
大手通信会社
1998年生まれ。山形県中山町出身。東北学院大学経営学部卒業。2021年4月、大手通信会社に入社する。現在は法人営業部に籍を置き、共通ポイントやキャッシュレス決済の普及等に努める。本業の傍ら、若手複業集団から成る「一般社団法人ONE TOHOKU HUB」でも活動中。
大学2年の時、NPO法人が主催する宮城県県議会議員インターンシップに参加し、名取市の震災復興を取り組みに関わる機会がありました。その際、地域住民の方から「震災時に一番不安だったのは、家族との連絡が取れなかったことだった」というお話を聞いたんです。初めて被災者の方の生の声に触れ、「災害などの非常時でも人と人とをつなぐことのできる仕組みを作りたい」と思ったことが、通信業界に興味を抱くきっかけになりました。
法人営業部で共通ポイントやキャッシュレス決済の普及促進を図るとともに、そこから得られるデータを活用したマーケティングを推進しています。非常時でもつながる新たなネットワークを開発したいという希望を持って入社し、有難いことに初期配属では宮城県の仙南地域の自治体で防災関係の営業を担当させていただきました。また、震災復興が一段落し、次のフェーズへと向かう中で、自分に何ができるだろうと考えた時に、消費者の心理や行動の手がかりとなるデータを収集・分析するという現在の業務も、防災や災害時に役立つツールの開発には必要なことだと考えるようになりましたね。仕事をする上で心がけていることは、常にお客さまの立場に立ち、要望や懸念点を共有すること。実際にお話ししてみると、そもそもの理解度が異なる場合も多いので、目線合わせをすることを大切にしています。その前提があって初めて、お客さまに喜んでいただける提案ができるのではないかと思っています。
やはりお客さまに喜んでいただける提案ができた時です。当社のサービスを企業様に導入していただくために、企業の担当者さまと何度も打ち合わせを重ね疑問や不安を解消しました。時には一緒に資料作りや上申するための作戦会議を行ったりしています。その甲斐もあり、お客様から喜んで頂けた際はとてもやりがいを感じます。
私は「社内ベンチャー制度」をきっかけに、仙台・東北で働く20~30代の学生・若手社会人による複業集団「一般社団法人ONE TOHOKU HUB」の活動にも参加しています。この団体は、「“人”をつなぎ、“場”をデザインし、ワクワクできる仙台・東北をつくる」をミッションに、まちづくり・人材育成等幅広く活動しています。私自身も楽しみながらイベントやセミナーの企画運営などに携わっています。この活動で会う意欲あふれる他業種・他業界の人たちや、社内では気付けない視点や知見を広げることが私にとっては新鮮でワークライフバランスを保つ1つの大きな要素になっています。本業との間にシナジーも生まれ、自分らしく働く原動力になっていると感じています。
私の地元は山形市へ出る電車が1時間に1本しかなく、とても不便でしたが、それに比べると仙台は交通の便が良く、とても暮らしやすいです。また、杜の都というだけあって、街の中にも緑が溶け込んでいるところも魅力ですね。程よい都会感も気に入っています。
コロナ禍以降、リモートスタンダードの考え方が浸透しつつありますが、私自身も場所や時間に縛られない働き方をしたいと思っています。また、結婚や出産といったライフイベントを経ても、キャリアは継続したいという希望を持っています。将来の大きな夢は、海外と日本の二拠点生活をすること。当社にはアメリカやヨーロッパにも支社がありますので、叶わない夢ではないと思います。そのために今は、積極的に動いて自分を磨き、高める時期。打席に立つ回数が多ければ多いほど、ホームランを打てる確率は高くなるという理論で、与えられたチャンスには「YES」or「はい」のどちらかで答えるようにしています。県には、働き方の多様化や女性活躍推進にも大きく関わってくるダイバーシティ社会の実現に向け、さまざまな立場の人が出会い、交流する場の創出、機会の提供を期待しています。
当社は競合他社の中で、最も東日本大震災の復旧・復興に力を入れていると思います。災害が起きてから通信システムを復旧させるまでのスピードだけではなく、災害が発生した際に支障が起きない通信システムの開発にも力を入れています。また、「3.11」に因んで、毎月社員の給料から311円を募金するなどの活動も行っています。東日本大震災を忘れず、今後の災害にも備えている点で他社より魅力を感じます。
最初は基本行動である挨拶、身だしなみ、正しい敬語の使い方を徹底しました。その上で、お話から何が懸念点なのかを汲み取り、その懸念点を会社に戻って先輩と話し合い、迅速に対応し、回答するということを意識しています。
Interviewer
澁谷 日葵さん 東北学院大学
起床
毎朝ドリップコーヒーを飲みながら準備をします。
在宅勤務開始・朝礼
メールのチェックや社内の打ち合わせ、お客様提案資料の作成を行います。
昼食
午後の業務開始
お客様との商談やチームミーティングを行います。
業務終了
夕食
ジム・読書タイム
就寝
休日の過ごし方
友人と美味しいご飯をゆっくり食べて、エネルギーをチャージしている事が多いです。コーヒーが好きなのでよくカフェに出没しています(笑)
※記載内容は取材当時のものです。