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宮城交通株式会社

泉営業所野村車庫運転士/Mさん(左)
泉営業所野村車庫運転士/Kさん(右)

バスの運行は日々の生活に欠かせない感謝される仕事

通勤、通学など毎日の生活に欠かすことのできない路線バス。女性の運転士は少ないイメージがありますが、近年は採用する企業側の体制も整備されており、運転士として活躍する女性は着実に増えています。今回は、そんな若手の女性運転士2人にお話をうかがいました。

貴社の事業内容を教えてください。

(Mさん)県内を網羅する路線バスや高速バスの運行が主な業務内容です。宮城交通グループとしては、旅行代理店業務や自動車の整備、普通免許の教習所などを展開し、幅広く交通産業を担っています。

お二人の仕事内容を教えてください。

(Mさん)JR仙台駅の北側に広がる33の路線で運転士を務めています。運転のほか、交通カードへのチャージやバス停留所の案内なども行います。担当する路線は走行時間や勤務時間を考慮した「流れ交番」というものに従っています。

(Kさん)私も運転士としてMさんと同じエリアを担当しています。バスの運転以外にも日常点検や洗車、積雪や凍結時にはタイヤチェーンの着脱作業などがあります。運行前に毎日行う日常点検は60項目あり、点呼の際に異常がなかったかを確認してから発車しています。

運転士として働く魅力や、やりがいを教えてください。

(Mさん)大型二種免許という専門的な資格が必要な仕事を担当させていいただいていることに、やりがいと魅力を感じています。お客さまを無事に目的地へ届けるという達成感もあります。

(Kさん)好きな運転をそのまま仕事にできたことが嬉しいです。冬場に装着するタイヤチェーンは重くて、固定するバンドも固いので装着する際には苦労しますが、先輩方は私が困っていることに気づいて、声を掛けてくれたり手を貸してくれたりすることも多く、周囲に気を配って支え合う環境には、いつも助けられています。私も早く周囲を支えられる運転士になれるよう、励んでいきたいと思います。

女性運転士が「働きやすい」「働きたい」と思うような貴社ならではの特徴があれば教えてください。

(Mさん)現在女性運転士は20代から60代まで、30人ほどが在籍しています。指導運転士として教える側の立場になり活躍している先輩もいますし、キャリアを重ねれば高速バスの運転士になることもできます。ハード面では、路線ごとにある回転場という休憩場所に女性専用の休憩室を増設したほか、仮眠を取りやすいカプセルベッドの設置を推進するなどの改善を図ってくれています。

よりよい職場環境のために課題と感じていることはありますか。

(Kさん)産休や育休制度はすでに導入されていて、利用者もいますので、時短勤務や家事都合などによる休暇の取得など、さらにワーク・ライフ・バランスが取れるような勤怠時間の調整をもっと気軽にできるようになれば嬉しいです。

就職活動中の学生にメッセージをお願いします。

(Mさん)大型二種免許は入社後に取得できますし、取得後3年間勤務すれば取得費用が免除される支援制度もあります。家賃を補助してくれる借り上げ社宅制度も用意されています。支援や補助は手厚いので、そのあたりは心配せず、運転が好きな人はチャレンジしてみてください!

(Kさん)私は弊社が月1回開催している「バス乗車体験会」で、実際にバスを運転したことがきっかけで運転士を目指しました。働いてみて感じるのは、交通は私たちの毎日の生活に欠かすことができない、大切な仕事だということです。次の日に仕事を持ち越すような業務ではないので、毎日仕事が完結して、ノルマもありません。そこも魅力かなと思います。興味がある人は、ぜひ一度「バス乗車体験会」に参加してみてください。

学生インタビュー

入社の際、決め手になった点を教えてください。

(Mさん)大型車が好きだったこともありますが、企業訪問で先輩から聞いた業務内容がとても魅力的に思え、入社を決めました。

(Kさん)大型車を運転する仕事に就きたかったのですが、新卒で応募する条件には普通免許取得後3年以上という企業が多い中で、「宮城交通」は3年未満でも応募することができました。大型二種免許を取得するまでは、社内の別の部署で仕事をできることも魅力で入社することにしました。

どのようなときに、働きやすさを実感していますか。

(Kさん)私が配属された営業所には女性運転士が多いので、コミュニケーションが取りやすいことです。乗務中の渋滞で時間が遅れても「焦らなくていいよ」という先輩女性運転士の言葉が心の支えになっています。

Interviewer

高橋 瑶さん 仙台白百合女子大学

「大型2種を運転できる専門的な仕事だからこそ、私にしかできない」という言葉がとても印象的でした。私と同世代の女性が、たくさんの人を安全に運ぶためにさまざまなことに目を配りながら仕事をしていると知り、毎日バスが運行しているのは当たり前ではなく、お二人のような方がいるおかげなんだと改めて実感しました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。