
株式会社トインクス
イノベーション推進部 経営企画ユニット 副主任
栃木県足利市出身。大学進学を機に仙台へ移住し、宮城大学で食産業学を学ぶ。2011年4月、株式会社トインクスに入社し、情報機器の導入保守業務や利用者サポート業務、営業業務などを経て、2022年7月、現在の部署であるイノベーション推進部へ異動。9歳と4歳の二児の母でもある。
大学では今の業種と異なる分野を専攻していました。しかし、その分野での働き方がイメージできず、就活するうちにその分野に対する自分の本気度にも疑問を持つようになりました。そこで改めて考えてみた時、小学校の先生をしている母のように、結婚や出産をしても働き続け、ずっと仕事と向き合っていく生き方をしたいと気づいたんです。そうであるならば、学んだ分野にこだわるのではなく、自分が思い描く働き方や身につけたいスキルを優先した会社選びをしたいと考えるようになりました。そんな中、IT企業の説明を受ける機会があり、「これからはITの知識やスキルがさらに必要になる時代。この分野なら自分の可能性も広がる」と直感したんです。後日、トインクスの存在を知り、トータルソリューションをしている仙台のIT企業である点、募集は文理・学部不問で、福利厚生もしっかりしている点に魅力を感じて志望しました。
現在所属するイノベーション推進部は2022年7月に新設された部署です。私は部内の収支管理、庶務を担当しています。まだ勉強中ですが、企画・広報の仕事にも取り組んでいます。半年前、私はどの業務も不慣れであることに加え、職場環境整備や部内ルールの整理なども含め一からのスタートでしたが、部内の仲間と協力し合い、他部の方々にも沢山のフォローをいただきながら、最近は形になってきました。企画の仕事では知見を広げるため情報収集をしたり、文章を考えたりと、日々勉強中です。広報では当社の新しいホームページの作成に現在取り組んでいます。心がけていることは、物怖じせず何でもチャレンジすること。わからないことや疑問があれば、調べたり、周囲の方々と日頃からコミュニケーションを取り、お互いに話しかけやすい関係を築けるよう心がけています。
まず一つは、家族に頼ること。夫や近くに住む夫の両親とは普段からこまめに連絡を取る、顔を合わせるなどしてコミュニケーションを取り、スケジュール共用アプリなども活用しつつ、サポートが必要な時には早めにお願いするようにしています。家族間では甘えがちですが、相手の話をよく聞くように心がけています。もう一つは、こだわりを捨てること。例えば食事は食材宅配サービスのカット済みミールキットやスーパーの出来合いの商品なども上手に活用し、手を抜けるところは手を抜くようにしています。食事が手作りかどうかを子供は一切気にしません。もちろん栄養バランスを考えたり、できるだけ手作りもしますが、それよりも子供と楽しく食卓を囲むことの方を大切にしています。子供ともしっかりコミュニケーションをとることが、親子の信頼関係には重要だと感じています。
入社3年目と8年目に産休・育休を取得しました。現在は育児支援勤務時間制度を活用し、朝と夕方の勤務時間を短縮し勤務(以下、時短勤務)しています。一人目(長男)だけの時は、時短勤務を利用していない時期や夕方のみ短縮している時期もありました。しかし、子供が二人になり、今は小学校や保育園、地域の活動などもあり、自分の役割が多いと感じているため、時短勤務を最大限に活用しバランスを取っています。加えて、時間休暇もよく活用しており、家庭の事情や保育園・学校行事、PTAの用事などに合わせて取得しています。数年前に社内で制定された積立休暇の時間単位で取得できる制度は、育児と介護を目的とした取得に限定されていましたが、2021年10月より普通休暇の時間休暇取得基準が制定され、1日における取得時間や取得回数、取得理由などに制限なく、1時間単位で取得できるようになりました。私は家庭の事情や保育園・学校行事、PTAの仕事などに合わせて時間休を取得しています。PTAの役割を受け持った年度は、PTAの用事のある日に時間休やテレワークを組み合わせることで、仕事と家事都合にかける時間のバランスをとり、忙しい中でもこなすことができました。最近では自分の通院や美容室、趣味のためにも時間休暇を活用しました。家族との調整無しで自分だけの時間が取れること、定期的に自分のメンテナンスができることは、仕事へのモチベーションやメンタル面の維持に大きく影響しています。
