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実施制度 ▼
  • 女性管理職
    10%以上
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり

白石ポリテックス工業株式会社

マシン・ハンド課 班長/神林 瞳さん(左)
縫製裁断課 樋口 未来さん(右)

女性が活躍し続けて50年以上!受け継がれアップデートする働きやすさ

社員数約120名のうち8割が女性という「白石ポリテックス工業」。創業当初から女性が中心となって活躍する職場であり、時代に合わせて柔軟に制度を見直してきました。現在ではライフステージが変わっても長く活躍できる取組を進め、幅広い世代の社員がいきいきと働いています。今回は、ともに子育てをしながら働くマシン・ハンド課班長の神林瞳さんと縫製裁断課の樋口未来さんにお話を伺いました。

貴社の業務内容や特徴について教えてください。

(神林さん)1968年の創業以来、プリーツ加工のエキスパートとして高品質な製品を作り続けています。「プリーツで世界中の人々に感動を届ける」という経営理念のもと、時代や流行の変化に柔軟に対応しながら、多くの人々に愛されるものづくりを進めてきました。当社は、株式会社イッセイミヤケのパートナー企業で、求められる高い品質の製品を供給し続けています。

社員の8割が女性と伺いました。女性が働きやすい環境づくりの秘訣は何ですか?

(神林さん)当社は創業時から女性が多い職場でしたが、近年では若い世代の社員が増え、現在は10代から60代まで幅広い年代が一緒に働いています。若い世代が増えた背景には、共働き世帯の増加や、結婚・出産後も働き続ける女性が増えた社会的な変化があります。そうした時代の流れや社員の声を受け、当社でも女性が働きやすい制度を整備してきました。その結果、育児休業取得率および復帰率は長年100%を維持しています。私自身、入社して25年以上になりますが、以前と比べて格段に働きやすい環境になったと実感しています。

(樋口さん)育児休業から復帰後は、法定基準を上回る「育児短時間勤務制度」を利用でき、小学校入学前までの子どもがいる場合、勤務時間を調整可能です。また「子の看護休暇制度」では、子どもが体調を崩した場合、有給休暇を時間単位で取得できます。私も育児をしながら働いており、現在3人目を妊娠中です。急な休みにも柔軟に対応してもらえますし、妊娠中の負担を軽減するために配慮していただき、安心して仕事を続けられています。

「くるみん」や「ユースエール」など、多くの認定を受けていらっしゃいますね。

(神林さん)当社では、「社員の幸せ」を経営方針の一つに掲げ、社員の健康増進やワーク・ライフ・バランスの推進に力を入れています。

(樋口さん)健康診断の受診率はほぼ100%を維持しており、自治体等と連携した健康促進イベントもよく開催されています。参加費用は全額会社負担なので、同僚と一緒に気軽に参加しています。

社員育成や復帰者のフォロー体制について教えてください。

(樋口さん)入社後、新入社員には1人の先輩社員がマンツーマンで指導に当たります。部署にもよりますが、平均して2週間ほどで一人立ちできるようになります。

(神林さん)長期休暇後のフォロー体制も充実しています。復帰後は総務部や上長と定期的に面談を行い、不安や困りごとがあれば迅速にサポートしています。これにより、社員が一人で悩みを抱え込むことなく、働き続けられる環境を整えています。

キャリアアップ支援について教えてください。

(神林さん)「婦人子供服製造技能士」という国家資格があり、2級以上を取得すると資格手当が支給されます。社員のモチベーションアップにもつながっています。

(樋口さん)神林さんをはじめ、女性の管理職も多く活躍しています。やる気とスキル次第でキャリアアップの道が開けていると感じます。

学生インタビュー

どのようなときにやりがいを感じますか?

(樋口さん)自分のイメージ通りに縫製が仕上がり、完成品を見た瞬間です。

(神林さん)発注された枚数を期日通りに仕上げ、業務を無事達成できたときは、とてもうれしいですね。

将来的には出産し、子どもを育てながら働きたいと考えています。仕事と育児の両立で難しさを感じることはありますか?

(樋口さん)周りには出産や育児を経験した先輩方が多く、皆さんとてもよく理解してくれます。子どもの急な体調不良などにも「そばにいてあげて」と優しく声をかけてくださり、本当に助けられています。

(神林さん)私自身、育児休業を3回取得しましたが、働きづらいと感じたことは一度もありませんでした。先輩たちから優しくサポートしてもらった分、自分も後輩には同じように親身に接するよう心がけています。

Interviewer

高橋 遥さん 仙台白百合女子大学

産休・育休が取りやすい環境は、働く人にとっても雇用する側にとっても当たり前になっているのだと再認識しました。育児経験のある女性を上司に任命したり、復職後の環境整備やキャリアが途切れない仕組みづくりなどを行ったりと、様々な工夫や配慮があるからこそ実現できていると感じました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。