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女性のチカラを活かす企業認証
ゴールド認証

実施制度 ▼
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 法以上の育児・
    介護休業あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 会社独自の
    有給休暇あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり
  • 育児・介護の
    費用支援あり
  • 所定外労働制限
    3歳以上

株式会社東光高岳 東北支社

副課長/堀籠 恵美 さん(中央)

東光高岳グループは、個を強くし、個を活かす人財育成を行っています。

社員の声を基に様々な制度をつくり、本年度から育休取得者の手取りの給与を100%補充する制度を導入し、育休取得を促進してる株式会社東光高岳。また、東北支社では全国の支社に先駆けて女性のチカラを活かす認証を取得しています。副課長の堀籠さんにお話しを伺いました。

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貴社の業務内容を教えてください。

当社は、変圧器をはじめとした製品を扱う「株式会社高岳製作所」と、電気製品や電気工事を請け負う「東光電気株式会社」が合併した会社です。業務内容は、電力インフラ向けの受変電設備、配電盤、監視制御および通信設備システムなどの製造と提供を通じて長年に渡り電力の安定供給に携わってきました。一番身近な製品としては、電柱の上にある変圧器でバケツのような形をしているものです。また最近話題となっているカーボンニュートラル実現に向けて電気自動車の急速充電器、エネルギーマネジメントシステムなど先端の取り組みも進めています。

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「女性のチカラを活かす企業認証制度」に申請した背景を教えてください。

私は宮城県大衡村にあった仙台工場で勤務していたのですが、工場が閉鎖したため、東北支社に転勤しました。県内にあった工場が撤退し、県内での知名度が下がったことや社名が読みづらいという懸念がありました。こういった企業認証制度があるということは東北支社に勤務してから知りまして、認証制度を受けることによって、知名度を上げ企業のイメージアップを計りたいと思い申請しました。

女性が能力を十分に発揮でき、働きやすい環境にするために、どのような取り組みを行っていますか。

社長を委員長としてダイバーシティ推進委員会を設置し、経営トップの強いコミットメントの下で多様な人材が活躍できる企業制度づくりと整備を行っています。また、女性管理職育成を目的として、女性リーダー候補者に対して通年での研修を実施しています。さらに、多様な人材が働きやすい取り組みを目指して、在宅勤務やタイムシフト勤務の勤務制度、時間単位での有給取得等があります。タイムシフト勤務とは、通常の勤務時間である8時半から17時のほかに、早出の7時から15時半、遅出の10時から18時半の二つの勤務時間を用意し、計三つの中から勤務時間を選択できる制度です。在宅勤務とタイムシフト勤務を組み合わせることも可能です。在宅勤務の際は水道光熱費等の補助もあります。

男性育休の状況を教えて下さい。また、仕事と家庭の両立支援について、独自の取り組みがありましたら教えてください。

男性の育休の取得は以前より推進してきましたが、どんなに会社側から育休取得を勧めても、社員側は収入が下がることを懸念して実現が難しいという状況がありました。そこで、2023年の4月から育休前の手取りを維持できるよう減少分を会社が補填する制度を導入しました。また、育休を取得し、子育てと仕事を両立している女性社員を交え、パパの座談会を実施しました。座談会の様子は社内報で取り上げ、育休の感想や経験談を発信しました。補填制度導入や社内報での情報発信により、男性の育休取得率が増加しました。長い方ですと3カ月程育休を取得しています。

ポジティブ・アクションを推進する中で、苦労したこと・やってよかったことなど、印象深い出来事を教えてください。

苦労したことは女性管理職を増やすことです。全体の女性比率が低いため管理職比率も難しい問題です。女性従業員が増えてきたとはいえ、女性の管理職の人数はまだ目標に達していません。様々な働きやすい取り組みを行うことで、以前よりは進んで来ましたが、まだ課題が多いと感じています。やってよかったとことは、このようなインタビューの機会などをいただけるようになったということで、社名を目にしていただくことが増えたことです。東北支社は、このような女性活躍に関する認証を全国の支社に先駆けて認証を受けることができました。現在他の支社にも認証申請を推奨しているところです。各支社で認証され、社名を目にする機会が増えていくことにより更なる認知度アップに期待しています。

貴社のポジティブ・アクションにおける今後の展望を教えてください。

社内のダイバーシティのアンケートを行った際の回答で一番多かったのが「今後もすべての人が生活と仕事が充実できる環境を整えてほしい」といったものでした。社員の要望を実現していくことが当社の今後の展望です。様々な制度を整備している状況であり、これからも改善し続けることは大変ではありますが、今後もアンケート等を実施し、社員の声に基づきいろいろなことを実現せていきたいです。そして、これまでの女性の仕事内容や役職の枠がどんどん取り払われ、能力を発揮していってもらいたいと思います。

学生インタビュー

これから社会へ出ていく今の学生に身につけてほしい力はありますか。

一番は、コミュニケーション能力です。コミュニケーション能力はお客さまと会った時に、話の内容や間の取り方、相手の気持ちを察するというところで必要だと思います。

仕事をする上で大切にしている考え方などを教えてください。

一番心掛けているのは、電話の対応が会社の顔になるというところです。どういったお客さまにでも、対応は丁寧にすることが必要で、電話ひとつとっても、電話の先にはお客さまの顔があるので、実際に顔は見えなくても、話の仕方、口調で相手の気持ちや状況を汲み取って対応するところが一番かなと思います。今の時代、メールを使ってあまり会話をしないという傾向がありますが、やっぱり会話をすることが一番大事だと思っています。

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Interviewer

齋藤 詩帆さん 東北福祉大学

「顔」と「会話」という言葉がたくさん使われていて、人とのコミュニケーションをとることの大切さを改めて実感いたしました。メールやSNSで文字を使って簡単に人とつながれる時代だからこそ、相手の顔を意識した会話をするという意識が薄くなっているのではないかと感じます。メールや電話だとしても、相手の顔を考えながら丁寧に意思を汲み取り、コミュニケーションをとっていきたいと思います。

CORP.INFORMATION

  • 業種

    製造業

  • 所在地

    仙台市宮城野区榴岡三丁目4番18号

  • 電話番号

    022-298-2688

  • 従業員数

    2,249人

  • 女性比率

    13%

  • 取得認証

    くるみん認定
    えるぼし認定

※記載内容は取材・申請当時のものです。