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登米市内の巨樹古木

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

はじめにとご利用上の注意

 この「登米市の巨樹・古木案内」は,市内の天然記念物指定を受けている木を中心として,地域で名木とされているものをリストアップしたものです。中には地元の方にもその存在を忘れられつつある名木もあります。長いものでは,数百年にもわたって,登米市の歴史を見続けてきた名木もあります。
豊作の年,収穫を祝う祭りのにぎわい。凶作の年,飢饉,氾濫する北上川や迫川の流れ。これら人間のよろこびや悲しみを幾度も幾度も見つめてきたこれらの木々が,いつまでも人々に敬愛され,天寿を全うできることを願っています。
すべての木とその周囲の土地には「所有者」がいらっしゃいます。特に個人所有の巨木・古木の場合には,所有者の了解を得てから訪問されるようお願いいたします。

登米市の巨樹・古木一覧
迫町山王の桜
登米町日根牛の大栗
寺池城址の松
八幡神社の桂
針田の子持杉
東和町東昌寺のイチョウ
東昌寺のオンコ
相川のサイカチ
たねまき桜
大同桜
頼光寺のカヤ
八幡神社の大杉
万年桜
中田町長谷寺の遮那桜
八幡神社の姥杉
赤城神社のオンコ
豊里町保手のカヤ
米山町明神前のサイカチ
武道ヶ崎のカヤ
松壽院のイチョウ
長源寺のサルスベリ
石越町昌学寺の不老桜
南方町興福寺の杉
宗恵寺のイチョウ

 

山王の桜

大同年間(806~809年)坂上田村麻呂が蝦夷征伐でこの地に陣を張り凱旋の時記念に植えたと伝えられ、現樹は数回植え継ぎされたものとも言われている。幹は三つに分かれ、根元付近の幹は腐朽が激しく、空洞化が進んでいる。枝葉は全体的に少なく、枝枯れも生じ、樹勢は著しく衰弱している。コケに覆われツタが絡まる古色蒼然とした様はまさに千古腐朽の神々しい雰囲気を醸し出している。

山王の桜

所在地登米市迫町北方字相ケ沢山王権現境内
樹種サクラ
区分天然記念物(町指定)
指定日平成13年10月23日
樹齢推定600年
樹高13m
根元周囲8.6m

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日根牛の大クリ

慶安元年(1648年)、この地に真言宗の蔵福寺と称する寺があり、その頃植えられたと伝えられている。このクリは栽培種の丹波栗であるが、本県ではまれに見る巨樹・古木である。平坦な民家の門口に凛然と立ち、樹皮の深い亀裂が幹を巻き込むように大きく旋回する様は、見るものを圧巻する。

日根牛の大クリ

所在地登米市登米町大字日根牛字浦小路
樹種クリ
区分天然記念物(県指定)
指定日昭和48年5月15日
樹齢約355年
樹高8.0m
胸高直径1.8m
根元直径2.2m

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寺池城跡の松

寺池城址の町立懐古館の入口にあり、高さ5mほどの石垣の上から、折れて二またになった幹や枝が蛇行しながら下垂している。この様はあたかも2匹の竜が絡み合っているように見えることから「双竜の松」とも呼ばれている。枝垂れ性のアカマツは珍しく、このような極端な形態はほかでは見られない。

寺池城跡の松

所在地登米市登米町寺池字桜小路
樹種アカマツ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和51年5月21日
樹齢約400年
樹高4m
胸高直径0.9m
根元直径0.9m

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八幡神社の桂

初代藩主伊達宗直が八幡宮をこの地に遷した際、植えたと伝えられる。このカツラは八幡山の登り口にあり、高さ7mほどで主幹を失っているが、幹化した5本の太い枝を四方に広げ、静かに城下を見守っている。新芽は淡紅色で花が咲いたように美しく、八幡山の春の先駆をなしている。

八幡神社の桂

所在地登米市登米町寺池字道場
樹種カツラ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和51年5月21日
樹齢300年
樹高25m
幹廻り7.3m

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針田の子持杉

江戸中期元文年中に植えたと伝えられ、元来3~4本植えたものが成長につれ密着し、このような奇観を呈するようになったと思われる。昔こどものない夫婦が祈願の末、ついに子供が授かったところからこの名が出ている。

