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近年、全国的に多発する豪雨災害。河川管理者が主体となって行う治水対策に加え、地域全体で水害に備える「流域治水」の考え方が重要視されています。
宮城県では、この流域治水の重要な取組の一つとして、水田の持つ雨水貯留能力を最大限に活用し、洪水被害を緩和する「田んぼダム」の取り組みを強力に推進しています。
田んぼダムは、その名の通り、「普段は稲を育む田んぼとして機能し、大雨が降った時だけ一時的にダムの役割を果たす」仕組みです。
その鍵となるのが、田んぼから排水路に水を落とすための設備である「排水桝(はいすいます)」の工夫です。
通常の落水桝の排水口に、元々の口径より小さい穴の開いた「ロート型堰板(調整板)」を設置します。
大雨が降った際、小さな穴によって田んぼからの排出量が抑制されることで田んぼに一時的に雨水を貯め、排水路や河川の急激な水位上昇を防ぐことができます。



田んぼダムの実施により、通常の水田と比べ、ピーク水量(最大排水量)を60%~70%抑制することができます。

排水状況の比較

令和6年度時点で栗原市の田んぼ16,000haのうち約560haで取り組まれています。


栗原NN部では2023年から2024年にかけて田んぼダム普及活動に使用する田んぼダム模型を職員自ら製作しました。
その田んぼダム模型設計図面を提供いたしますので(制限あり)みなさんも田んぼダム模型を手作りしてみませんか?
詳細については下記の画像にリンク掲載していますのでご覧ください。
↓ここをクリック
栗原NN部では田んぼダム出前講座を行っています。
「田んぼダム」について理解向上や普及拡大を目指し、県職員が出向いて、模型を使用しながら講座を実施します。
詳細は下記のリンクに掲載していますのでご覧ください。
田んぼダムの仕組みについては、宮城県公式YouTubeチャンネルでも動画でわかりやすく紹介しています。
下記URLから是非ご覧ください。
URL:仕組み丸わかり!模型で実験「田んぼダム~普段は田んぼ,時々ダム~」(YouTube)(外部サイトへリンク)
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