女性のためのポータルサイト「ずうっと宮城」 > 宮城で輝く女性発見! > 株式会社藤崎 経営企画部 未来創造ラボ 石澤 洋子さん

株式会社藤崎

経営企画部 未来創造ラボ

石澤 洋子さん

宮城県出身。株式会社藤崎入社後、食品売場で販売・バイヤーを経験。2018年に新設された「未来創造ラボ」に2年、その後地域振興やオンラインショップのバイヤーを経て、現在は再び「未来創造ラボ」に所属し、長期視点での新しい地方百貨店のビジネスモデルの検討を行っている。

百貨店という多彩な仕事を楽しみたい

現在の会社を選んだ理由を教えてください。

大学では食産業について学んでいたので、就職活動は食品メーカーを中心にエントリーをしていました。就職活動をする中で、販売職や商品企画職への興味が強くなっていきました。沢山の企業の説明会に参加しましたが、当社の企業説明会に参加した際、先輩社員の方が親切でとても素敵だったのと、面接で自分の想いを素直に話せた上で採用いただいたという実感が強く、入社を決めました。
入社1年目で東日本大震災を経験しましたが、震災の翌日から行ける人で会社に行き、館内にあった食品や日用品をとにかくお客様に、とアーケードで販売したことが忘れられません。無事だった自分が復興のためにできることを考えたときに、当社で頑張ることが、お客様の生活の豊かさ・地域の復興に直結することを実感し、今でも当社で働き続ける理由になっている気がします。

現在の業務内容を具体的に教えてください。また、仕事をする上で心がけていることはありますか?

「未来創造ラボ」は私を入れて3人の少数部隊で、長期視点でマーケットを捉え、新たな事業の種を実験・実証していく部署です。既存のサプライチェーンに留まらない多様な連携や、当社だけでは実現しない他社様との共創を行ってきました。
2018年からは、仙台市と地域の事業者様と仙台エリアの魅力を発信するプロジェクト「都の杜・仙台」を共創しました。バイヤーの経験を活かしオリジナル商品開発・イベント企画を行ったり、社内を飛び出し他県の販売会に行って外の声を聞いたりと、地域ブランディングの貴重な経験になりました。
また本日場所をお借りしたNECソリューションイノベータ社ともさまざまな共創を行っており、生産性の向上に関わる取組や、社内のDX化など内部の改革を進めました。
コロナ禍を経てマーケットも大きく変化する中、未来創造ラボのアクションも変化を続け、現在は当社の長期ビジョンの策定など、私たちの描く当社のありたい未来像を描いています。
配属された当初は、「難しいな」「戦力にならないかも」などと思いましたが、今までの経験やアイディア、女性の目線など、私らしくできることを見つけ、楽しみながら仕事をしようと心がけています。

これから活用したい、または活用している・活用したことのある福利厚生や社内制度を教えてください。

自慢できる福利厚生は連続休暇です。1年に14日 (上期、下期に7日ずつ)お休みが取れます。当社はこの休暇の取得率100%を目指していて、ほとんどの社員が使用しています。
年末年始やお盆など世の中がお休みの時期は仕事をしていることが多いですが、旅行者が少なく旅費が安くなる時期にまとまったお休みが取れるので、旅行好きな私にとっては嬉しい制度です。

ワーク・ライフ・バランスで心がけていることはありますか?自分らしく働く・暮らすために重視していることも教えてください。

タイムパフォーマンスを上げる習慣づくりを意識しています。部署や仕事内容によって働き方は異なり、仕事に多くの時間を充てているときもありました。しかし、30代になり頑張りすぎると身体の不調が如実に表れるように(笑)。企画を考える業務には終わりがないからこそ、メリハリをつけることを大切にしたいと考えています。
定時に終わらせるよう仕事の優先度を決めたり、時にはチームの先輩に頼ったり。
またフレックスタイム制を活用し、できる日はとことんやる、一方仕事の状況で、支障がでない日は早く帰るようにしています。退社後の自分の時間が増え、1日の充実感が増しました。

※石澤さん写真左下

あなたが思う宮城の魅力はなんですか? 宮城で暮らす理由も教えてください。

仙台を中心に概ね機能が揃っており住みやすいことに加え、杜の都の名の通り、ケヤキ並木や植物が多く、街が綺麗なところがとても好きです。気候が穏やかな中にもきちんと四季が感じられて、食べ物がおいしいのもいいですね。東北6県はもちろん、関東にも行きやすい点は便利だと思います。

