
株式会社epi&company
代表
1990年生まれ、青森県出身。女性へ挑戦と達成の機会を提供するべく2015年にZ世代の女性向けマーケティングの事業を行うepi&companyを設立。その後芸能事務所やパーソナルトレーニングジムの経営など多角的に事業を展開。
青森県出身で、教員を志望し宮城教育大学に入学しました。大学2年の春休みに東日本大震災が起き、その頃から教員になるよりも私にできることで、復興につながることや東北を盛り上げていく取り組みがしたいと思い始めました。県外からボランティアで来ている人たちの刺激を受け、外から支援を受け続けるだけではなく、自ら立ち上げて東北の人たちに何かできることがないかと考えました。教員はいくらでも代わりの人がいるけれども、当時、自分が取り組んでいたことは東北では他の人がやっていないことでしたし、何よりも自分自身が楽しく、やりがいを持って活動していたので、このビジネスを始めました。けれども、情報も少なく、起業することはリスクも高いので不安もありました。周りの友人や親にも反対されましたが、情熱を持ってできるのは今しかないと思い、思い切って大学卒業と同時に事業化に踏み切りました。
事業内容は、芸能事務所と、モデルのキャスティングに強みがあるZ世代や女性向けマーケティング(市場調査や、その結果をもとにしたイベント・商品などの企画提案、SNSの運用のサポートなど)を行っています。10代20代のZ世代のモデルが多数在籍しており、Z世代向けの市場調査に強みを持っています。例えば、Z世代向けの商品やZ世代を取り込みたいと思っている企業の就活やプロモーションなどの調査や企画のサポートをしています。また、市場調査だけでなくモデルの発信力なども発揮して参加人数を集めることや情報の拡散などの強みがあります。仕事上、心掛けていることは、「女の子ファースト」です。女性は大粒の原石だと信じ(自信を持ってもらう)、美しさを磨き続けること(外見の美意識)と、色とりどりの経験を積み、心を豊かにすること(内面の美意識)をサポートしたいと考えており、その基準で育成をしたり、お仕事を受けるようにしたりしています。
育てた子が何かしらの達成感を味わった時に、やっていてよかったと思います。任意団体でファッションショーをやっていた際、ファッションショーに出たいと応募してきた学生がいましたが、本番近くに「やっぱりやめたい」と言い出しました。話を聞くとパニック障害があるので人前に出るとパニックを起こしてしまうため、そういう自分を変えたくて応募したとのことでした。けれども本番が近くなるにつれ不安になってきたようでした。私は、本番に向けて頑張っていた姿勢を見ていましたし、最後までやってほしいとの思いがあり、失敗してもいいからと出演してもらいました。本番では見事にステージを歩き切り、ショーが終わってから、その子に「人生変わりました」と言われ、私も涙が込み上げてきてなんとも言えない気持ちになったのを覚えています。人一人の人生を変えるステージを自分が作ったんだと思った時に、本当にやりがいを感じました。
まず、起業家のサポート体制が整っていると思います。ビジネスコンテストや補助金、相談窓口があり、支援制度が整っているので、事業を始めやすく、続けやすい環境だと思います。ビジネスの面で、やりやすい街だと思います。また、都市としてそれなりに大きいので市場の規模も大きいと思います。
計画性があまりないので、今後10年後50年後どうなるとかは考えていませんが、時代の変化に合わせて柔軟に事業内容を調整したり変化させたりして、東北の女性たちや地方で機会に恵まれず挑戦できなかった女性たちに、機会を作り続けていく私自身の挑戦も続いていくと思います。東北の人たちと一緒にやりたいという思いがあるので、今年は東北6県でファッションショーをやりたいと思っています。東北での事業拡大は今年度の大きな目標です。また、長期的にみると後継者の育成や人材育成をしてきたいと思います。期待していることは、宮城県の企画がある時に主催して終わりではなく、今回であれば取材を受け掲載される人たちのパーティーなどがあればいいと思います。私自信も起業当時困ったことや相談したいなと思ったときにどこに頼ればいいかわからなかった経験がありますし、ただでさえ女性起業家は人数も少ないと思うので、横のつながりをつくり情報交換や支え合うことも大切だと思います。さらには仕事だけではなくプライベートでも付き合える友との出会いの場になればいいと思います。
一つは、憧れの人、会いたい人に会うこと。大人は「若い人を応援したい」という気持ちがあります。学生が「会いたいです」っていうと叶えようとしてくれます。だから「学生」というポジションを存分に使って尊敬する人に会って話してみることです。
もう一つは視野を広げること。自分の価値観も大切だけど、自分と違う考えの人と触れ合って「こんな考えもあるのか」と見識を広げることが大切です。周りの声をしっかりと聴くことで自分の強みについて客観的な視野を得ることができます。
Interviewer
安達 初菜さん 宮城教育大学
起床
趣味の時間(SNSを見たり、漫画を読んだり。たまに散歩する)
準備
朝食・メイクをしながらメールチェック、本日のスケジュールと作業タスクを確認
移動
移動しながら、メール、DM等の返信作業、アポイント日程調整
アポイント
移動・昼休憩
昼ご飯を食べながら、メール、DM等の返信作業
アポイント
アポイント
作業
モデルの写真の選定やSNSチェック。メール、DM等の返信
企画書や、モデルのプロフィールシートなど制作物を作る
アポイント
アポイント
会食1件目
会食2件目
帰宅
入浴・趣味の時間(SNSを見たり、漫画を読んだり)
明日のスケジュール、ジムの予約確認
就寝
休日の過ごし方
朝は二度寝からスタート。一度起きてメール等のチェックをして、仕事でトラブルや緊急の連絡がないか確認し、何もなければ二度寝します。起床後は大好きな漫画を読み漁ります。3時間くらいはベッドから出ません(笑)その後、だいたい夏は海、冬は銭湯にいます。最近サウナにハマっています。密かな野望としては後継者不足の銭湯を事業継承したいです。
※記載内容は取材当時のものです。