女性のためのポータルサイト「ずうっと宮城」 > 宮城の女性応援企業 > マルニ食品株式会社
実施制度 ▼
  • 資格取得を応援
  • 育児・介護用
    勤務制度あり

マルニ食品株式会社

品質保証部品質保証課品質保証係係長/佐々木 唯さん(左)
製造部資材課主任/百々奈津紀さん(右)

社員の挑戦が会社を育て、地域とともに成長する

育児と仕事を両立しながら、準社員、正社員、係長へとキャリアを築いてきた佐々木唯さん。高卒で入社し、所属する部署の業務に加えて複数のプロジェクトを牽引する百々奈津紀さん。異なるキャリアを歩みながら、ともに活躍する二人に、働き方や社内の取組、今後の目標について伺いました。

貴社の業務内容について教えてください。

(佐々木さん)
当社は明治18年創業の麺茶屋をルーツとする食品製造の会社です。生麺や乾麺、冷凍麺など、麺を主体とした食品の開発・製造・販売を行っています。私は品質保証部で衛生管理や問い合わせ対応、調査報告書の作成、一括表示(成分表示など)の作成を担当しています。

(百々さん)
私は製造部で資材の調達をしています。それ以外にも、会社内の複数のプロジェクトに携わっていて、「採用プロジェクト」では求人活動を担当し、「PRプロジェクト」では広報業務のリーダーを務めています。

プロジェクトについて詳しく教えてください。

(百々さん)
異なる部署のメンバーが集まり、プロジェクトを進めるのが当社の特徴です。推薦や立候補で参加し、会社をより良くするための活動を行います。例えば、公式X(旧Twitter)はトラックドライバーが担当しており、現場の視点から情報発信しています。自分がやりたいと思ったことを実現しやすい環境が整っているのは、会社の魅力の一つだと思います。

女性の働きやすさについてはどう感じますか?

(佐々木さん)
私は2017年に正社員として採用されましたが、当時は子どもが小さく、保育園に預けてからでは出社時間に間に合いませんでした。そこで会社に相談したところ、準社員として柔軟な働き方をさせてもらい、2020年から正社員に復帰しました。個人に合わせた対応をしてもらえて、とてもありがたかったです。

(百々さん)
現在はコアタイムが10時~15時のフレックス勤務が導入されており、正社員でも柔軟に働けるようになりました。例えば、前日に長く働いた分、翌日は早めに帰るなど、働きやすさが向上しています。

研修制度について教えてください。

(百々さん)
当社は人材育成を重視し、「至誠塾」という社内塾を運営しています。主任や係長などのリーダー向け、一般社員向けなど複数のクラスがあり、社長自ら経営や道徳、メンタル面の話をするなど、社員の共通認識を深める取組を行っています。業務スキルだけでなく、人間的な成長を重視しているのが特徴です。また、新入社員研修も充実しており、以前は2カ月だった期間を4カ月に延長しました。短期間では関係が築きにくいため、よりじっくりと各部署を経験できるように、というのが目的です。その後、本人の希望や適性を考慮して本配属を決定します。

今後の目標について教えてください。

(佐々木さん)
係長として部下の教育に力を入れています。部下が指示待ちではなく、自ら考え行動できるようサポートし、独り立ちを促したいですね。

(百々さん)
今一番注力しているのは「PRプロジェクト」です。当社はデジタル面が弱く、これまでサイト運営も小規模でしたが、新たにいくつかのサイトを立ち上げたことで、会社への直接の問い合わせが減り「ホームページを見ればわかる」仕組みができました。今後は、若年層にもアプローチできるコンテンツを強化したいと考えています。現在、公式Xは約1万2000人のフォロワーがいますが、インスタグラムなど若者向けの発信がまだ不十分です。もっとSNSを活用し、より多くの人に当社の魅力を伝えられるよう取り組んでいきたいと考えています。

学生インタビュー

経営理念に「地域づくり」を掲げていますが、地域にとってどのような企業でありたいとお考えですか。

「マルニ食品」の知名度を高め、登米市の人々に親しまれる企業になりたいです。迷ったら私たちの商品を選んでもらえるような会社を目指しています。地域の人々が自然と手に取る、安心感のあるブランドとして根付くことが理想ですね。

自分よりも下の世代と積極的に関わる機会はありますか。

プロジェクト活動には世代も部署も関係なく関わることができるので、新入社員も積極的に参加しています。例えば、地域のお祭りでお神輿を担いだり、フリーマーケットで売り子をしたりと世代を超えて関わる機会は多いと思います。営業のリーダー層や同世代の仲間と一緒に取り組むことで、社内の風通しがよくなり、地域活性化にも貢献できていると思います。

Interviewer

菊地 彩花さん 宮城学院女子大学

フレックス制度の導入は社員の声がきっかけだったり、社員のアイデアから新たなプロジェクトが立ち上がったりと、フラットな社風なのだと思いました。子育てをしながら働く方がフレックス制度のおかげで子どもの急な体調不良に対応できたと話していたことからも、従業員のことを大切にしてくれており、お互いに助け合える会社だと感じました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。