針田の子持ち杉

所在地登米市登米町小島字西針田
樹種スギ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和51年5月21日
樹齢推定250年
樹高27m
根廻り4m

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東陽寺のイチョウ

寛文事件の原田甲斐の首を梵鐘に隠して運び、このイチョウの根元に密葬したと伝えられている。本堂の裏庭にあり、主幹が落雷で折れた後、5本の萌芽枝が幹に変化し樹冠を構成している。雄株で実はならないが、南側の太枝からは乳柱が垂下し、乳イチョウとして参拝者も多いという。

東陽寺のイチョウ

所在地登米市東和町米谷字越路 東陽寺
樹種イチョウ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和45年12月14日
樹齢推定500年
樹高41m
幹廻り6.5m

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東昌寺のオンコ

天正6年(1578年)東昌寺の入仏式を記念して植栽されたと伝えられる。樹形はほぼ球形で、枝葉が密生している。幹は3mの高さで四つまたになり、幹表面は筋状の凹凸を呈し、根元には大きな空洞がある。雌株で赤い漿果をつける年は見事だと言う。

東昌寺のオンコ

所在地登米市東和町米谷字寺沢 東昌寺
樹種イチイ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和49年4月18日
樹齢425年
樹高9.3m
幹廻り2.7m
枝張り東西12m南北10m

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葛西氏のサイカチ

 登米郡内には民家の門前にサイカチの古木が多い。樹齢が約400年と大きさもほぼ同じ。これは、鎌倉・室町時代にこの一帯を統治していた戦国大名「葛西氏」に由来する。
 その17代晴信は豊臣秀吉の小田原征伐に参戦しなかったため、領地を没収された。その後新領主の乱暴狼藉に抵抗して「葛西・大崎一揆」が勃発したが、伊達政宗による一揆討伐が行われ、葛西氏は没落した。しかし、葛西家遺臣たちは密かに「葛西勝つ」を合言葉に再興を誓い、その目印として門前に「サイカチ」の木を植えたと伝えられている。
 この葛西一族のサイカチ伝説は県北や岩手県に多く残っている。その代表的なサイカチの古木2例を紹介する。

相川のサイカチ

【相川のサイカチ】

所在地登米市東和町米谷字相川
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和46年10月8日
樹齢約400年
樹高約10m
幹廻り約3m
形状幹は高さ3mで3本に分岐し樹冠を広げ、樹肌は若々しく実も多く樹勢は良好


明神前のさいかち

【明神前の皀莢(さいかち)】

所在地登米市米山町中津山字明神前
樹齢約400年
樹高13m
胸高直径1.7m
根元直径1.8m
形状幹は老化し空洞化しているが、 かろうじて枝が立ち上がり樹冠を形成するも衰退が激しい


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たねまき桜

昔はこの桜の咲くときを基準に種まきをしたという。里人に永く親しまれてきたヤマザクラの古木である。小高い丘に見下ろすように孤立し、幹が高さ4mほどから3本に分岐し大きく枝を四方に広げている様は圧巻である。花期には遠くからでも眺められ、花見桜として知られている。

たねまき桜

所在地登米市東和町米谷字南の沢
樹種サクラ
樹齢推定800年以上
樹高18m
幹廻り3.4m
枝張り東西19m南北20m

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大同桜

大同(806年)の頃、坂上田村麻呂の手植えと伝えられ、東和町一の大規模な山城である鳩岡城本丸跡の北西端に静かに立っている。現在のものは植えつがれた何代目かのものと思われるが、根元から幹の腐朽が激しく、樹勢はかなり衰弱している。太く古い枝が辛うじて生命を保っているが、周りの杉林が陽光を遮っており、開花への期待は難しい。

大同桜

所在地登米市東和町米川字西上沢
樹種サクラ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和46年10月8日
樹齢不明
樹高7.5m
幹廻り4.5m

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頼光寺のカヤの木

本堂前の駐車場の緩斜面に孤立し、幹は7m付近で二股になるが、樹冠はほぼ円錐形を呈している。幹は樹皮がうすくはがれ条痕も顕著で古木の風格を感じさせる。日本樹木図鑑によれば、日本の北限は本吉郡本吉町法岳国有林となっている。この「カヤ」の木も北限の地にあって、これほどの大木で古木は珍しいという。

