いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業
令和4年度 最優秀賞
『大林組』は、国内建設、海外建設、開発、グリーンエネルギー、新領域の5つの事業を柱とする総合建設業です。働き方改革という言葉が一般的になる前から、産休、育休をはじめとするさまざまな制度により、子育てを経て長く働くことができる職場環境を実現していました。現在も子育てに係る支援制度の充実、各種研修による女性活躍推進、意識啓発への取り組み、休暇制度、短時間勤務制度、職場復帰支援等の働きやすい環境づくりを実践していることから、令和4年度の「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業」の最優秀賞を受賞しました。
およそ9,100人の従業員のうち女性の比率は16.8%で、決して多い比率とは言えませんが、柔軟な働き方や、出産後の復職、仕事と子育てを両立しながらのキャリア形成を支える仕組みも整備されており、長く働ける職場であることは1.7%という離職率からも見て取ることができます。育児支援制度には、妊娠期の通院のための時間の確保や超過勤務の免除といったものから、最長で子どもが3歳まで利用できる育児休職制度(一定の条件あり)があるほか、復職後の短時間勤務、時間外労働や深夜勤務の免除、育児を目的とした連続7日間以上の子育て連続休暇等まで取得できる制度があります。ほとんどの制度は男女を問わず利用ができ、男性の育児休職および育児目的休暇の取得率は81.3%と、制度利用はかなり進んでいます。
能力本位で男女を問わず活躍でき、社員の個性と能力を生かして働ける職場環境づくりにも早くから取り組んできました。一方で、復職後に女性技術者が子を持つ前と同じように工事事務所で働けているかというと必ずしもそうではありません。そこで、女性技術者を対象にした意見交換会、育休中の社員とのオンライン座談会といった、ライフステージ転換期のサポートも視野に入れたキャリア支援も実施しています。また、技術系女性社員比率を伸ばしていくために、理工系分野に興味がある女子学生を対象とした現場見学会の実施等を通して次世代育成にも取り組んでいます
建設業に携わるすべての人が働きやすく、働き続けられる労働環境を実現したいという現場で働く人たちの声から生まれた「けんせつ小町」という全国的な活動があります。当社の社員も一般社団法人日本建設業連合会東北支部 けんせつ小町(小)委員会のワーキング委員という形で参加しています。主な活動は、女性が働く現場の女性用トイレや休憩室といった環境面を確認する現場パトロール、東北エリアの建設会社の女性職員による現場見学会とグループディスカッション、外部講師を招いての働きやすさに関するフォーラム開催等があり、建設業界全体としてダイバーシティ&インクルージョン実現のため活動をしています。働きやすさを叶える制度と職場環境を実現する先進企業として、女性に限らず多様な人材が等しく活躍できる職場づくりと、さらなる活躍推進に取り組んでいきます。
CORP.INFORMATION企業情報
建設・工事業
仙台市青葉区上杉1-6-11日本生命仙台勾当台ビル
022-267-8511
14,893人
24.5%
えるぼし認定3段階目
健康経営優良法人認定2017(大規模法人部門)
※記載内容は取材・申請当時のものです。