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みやぎ海外絆大使の活動報告(エクアドル)

隊員紹介

渡邉 靖子(わたなべ やすこ)さん

派遣期間:2019年1月~2021年1月

派遣国:エクアドル

職種:理学療法士

エクアドルでの活動報告

概要

2020年1月末時点でエクアドルに派遣されているJICA海外協力隊員(以下:協力隊員)の数は43名です。エクアドルは、コスタ(海外平原地帯)、シエラ(山岳地帯)、オリエンテ(アマゾン地帯)、ガラパゴス諸島の4地域に分かれています。現在、私はシエラのボリーバル県サンミゲル市にボランティアとして派遣されています。

今回、勤務しているリハビリテーションでの活動と1年間の生活を通して知ったエクアドルについて紹介をしていきたいと思います。

配属先でのボランティア活動

私は市役所配属のリハビリテーションセンター(以下、配属先)に派遣され、活動しています。私の配属先は、以前に2名の作業療法士が協力隊員として派遣されており、私で3代目となります。派遣の要請内容は、(1)地域住民の健康に対する知識の向上、障がい予防、(2)同僚の知識・技術移転をしてほしいということでした。

1年の活動を通して、健康講座の実施や同僚への知識・技術移転、エクアドルのリハビリテーションの状況把握等を実施してきました。最近では、同僚と貧困層の方の自宅へ行き、自宅の状況把握やリハビリが必要な身体の状況かどうか判断するために評価を行っています。

エクアドルに来てから約1年が経過しますが、まだまだ私にとってスペイン語は難しく、日々勉強中です。協力隊員として、エクアドルで活動を行っていますが、それ以上に同僚や地域の人々、患者さんに私自身が助けられています。残り1年、少しでも地域の人々に恩返しができるよう、活動を行っていきたいと思います。

市役所で健康講座を実施

訪問リハビリにて、車椅子の駆動練習

訪問リハビリにて、杖の利用方法を指導

自宅環境の把握のために、同僚と患者の自宅訪問

人々の生活の様子

エクアドルについて

上記で述べたように、エクアドルには、コスタ、シエラ、オリエンテ、ガラパゴスの4地域があります。面積25.6万平方キロメートル(本州と九州を合わせた地域)という大きな国ではありませんが、バスで少し移動をするだけで、さまざまな気候や文化、食事を楽しむことができるのがエクアドルの魅力だと感じます。また、世界遺産であるガラパゴスは、様々な生態を見ることができ、エクアドルのもう一つの魅力だと言えます。私が派遣されている市は、トウモロコシが特産物であり、収穫時期には、あたり一面が緑色になり、とても綺麗な景色をみることができます。

食事情

エクアドルでは、地域によって様々な食事を味わうことができます。コスタでは、魚介類が豊富なためセビーチェ(魚介類のレモンじめ)やエンセボジャード(魚介類が入ったスープ)等が有名です。シエラでは、ウミータ(とうもろこしとチーズの蒸し料理)、キンボリート(蒸しパンのようなもの)、トルティージャ・デ・マイス(とうもろこしの粉を平たくし、チーズを入れ焼いたもの)など様々なとうもろこし料理を味わうことができます。オリエンテでは、マイト・デ・ティラピア(魚の蒸し料理)が特に有名です。

個人的に、キンボリートやトルティージャがお気に入りです。様々な地域に行くと、地域特有の食事を楽しむことができるので、旅行の楽しみの一つでもあります。

エクアドルの家族とウミータ作り

セマナサンタ(聖週間)の日の特別料理

セマナサンタ(聖週間)の日の特別料理ファネスカ(スープ)

お問い合わせ先

国際政策課交流推進第二班

仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2277

ファックス番号:022-268-4639

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