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掲載日:2015年1月14日

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講演会/講座|平成26年度美術館講座

平成26年度 美術館講座

「戦後の美術と批評をめぐって」

今年の美術館講座は、「針生一郎と戦後美術」展の開催に合わせ、日本の美術と批評をテーマに開催します。宮城県生まれの針生一郎(1925-2010)は、終戦後間もなく、美術評論家としての活動を開始しました。終生現役を貫いて、同時代の美術と社会との関わりを論じつづけ、美術批評史上に欠かせない存在となっています。今回は、評論家・針生一郎が生きた1950年代から現在にいたる美術と批評の状況を、画家、評論家という立場で活躍する4人の講師が、それぞれの視点からお話します。

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第1回 2015年3月1日(日曜日) 午後1時30分―午後3時

池田龍雄氏(画家) 「戦後からの出発-日本の前衛芸術家たち」

池田龍雄(いけだたつお)1928年生まれ。画家。48年多摩芸術大学(現多摩美術大学)入学。在学中、花田清輝主宰の「夜の会」に参加。初期は、社会問題に直接取材して描く「ルポルタージュ絵画」を手がけ、やがて人間の本質を鋭く風刺したペン画のシリーズ、宇宙や生命を連想させる「BRAHMAN」シリーズなど独自の作風を展開。個展、グループ展への出品多数。著書に『芸術アヴァンギャルドの背中』(沖積舎、2001)など。

第2回 2015年3月8日(日曜日) 午後1時30分―午後3時

光田由里氏(美術評論家) 「批評の英雄時代-戦後美術と戦後批評の成立」

光田由里(みつだゆり)美術評論家。京都大学文学部卒業後、富山県立近代美術館、渋谷区立松濤美術館に勤務。写真と近・現代美術史を専門とし、多数の展覧会を企画。美術評論活動も行っている。主な著書に、『写真、芸術との界面に―写真史一九一〇年代-七〇年代』(青弓社、2006)、『高松次郎 言葉ともの―日本の現代美術1961-72』(水声社、2011)など。

第3回 2015年3月15日(日曜日) 午後1時30分―午後3時

椹木野衣氏(美術評論家) 「美術批評の現在進行形」

椹木野衣(さわらぎのい)1962年生まれ。美術評論家。多摩美術大学教授。同志社大学文学部文化学科を卒業後、初の評論集『シュミレーショニズム ハウス・ミュージックと盗用芸術』(洋泉社、1991)を刊行。以後『日本・現代・美術』(新潮社、1996)など次々と著書を発表し、現在まで日本の美術評論を牽引し続けている。現在月刊誌「美術手帖」に「後・美術論 第二部・流浪篇」を連載中。

第4回 2015年3月22日(日曜日) 午後1時30分―午後3時

沢山遼氏(美術評論家) 「批評の闘争/事物の思考-針生一郎を読む」

沢山遼(さわやまりょう)1982年生まれ。美術評論家。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。2010年「レイバー・ワーク―カール・アンドレにおける制作の概念」で『美術手帖』第14回芸術評論募集第一席。共著に論文「ポスト=メディウム・コンディションとは何か?」を収めた『コンテンポラリー・アート・セオリー(EOS ART BOOKS SERIES 001)』(EOS ART BOOKS、2013)など多数。美術家と評論家が同格で関わる自主企画展「引込線」などにも活躍の場を広げている。

平成26年度 美術館講座

会場:

宮城県美術館アート・ホール(佐藤忠良記念館地下1階)

定員:

60名(※各回ごと。一回のみの聴講も可能です。)

料金:

無料

お申し込み:

電話または当館創作室にて受付

Tel:022-221-2114(教育普及部直通)

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