掲載日:2022年12月7日

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みやぎ海外絆大使の活動報告(ケニア)

隊員紹介

小野寺 莉子(おのでら りこ)さん

派遣期間:2021年11月~2023年11月

派遣国:ケニア

職種:コミュニティ開発

ケニアでの活動報告

はじめに

 私は青年海外協力隊コミュニティ開発隊員として2021年11月中旬にケニアに赴任しました。配属先は、ケニア第3の都市キスムから車で約1時間のカティートという町に位置するニャカチサブカウンティの保健事務所です。この記事では、ケニアや活動地域、日々の活動について簡単にではありますが紹介させて頂きます。

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(配属先:ニャカチサブカウンティ保健事務所)

ケニア共和国について

 ケニア共和国は東アフリカに位置し、人口は約5377万人、国土は日本の1.5倍を有します。公用語は英語、国語はスワヒリ語、その他に42以上あるといわれる民族がそれぞれの言葉を用います。私の活動するケニア西部はルオ族が住む地域であり、アフリカ最大の湖であるヴィクトリア湖に面しています。ここでは、ティラピアや現地でオメナと呼ばれる小魚がウガリ(ケニアの主食)や野菜と共に好んで食べられています。

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 また、ケニアは国立公園と国立保護区が海陸合わせて65あり、野生動物の宝庫です。そこではサファリが楽しめ、日常でもキリンやシマウマをはじめとする動物たちと道で出くわす機会が多くあります。特にナクル国立公園で見られるフラミンゴの大群やマサイマラ国立保護区で7月下旬から9月中旬に見られるヌーの大群は圧巻です。

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具体的な活動

 私の配属先からの要請内容は、前職である看護師・保健師の経験を活かし、地域における健康や衛生を支える健康教育活動の発展と地域の医療サービスを向上させるというものです。保健事務所の同僚や病院の看護師らと共に予防接種推進や医療機関が近くにない地区での医療の提供、学校を訪問しての性教育やCHV(地域保健ボランティア)らとトイレ等の衛生環境に問題がある家庭の調査と改善指導をこれまで行ってきました。そして現在は、現状ある課題の優先順位から5S-KAIZENという職場環境改善及び品質改善の手法を用いた活動に重点的に取り組んでいます。5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の各ステップの頭文字をとって名付けられたもので、この手法を用いて、業務プロセスにおけるあらゆる無駄を削減し、限られた資源の中で行える保健医療サービスの質強化を目指しています。

 私のボランティアとしての活動任期は残すところ1年となりましたが、少しずつ着実に活動を進めていきたいと考えています。

 最後になりますが、ケニアはとても魅力溢れる国ですので是非一度は訪れて頂きたいです。その際は虫よけアイテムと防寒具、性能の良いカメラをお持ちになることお勧め致します。

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お問い合わせ先

国際政策課交流推進第二班 窓口:漆原

仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2277

ファックス番号:022-268-4639

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