今後、思い描いているキャリアデザインはありますか?そのために努力していることや、宮城県や企業に期待していることも教えてください。

実は明確なキャリアデザインをあえて描きたくないと思っています。入社当時はお酒売り場担当となり、職場の先輩・仲間のサポートにより大学生の時は予想もしていなかったワインアドバイザーやチーズプロフェッショナルの資格をとり、指名してくださるお客様もできました。ずっとお酒のプロとして仕事をしていくと思っていたら、惣菜売場に異動となり、惣菜の商品企画などを頑張っていたら、未来創造ラボで未来のことを考えて…と、自分では想像できないポジションに就かせていただくことが楽しくて。当社にいると無限の可能性があって、次の私は何者になるんだろうと楽しみな自分がいます。今後、ライフステージが変わる可能性もありますが、どの場所にいてもプロを目指し、役割を全うしたいと思っています。
宮城県や企業に期待したいことは、男女関係なくさらに多様な働き方で、働く人を応援してくれる制度があるといいなと思っています。

学生インタビュー

活躍する女性社員の特徴を教えてください。

お客様に多様な提案をする上で、様々なことに興味を持ち、実行できる人ですね。また、「これだけは負けない」という趣味や特技を持っている、何かにのめり込むことができる人も当てはまります。コミュニケーション上手な人も、仕事の幅が広がったり、円滑に業務を進めることができるので、活躍していると感じます。当社は子育てをしながら活躍されている女性社員が沢山いるんですよ。

どのような学生に来てもらいたいですか。

当社は、社員が自分の想い・やりたいことを形にできる会社です。商品を仕入れて販売するだけでなく、これからのお客様にはどんなお買い物の仕方がフィットするか?どんなサービスがあったら嬉しいか…など、これからの百貨店を一緒に楽しんで創る意欲のある方に興味を持っていただけたら嬉しいです。

Interviewer

平田 みなみさん 東北学院大学

石澤さんが所属している未来創造ラボは、3人中女性が1人という環境ですが、楽しく仕事を進められている様子が伝わりました。また、連続休暇制度やフレックスタイム制を活用することで、プライベートとの両立が叶う働き方にも大変魅力を感じました。また、未来創造ラボでは、時代に即した新しい取組をされているので、株式会社藤崎の「未来」が非常に楽しみです。

MY SCHEDULE

  • 7:30

    起床

    ニュースを流しながら準備をします。
    会社が一番町のため、徒歩と地下鉄で通えるのがとても便利です。

  • 9:20

    出社

    グループウェアで全社の共有事項や、業務の共有事項を確認します。

  • 9:30

    午前の業務

    ラボでのミーティングや、プランの構想、資料への落とし込みなどを行います。
    フリーアドレス化でノートPCを借りているため、どこでも仕事ができます。

  • 12:00

    昼食

    時間は決まっておらず、仕事が一段落つくタイミングで昼食をとります。社員食堂が便利です。

  • 12:50

    午後の業務

    資料作成などのほか、役員との打ち合わせやオンラインも活用し、社外との打ち合わせを行います。

  • 18:30

    退社

    定時で退社できる日は、近くのお店を見たりお買い物をしてから帰ります。
    同期や友人とごはんに行くこともあります。

  • 21:00

    自由時間

    簡単な家事、読書、資格の勉強などをしています。

  • 24:00

    就寝

    日中PCを見つめることが多く、目がとても疲れるので、アイマスクをして、好きな香りを身につけて、ぐっすり寝ます。

休日の過ごし方

連続休暇制度を活用して、コロナ禍は行けなかった旅行を楽しんでいます。特に自然を求めたり、美術館に行ったり、一流のサービスに触れたり…心を動かしてくれるものに出会いに行きます。普段の休日は家族や友人と過ごすことが多く、最近はスポーツ観戦(バスケ・サッカー)にはまっています。

給与の使用割合

26.5%:家賃、23%:被服・理美容費、14%:食費、10%:貯金、11%:交際費、7%:水道光熱費、5%:通信費、2.5%: 教養娯楽費、1%:交通費
現在は私服勤務なので、お買い物が楽しく、被服費・理美容費の比率が高まっています(笑)。

※記載内容は取材当時のものです。