頼光寺のカヤ

所在地登米市東和町米川字城ノ内 頼光寺
樹種カヤ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和57年11月24日
樹齢推定500年
樹高16m
幹廻り4.5m

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八幡神社の太郎坊・次郎坊杉

社殿の右側に、2本の杉が仲良く聳立し、天空を覆うばかりの姿は訪れるものを圧倒する。巨木の割には樹勢が旺盛で、住民からは神木として、また太郎坊・次郎坊として親しまれている。

八幡神社の太郎坊・次郎坊杉

所在地登米市東和町米川字西綱木 八幡神社
樹種スギ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和61年5月26日
樹齢数百年
樹高約50m
幹廻り太郎坊5.7m次郎坊4.1m

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万年桜

 タネマキザクラとも呼ばれ、4月中・下旬に開花し美観を呈する。ツタが絡まりコケに覆われた古色蒼然とした様は、地域のシンボルとして風雪に堪えた風格を漂わせている。地元の古老によれば、フネツナギザクラと言われたともいう。

万年桜

所在地登米市東和町錦織字畑ノ沢
樹種サクラ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和49年4月18日
樹齢 不明
樹高15m
幹廻り4m
枝張り東西25m南北30m

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長谷寺の遮那桜(しゃなざくら

平泉に下った源義経が文治3年(1187年)に長谷寺を訪ね、童名遮那王丸からここを遮那山と称し、その時の遮那王お手植えの桜と言い伝えられている。この桜はエドヒガンで、かつて老化が進み幹の腐朽や枝枯れも多くひん死の状態であったが、現在は外科治療などがなされ優雅な花を毎年咲かせている。

長谷寺の遮那桜

所在地登米市中田町浅水字長谷山 遮那山長谷寺
樹種サクラ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和61年10月31日
樹齢810年
樹高14m
胸高直径1.1m
根元直径1.9m

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八幡神社の姥杉

安部貞任の乱の時、源義家が八幡山に陣を張り、その後戦勝祈願のため、この地に八幡神社を創建し、記念に2本の杉を植えたと伝えられている。男杉、女杉の2本の姥杉が社殿の回廊を隔てて聳立し、地上1.5m前後から大枝を出し、その枝は横に広がらずに幹に平行して直立するという珍しい形をしている。これはまさしく「連理の枝」を思わせ、夫婦仲が深いことを象徴しているかのようだ。市内一の古木だが、老樹のため樹勢が衰えてきている。

八幡神社の姥杉 八幡神社の姥杉

所在地登米市中田町上沼字八幡山 八幡神社
樹種スギ

所在地区分天然記念物(町指定)
指定日昭和61年10月31日
樹齢950年
樹高25m
胸高直径1.8m
根元直径2.1m

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赤城神社のオンコ

正応2年(1289年)新井田城鎮護のため、鬼門に当るこの地に神社が建立され、このオンコは神社創祀の際植樹したものと伝えられ、神木としてあがめられている。これはイチイの変種であるキャラボクで、アララギ、オンコとも呼ばれる。幹が高さ2mで5~6本に分岐して屈曲し、キャラボクとしては大きな樹冠を呈している。最近外科治療が行われ、3本の生存枝が蛇行しながら旺盛な生育を示し樹勢を保っている。

赤城神社のオンコ

所在地登米市中田町宝江新井田字後田 赤城神社
樹種イチイ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和61年10月31日
樹齢700年
樹高11m
胸高直径1.1m
根元直径1.3m

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保手のカヤ

民家の裏手の杉林内に立ち、特に由来は伝えられていないが、地元の小学生や老人クラブの人たちの見学が多いという。驚くのは樹冠の広がりで、TVコマーシャルで有名な「この木なんの木気になる木」を思わせ、林床は広場といった感がする。
幹は通直であるがずんぐりとした形で、高さ2mほどから極めて太い枝を累々と出し、その付け根の凹凸模様は歴史を刻んできた古木の風格を漂わせている。円状に広がりを見せる枝の先端部は周囲の杉林に圧迫され枯れが目立ってきている。

保手のカヤ

所在地登米市豊里町赤生津字本地鳥越
樹種カヤ
区分天然記念物(町指定)
指定日昭和51年12月13日
樹齢370年
樹高15m
胸高直径1.3m
根元直径1.5m

