人事開発本部 業務執行役員 近田 沙也可さん
勤続年数20年を超える近田 沙也可さんは、業務執行役員として活躍する一方、プライベートでは4人のお子さんを育てるワーキングマザーです。男性も女性も平等にキャリアを積める社会の実現を目指し、「みらい創研」で初めて育児休業を取得、復帰しました。今も女性が、そしてすべての社員が働きやすい会社となるよう奔走し続けています。
仙台市を拠点に、税理士、社労士、行政書士、ファイナンシャルプランナーなどさまざまな分野の専門家が在籍し、個人・法人問わずお客さまが抱えるあらゆる課題を解決に導くサービスを展開しています。士業としてはめずらしく、女性社員の割合が6割を超えています。育休産休取得率、復帰率ともに100%を維持しており、子育てしながら活躍している女性が多いです。
会社が個人に寄り添う形で、キャリアの組み立てを支援しています。一般的に、女性は男性に比べて体調のゆらぎやライフステージの変化が大きい傾向にあります。その移り変わりのタイミングで、本人が希望していないにもかかわらず、働き方を変えなければいけなかったり、退職せざるを得なかったりします。しかし当社の場合、そうなった場合に「どういう状態になれば、社員が100%のパフォーマンスを発揮できるか」を一人ひとりと相談し、その人に合ったやり方をつくり上げるのです。例えば短時間正社員や、シフトの多様化など。パートタイムのシフトは、働く本人に合わせて希望の時間や曜日を設定することが可能です。私自身、入社時は正社員でフルタイム勤務でしたが、その後4人の子どもを出産し、パート勤務に切り替えたり、短時間正社員になったりを経て、現在の役職に就いています。
メンター制度を設けています。入社1年目の新入社員や、育児休暇復帰後の1年間など、とくにメンタルケアが必要な時期にメンターがつき、月に一度面談をしたり、お茶しながらちょっと悩みを話したり、といった時間を積極的に取るようにしています。これはもともと社員の要望から生まれた制度で、働くモチベーションの維持に役立っているようです。
足元の働きやすさと将来に向けてのキャリア形成、これが対になって初めて「働きがい」につながると考えています。そのため当社では、正社員もパートスタッフも全員同じ流れに則った人事評価制度を導入しています。半年ごとに個人の成果目標を設定し、その達成度によって昇給や昇格が決まります。働き方はそれぞれですが、資格の取得を目指すなど、何かしらに向けてチャレンジしている人がほとんどです。例えば入社4年目の女性社員は、3年目でチームをまとめるトップ、リーダーに昇格しました。また、「やりたいと思ったことは何でもやってみよう」というスタンスなので、新しいサービスやポジションを作り出すことも可能です。やる気次第で、自分の描くキャリアを実現できます。
これから先、性別についてはボーダーレスになっていくでしょう。男性だから、女性だからということなく、あくまで一人の「個」が、そして会社が相互に成長していける環境の実現を目指しています。サスティナブルに、長く働ける「みらい創研」であり続けたいです。
将来の目標や、何のために働くのかという目的意識を明確に持てている人だと思います。チャレンジしやすい土壌が整っているので、フットワーク軽く「やりたいこと」を提案してくれて、かつしっかりと根拠を伝えられる人は早期から活躍しています。
すべてのスタッフに対して、リスペクトを持って接しています。相手の考えを尊重するのが大前提で、そのうえで話をします。あとは、相手のことをよく知るために、まず自分から自己開示すること。そうでないと、コミュニケーションなんて取れないですよね。社内だけでなく、お客さまに対しても同じです。
Interviewer
小松 月渚さん 宮城学院女子大学
CORP.INFORMATION企業情報
学術研究・専門サービス業
仙台市青葉区一番町2-8-10 あいおいニッセイ同和損保仙台一番町ビル3F
022-714-6131
111人
64%
※記載内容は取材・申請当時のものです。