女性のためのポータルサイト「ずうっと宮城」 > 宮城で輝く女性発見! > kerekere NailWorks 阿部 和子さん
034_01

kerekere NailWorks(ケレケレネイルワークス)

代表

阿部 和子さん

1983年生まれ。地元栗原市に数少ないネイルサロン「ケレケレネイルワークス(Kereker Nail works)』をオープン。ネイリスト歴は15年以上と長く、自らを「ネイルヲタク」と称す。お客様一人ひとりに合ったネイルを提案している。子供を連れて来店される方も多いほか、わざわざ県外からやってくる顧客もいる。

ネイルをして少し幸せに、最高にハッピーに!

034_02

地元で起業しようと考えたのは何故ですか。

私がこの仕事を始めた頃は、県内でもネイルサロンがとても少なく、ましてや栗原には全くありませんでした。通勤時間を減らし、とにかく自宅から近い場所で仕事がしたいと考えていたこともあり、地元で起業しました。

現在の活動内容を具体的に教えてください。また、活動をする上で心がけていることはありますか?

お客様の爪のお手入れやジェルネイルなどのネイルサービスを行っています。また、化粧品などの物販の販売もしています。ネイル業界は常に進化し移り変わるため、情報収集と技術の向上が欠かせません。県北にお住まいの方は、車で遠くに出向いてネイルをするという方もいらっしゃると思います。ですが、遠くに行かなくても、都会に行かなくても、新しい技術とクオリティの高いサービスを受けられるということを知ってほしいと考えています。「田舎だからできない」と思われないように、日々情報収集と技術向上に努めています。お客様の貴重な時間を頂戴していると思っているので「仕事に真摯に お客様に誠実に 日々成長しながら楽しく」をモットーに取り組んでいます。あとは、私は仙台のサロンでも働いていたことがあるのですが、仙台のようにいろいろな地域からお客様が来るというよりも地元から来る方が多いので、より密度の高いコミュニケーションを取るように心がけています。同じ地元に住んでいるからこそ、地域性の高い身近な話題を共有して、お客様に寄り添う距離感を大事にしています。

034_03

どのような時、やりがいを感じますか?

ネイルが仕上がった際に、お客様がこちらの想像以上に喜んでもらえたときです。「また来るね」と言っていただけたときに感じる喜びは、この仕事を始めたころから変わりません。また当店のキャッチコピーが「ありきたりの毎日にちょっとスパイスを」ということもあり、お店に足を運んでいただくうちに、お客様の日常に「ネイルをする」ということが当たり前に溶け込み、生活の一部になっていると実感するととても嬉しく感じます。

あなたが思う宮城の魅力はなんですか?宮城で暮らす理由も教えてください。

私は宮城から出て暮らしたことがないので他県との比較ができませんが、遠方から嫁いで来られた方からよく聞くのは「宮城の人はちょっとお節介なくらいの優しさがいいよね」と言う声です。また「田舎の良さを生かしている所がいい」と言う声も聞かれます。仙台の都会的な部分と田舎のゆったりとした部分のバランスがちょうど良く、田舎に行けばゆったりとした時間の流れを感じられるところがとても魅力だと思います。栗原はおじいちゃんおばあちゃんがとても元気です。暮らしている地域の人が元気なことは本当に良いことだと思います。

今後、思い描いている活動は?そのために努力していることや、宮城や企業に期待していることも教えて下さい。

「栗原でネイルをするならここ」と言っていただけるように、多くの方にお店を知っていただき、細く長くお店を続けていきたいと思っています。技術の進歩により、ネイルアートができる機械が開発されたり、コロナなどの感染症が流行した場合は施術ができなくなったりなどの理由から、今後20年以内になくなる職業と言われ続けているネイル業界ですが、私がネイルを始めて約20年、多少の変化はあるものの、常に進化し存続しているネイル業界です。しかし、やはり国家資格の美容師とは違うので、パンデミックなどが起きた場合、様々な救済措置や補償などを受けられない場合が多いのが現状です。ネイリストも美容師と同じように対面でサービスを提供するという点は同じです。そのため、同じくくりで救済措置が受けられるようになることを期待しています。そのためにも今以上にネイルがみなさんの生活の一部となるように、日々仕事に邁進していこうと思います。

学生インタビュー

貴社に県外からのお客様もいらっしゃるとのことですが、どのように、県外の方に向けて地元栗原でのご自身のネイルサロンについて広めているのかお聞きしたいです。

栗原が岩手との県境ということもあるため、岩手県からいらっしゃるお客様もいます。主に自身で意識していることはSNSでの発信です。Instagramではハッシュタグの幅を広げて入れています。また、お客様同士の実際のクチコミ、つまりお客様同士の日常的な会話で、ネイルは特に目につくということから広まり「○○さんから聞いて来ました」という方もいらっしゃいます。

起業するまでに苦労したこと、大変だったことを教えてください。

起業してからの苦労が多かったと思います。経理関係が全く分からず、その勉強が大変だったり、お客様が定着してくださるまで、店の前を通り過ぎる方はいても、お客0人の時もありました。また、SNSでの発信も大変で、ホームページをつくるとなるとお金がかかるので、無料でできるInstagram等で毎日発信を続けることでフォロワーを増やして行くことが大変でした。

034_04

Interviewer

西村 実来さん 宮城学院女子大学

ケレケレネイルワークス様でのインタビューを通して、阿部様ご自身ではSNSでの発信を工夫しているとのことでしたが、私はお客様同士の日常的な会話の中で広がっていったネイルサロンということにとても驚きました。確かにネイルは非常に目につきやすいので、凝ったデザインやオシャレだと思ったら私もよくお友達に「どこでやったの?」と聞いています。これからも、地域に密着しつつお客様がどんどん増えていく素敵なネイルサロンであると良いなと思いました。

MY SCHEDULE

  • 5:00

    起床

    犬の散歩、娘のお弁当作り、家族の朝食準備

  • 8:30

    出勤

    好きな音楽を聴きながら、その日のお客様のデザインを考えたり、イメトレをしながら通勤します。数年これを続けていますが、1日の始まりがとてもワクワクする瞬間です。

  • 9:30

    サロンワーク

    1日に約4、5名施術します。お客様の合間に昼食をとります。

  • 19:00

    サロンワーク

    頭をリセットする為にもなるべくこまめに休憩を挟むように心掛けています。

  • 20:30

    帰宅

    犬と戯れたり、家族とその日の出来事を話したり、家事をしたりします。

  • 22:00

    自分時間

    ストレッチをして、映画やドラマを観ます。週末はお酒を飲みながら、娘と夜更かしをします。

  • 24:00

    就寝

休日の過ごし方

冬は家族とスノーボードをします。雪がある限り、県内外の良質な雪を求めて休日は毎週の様に行きます。その他は、漫画を読んだり、サブスクの映画やドラマ鑑賞などインドア生活です。

※記載内容は取材当時のものです。