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武道ヶ崎のカヤ

このカヤの所有者衣川家は平泉藤原氏の家臣で、岩手県衣川村からの落武者である。当地に来て、何代目の人が植えたか定かではないが、カヤでは市内一番の古木で、樹高や太さも他に類を見ない巨木である。樹勢は良く、果実は毎年豊富で、近郷近在では有名である。

武道ヶ崎のカヤ

所在地登米市米山町字善王寺武道ヶ崎
樹種カヤ
区分天然記念物(町指定)
指定日平成14年5月1日
樹齢700年
樹高22m
胸高周囲5.1m

武道ヶ崎のカヤ

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松壽院のイチョウ

このイチョウは幹が高さ4m付近で7本ほどに分かれ枝を四方に広げ、樹冠は形の整ったきれいな円錐形をしている。冬になり、イチョウの葉がすべて落ちると、雪が降るという言い伝えがあり、毎年いっぱいの実をつける。近所に住む人たちに、昔から親しまれている木である。

松壽院のイチョウ

所在地登米市米山町中津山字鍛冶屋敷 松壽院
樹種イチョウ
区分天然記念物(町指定)
指定日平成14年5月1日
樹齢400年
樹高20m
胸高周囲5.3m

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長源寺のサルスベリ

慶長5年、長源寺が建立された時に乗馬の館(現在の新城山)から山門が移築された。その時、一緒に移植されたものと言い伝えられている。江戸末期に一度落雷があって、「ひこばえ」3本が出て現在の大きさになっている。根元には大きな古株が残っており、幹周囲3mという当時の見事なサルスベリを思いおこさせられる。

長源寺のサルスベリ

所在地登米市米山町字桜岡江浪 長源寺
樹種サルスベリ
区分天然記念物(町指定)
指定日平成14年5月1日
樹齢500年
樹高7m
胸高周囲0.8m(落雷以前幹周囲3m)

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昌学寺の不老桜

 昌学寺は町内唯一の寺で、町史には金鶏山下に老桜ありと記載され、古くから地域のシンボルとして親しまれている。このサクラはシダレザクラで、枝先は地面にまで枝垂れ、満開のころには花びらの滝のごとく、いまにも桜の精が現れてきそうな風情を漂わせる。緑の季節には青い羽衣をまとうごとく優雅で、古木ながらその樹勢は若々しく「不老桜」の名を惜しまない。

昌学寺の不老桜

所在地登米市石越町北郷字赤岩 昌学寺
樹種サクラ
区分天然記念物(町指定)
指定日平成6年8月8日
樹齢400年
樹高18m
胸高直径1.1m
根元直径1.5m

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興福寺の杉

興福寺は米山町との境に近い大嶽山にあり、一帯は公園化され、ここからの眺望がすばらしい。特に興福寺の観音堂は広く知られており、前面に施された見事な彫刻と朱塗りの欄干が相まって落ち着いた風格を持っている。この観音堂はスギの巨木群に取り囲まれ、この静寂さに浸ると心が洗われるようだ。この中で一際樹冠がうっそうとしているのがこのスギで、高さ10mほどで主幹が消滅し、多くの側枝が立ち上がって樹冠を形成している。この樹皮はほかと比べ極めてなめらかで美しい。

興福寺の杉 興福寺の杉

所在地登米市南方町本郷大嶽 興福寺
樹種スギ
樹齢300年
樹高22m
胸高直径1.0m
根元直径1.4m

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宗恵寺(そうえいじ)のイチョウ

このイチョウは弘化の年代に当地に寺を移転した際に植栽したものと伝えられている。幹は高さ5mほどから4本の太い枝を張り出しているが、落枝防止のため幹から3m付近で切除され、不自然な樹形を呈している。この株は雌で毎年実の大きい銀杏がなり、葉付きもよく樹勢は旺盛である。落葉は近在のイチョウと比べ11月末と遅く、霜の強い朝や雪の朝には一気に落下し、境内は黄色と白のコントラストで見事だという。

宗恵寺のイチョウ

所在地登米市南方町尼池 宗恵寺
樹種イチョウ
樹齢150年
樹高12m
胸高直径1.6m

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