
一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク
理事・事務局研究員
栗原市出身。地元の高校を卒業後、大崎市古川の歯科医院に勤務する。2014年9月、一般社団法人くりはらツーリズムネットワークに転職する。
登山が趣味で、もともとはくりはらツーリズムネットワーク(以下、くりツー)が主催するトレッキングイベントの参加者でした。ちょうど転職を考えていた2014年に、知人から「『くりツー』の事務局が人員を募集してるよ」と教えられ、仕事と趣味を両立できるのではないかと思い志望。縁あって採用していただきました。
体験プログラムの企画・運営、体験指導やその補助が主な仕事です。農業体験、地元の特産品を使った料理教室、モノづくり体験、伊豆沼・内沼でマガンの観察ツアーなどのプログラムを企画・運営しています。また、栗原市から指定管理を受託し、「栗原市サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)」の運営も行っているので、普段はそちらに常駐し、受付・事務などを行っています。くりツーは地域資源を活用して、市民が文化的・精神的・経済的に充実した暮らしを営むことを目的に、足元の価値を大切にして活動しています。個人・団体含め104の会員が職業や特技、知恵や技を体験プログラムに取り入れ、地域の魅力を伝えられるよう心がけています。
プログラムを企画する際の一番の動機は、「自分が知りたい」と思うこと。自分の興味を満たす体験プログラムを通して、体験を提供してくださる会員のみなさんや、参加してくださる方々に「楽しかった」と満足していただけた瞬間に立ち会えた時は、とてもやりがいを感じますね。
登山が好きなので、山に行くことが多いです。地元の栗駒山にはシーズン中は月に一度以上登りますし、東北や関東の山々、長野や富山の日本アルプスまで遠征することもあります。1人で行くことも山仲間と行くこともあり、日帰り、小屋泊、テント泊をします。推しと言っていいのかわかりませんが、幼いころから眺めて育った栗駒山には特別な想いがあります。
山の魅力は、登ると視野が広がり、こころがスーッと軽くなるところ。考えがまとまったり、悩みがクリアになったり、感度が高まったり、物事に寛容になれたりすることです。体力や観察力も身に付き、仕事にも活かせているのではないでしょうか。
重複しますが、休みの日には山に行くことです。山に登り、空の下で太陽の光を浴びる時間は、私にとってなくてはならない時間。人間性や心身のバランスを保つために山に行っているといっても過言ではありません。山に行くことでリフレッシュでき、仕事も頑張れているのかなぁと思います。
地元・栗原市の好きなところを改めて考えてみると、空が広いところ、田畑や原野が多く、山もあるところ、マガンが飛来するところ、お米がおいしいところ。ちょうどいい感じで四季が感じられるところが魅力なのかなと感じています。あとは仕事柄、会員である地元の農家のお父さんやお母さんと話す機会も多いのですが、方言を聞くとわくわくします。宮城で暮らす理由はやっぱり地元が好きだからでしょうか。
こどものころ、私の実家は兼業農家で、父母は外で働いていたので、日中は祖父母が面倒を見たり遊んでくれたりしました。野菜を育てて、梅干しや漬物、干し野菜を作るといった祖父母の日常の一コマ一コマは、その時は当たり前に感じていましたが、あれから数十年経った今は当たり前ではなくなりつつあります。そうした当たり前ではなくなりつつあるこの地の伝統や文化を、今の世代の人たちにイベントという形で伝えていけたら…と思っていますので、今後もそれは続けていきたいです。また、くりツーの会員の方は、人間力や生きる力、知恵や技をたくさん持っているすてきな方たちばかり。みなさんをお手本に、私もたくましい大人になりたいです。
地元は安心感があります。若いときは地元で働きたいとは思わなかったのですが、一度離れてからも何となく地元が気になっていて、その後、好きなんだなと気付きました。今では見慣れた景色や耳に馴染んだ方言がとても心地よく感じます。星も綺麗に見えるので、とても癒されます。
失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてほしいです。私は山に入っている時、自分よりも若い人を見ると、「こんなに楽しいことを若いころから経験できていてうらやましい!もっと早くに登山を始めていたらよかったな」と思うことがあります。ですので、自分の心が少しでも動いたものには積極的にチャレンジしてみてほしいなぁと思います。それが人生を彩ってくれるものになるかもしれません。
Interviewer
川島 和佳乃さん 宮城学院女子大学
起床、お弁当準備、身支度、朝食など
出勤・業務
お昼休憩
業務
業務内容によって出勤退社・昼休み時間変動あり。
夕食(順調に仕事が終われば自炊)
週1回習いごと(書道教室)
家事、テレビ・読書・山情報収集、入浴など
めざせ8時間睡眠!
休日の過ごし方
天気がよければ、東北を中心に山歩(さんぽ)に行きます。写真は年に一度のアルプス遠征、木曽駒ケ岳・空木岳縦走。とびっきりの景色と険しい道のり、2泊3日のテント泊装備の重さに心身ともにビリビリしびれました。空木岳に着いたときは涙が滲むほど(笑)
※記載内容は取材当時のものです。