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女性のチカラを活かす企業認証
ゴールド認証

実施制度 ▼
  • 女性役職者
    30%以上
  • 女性管理職
    10%以上
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 法以上の育児・
    介護休業あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 会社独自の
    有給休暇あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり
  • 育児・介護の
    費用支援あり
  • 所定外労働制限
    3歳以上
  • イクボス企業
  • 健康経営優良法人

株式会社セレクティー(個別教室のアップル)

代表取締役 / 畠山 明さん

テレワークの活用で「働く場所を問わない働き方」を実現

「個別教室のアップル」などの教育事業を展開する株式会社セレクティーグループ。コロナ前からテレワークを導入するなど、柔軟な働き方に取り組んできました。代表取締役の畠山さんに、女性活躍について話を伺います。

貴社の業務概要を教えてください。

個別教室の運営、オンライン授業、学校法人等への学習塾のサービス提供、家庭教師事業などを行っています。学校法人等への学習塾のサービス提供というのは、私立の中学や高校の教室の中に塾を入れていただくという新しいスタイルです。宮城学院女子中学校、高等学校様で採用いただいていますが、保護者の方からも「通塾も安心です」と喜ばれています。私が講演会などでお邪魔したのをきっかけに、信頼関係が結ばれ「一緒にやりましょう」とお声がけをいただいて始まりました。

「女性のチカラを活かす企業認証制度」に申請した背景を教えてください。

マンツーマン授業は実に多様です。ですから、「働き方も多様であっていい」ということで、柔軟な働き方をつくってきました。当社のこれまでの働き方への取り組みをまとめてみると、認証制度に当てはまるのではないかと考えたのです。また、普通の学習塾は男性が多いイメージですが、当社は以前から女性が多く、半数を超えています。顧客である保護者の方の「こういう授業をしてほしい」「学習だけではなくてこういうケアをしてほしい」というようなご要望に寄り添った販売促進、企画広報、サービスの提供につながっています。それが当社の強みでもあります。

女性が能力を十分に発揮でき、働きやすい環境にするために、どのような取り組みを行っていますか?

それぞれご家庭の状況によって、短時間でも正社員として働いていただくことができます。コロナ禍でテレワークは一般的になりましたが、当社ではその前から、テレワークを活用していました。そのきっかけは、「育休中や育休明けも、社会との関係、そして顧客との関係を維持したい」という社員による提案でした。その際制度を整えたことで、配偶者の転勤で引越しをしなければならないという女性社員も、テレワークを活用して仕事を続けることができたのです。できる範囲で柔軟な仕組みを導入して「その人にしかない持ち味」を出していただければと考えています。

仕事と家庭の両立支援について、独自の取り組みがありましたら教えてください。

先ほどの具体的な取組のところと同様で、テレワークの活用で働く場所を問わないことです。また当社では普段から、直接顧客と接する社員の提案は大切にしています。風通しよく、社員の提案を取り入れて、柔軟に制度に取り入れています。

ポジティブ・アクション(女性の能力を活かすために企業が行う自主的かつ積極的な取組) を推進する中で、苦労したこと・やってよかったことなど、印象深い出来事を教えてください。

以前は参考になる事例が少なかったことやセキュリティの問題もありましたが、コロナ禍でテレワークの採用など就業規則の整備も柔軟になりました。これは、社員のみなさんが自分たちの制度をよくしたいと設計をして、その環境が整った結果です。制度設計には苦労しましたが、その分弊社にフィットしたものになったと思います。女性マネージャーを中心に、いろいろチャレンジしながら改善を続けています。正直に申し上げると、私はほとんど役に立ちませんでしたね(笑)。

貴社のポジティブ・アクションにおける今後の展望をお聞かせください。

顧客が保護者の方が多いので、保護者の方の気持ちに寄り添うような改善、サービス、企画、広報ができる女性リーダーを増やしていきたいです。当社が27年間ずっと当社の生徒数が増えているのは、少子化のスピードと逆行しています。それは、一人ひとりの多様性にとことん付き合っているからです。発達障害、不登校のお子さんにオーダーメイドの学習支援をするなど、これまでの学習塾になかったサービスラインナップを整えてきました。とことんオーダーメイドにしていくと、可能性がたくさんあります。そういうときに女性や若い方のアイデアが力になってきたので、今後もどんどん意見を採用していきたいです。

学生インタビュー

今後予定している取り組みや目標はありますか?

仕事時間や仕事内容を柔軟に対応させ、社員一人ひとりが最大限の力を出して働けるような取り組みを行っていきたいと考えています。今でも10時から14時までの短い時間で出勤している社員もいますし、これからはテレワークをより活用して、子育てを行っている社員など、さまざまな社員が働きやすいように、その人に合わせた働き方を提供していきたいと思っています。

どのような学生に来てもらいたいですか?

正直なところ、就活生や学生さんたちに、私たちの会社のことなどを伝える機会をあまり設けることができていないので、これから学生さんたちに私たちの会社について伝える機会をつくっていきたいと考えています。どのような学生に来てもらいたいかについては、優しいことも大事ですが、それよりも元気でリーダーシップのある方に来ていただきたいと考えています。

Interviewer

西條 ひかりさん 東北学院大学

オンライン会議、テレワークの活用など社員を考えたさまざまな取り組みがなされており、柔軟な働き方を心がけていらっしゃいました。社会人のニーズに合わせた学習の提供や、発達障害・不登校のお子さんに向けた学習の提供を行なっていることは、働き方だけでなく、顧客にも柔軟に対応していらっしゃる印象を受けました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。