宮城は気候が穏やかで暮らしやすいですね。出身地の足利市は、夏は暑く、冬はからっ風が吹きます。仙台には受験のため真冬に初めて訪れ、仙台駅で外の空気を吸った瞬間、しっとりと澄んだ空気で別世界だと感じました。自然も豊かで食べ物も美味しく、私にとっては程良い都会感も心地よいです。あとはゲレンデが近いというのも魅力の一つです。宮城は大学時代から暮らしている思い入れのある場所。これからもずっと住み続けたいですね。
私が所属しているイノベーション推進部では、ITの無限の可能性による新たな価値の創出、社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。私自身も、学生時代から周りの人や物事に貢献したいという気持ちを強く持っており、現在は職場の仲間と社会課題について理解を深める機会が多く、社会貢献への思いが日々鮮明になっています。現在は、社内で価値観を共有する重要性から、組織内SNS上での意見交換を活発に行っています。また、社外との交流は不可欠ですので、今後、地域の企業と交流できる場やスタートアップ企業に関連するイベント、女性活躍推進に関連するイベントなどに積極的に参加していきます。そうした企業の枠を超えて交流できる様々な場を、これからも宮城県からたくさん提供していただけるとうれしいですね。
IT業界に入ったことにより、パソコンスキルはやはりとても上達しました。仕事をする中でパソコンスキルに関する「MOS」という資格を取得しました。日々パソコンをはじめとする機器に触れ操作をすることが、働き続ける自信にも繋がっています。また、当社は福利厚生が整っており、ありがたく感じています。具体的には、健康支援や旅行支援などがあり、補助金をもらえる場合もあります。プライベートと仕事を両立するために、こうしたサポートをたくさん活用しています。
大学時代はサークルの代表や大学祭の実行委員などに挑戦しました。それまで人をまとめ上げるポジションはあまり経験したことがなかったのですが、実際にやってみて、運営する難しさや人を動かす大変さを実感しました。また、飲食店でアルバイトをしていたのですが、働くことの大変さや、人との関わりについて学ばせてもらいました。これらの経験は、社会人になった自分にとって大きな自信になっていますし、何でも積極的にチャレンジしようという今の自分の考えにも活かされていると思います。
Interviewer
輕部 知紘さん 東北学院大学
洗濯、自分の身支度、ごみ捨て、天候チェック
朝食準備、子供たちを起こし身支度補助、食器洗い、保育園の持ち物確認
登校する長男を送り出します
次男と登園
持ち物を確認して自転車で出発
出社
メールやチャットをチェック。前日に書き出したやることリストを見ながら、作業内容や優先順位を確認します
午前の業務
請求書処理や庶務関係の対応をします。手続き内容について、部内メンバーへ確認や情報共有の連絡、声がけをします。収支管理資料入力
同僚とランチ
週1〜2回の外食は、先輩や同期、若手など様々な年代の方と行きます
午後の業務
広報業務の打合せ、午前の残作業、企画・広報業務の資料作成
退社
退社前に作業内容の整理(予定や残作業など翌日にやることを書き出す)、天候チェック(自転車かバスか判断)
子供たちと帰宅
帰宅後は宅配で届いた食品を整理し、子供たちの世話をしながらごはん作り(ミールキットや冷凍食品、お惣菜などもよく利用します)
夕食
食器洗い、お風呂、就寝準備
お風呂は子供たちだけで仲良く入ってくれる日もあります
就寝
子供たちの歯磨き、仕上げ磨き、トイレを済ませて寝室へ。絵本の読み聞かせ。私も一緒に寝てしまうことがほとんど
休日の過ごし方
平日は忙しく過ごすことが多いので、休日に思いきりリフレッシュするようにしています。この冬は、ほぼ毎週末えぼしスキー場に、家族4人でスノーボード通いです。ゴンドラを降り「よーいドン!」で麓まで一気に滑り降ります。
※記載内容は取材当時のものです。