできるとよいと考えます。
  • 古川中学校では地域の方との関わりを意識した教育活動を行っていますが,今後もそれを継続し,発展させていく必要性を感じました。地域の中で“生きている”という実感が子ども達の内面に育てる上で非常に大切なことだと思います。今日は貴重な学びの場を与えていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
  • 勉強不足からかもしれませんが,地域の方とつながる人材を発掘するのにどこにお願いしたり相談したりすればよいのかがよくわかりません。前年度の担当の方にきいて前年度のまま実施しているのが現状です。今日の講義は,子どもたちを「やってみよう」と意欲づけるもとをつくる大切さが分かり,とても勉強になりました。興味深い内容でした。
  • 本校は地区公民館さんを中心に協働教育が盛んである。これまでの取組を継続して実施するとともに,少しでも児童のためになるよう工夫していきたい。また,他校の先生方に本校の取組を伝えていきたい。
  • 本当に本当に有意義な研修会でした。自分の地域の協働計画について,成果と課題をたしかに感じることができました。本当にありがとうございました。私の夢は六日町大学に岡崎エミ先生を呼ぶことです。