いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業
令和3年度 優秀賞
女性が活躍することが当たり前であるという企業風土を持つ『アフラック生命保険株式会社』。1974年創業時のメンバーは16人のうち9人が女性で、当時から入社後の役割期待、教育、評価に男女差は設けていなかったという。実際に同社では、1997年には生命保険業界で最も早く女性役員を輩出し、1998年には女性支社長が2人誕生。女性の活躍において、早くから取り組みを行ってきました。
一方、2000年代に入ると女性活躍推進の動きは業界全体でも活発なものとなり、『アフラック』の女性管理職比率は業界平均と大きな差がない状態に。ライン長(部下のいる管理職)に占める女性割合の進展、多様な属性や価値観を持った人財の活躍といった課題も明らかになり、さらなる女性活躍推進のための取り組みも行うこととしました。
新たな課題を解決するため2014年に策定したのが「女性の活躍推進プログラム」。意思決定の場に多様性を確保するために、2つの目標と重点的に取り組む6つの領域を設定。女性が多様な能力や発想、価値観を最大限発揮しながら活躍する環境整備に取り組みました。その結果、目標の1つである「2020年末までに指導的立場に占める女性社員の割合を30%にする」については、1年前倒しで達成し、2つ目の目標である「2025年末までにライン長ポストにおける女性割合を30%にする」については、2021年末時点で23.3%に進展。着実に成果を上げています。
また、2015年から推進しているのが「アフラック Work SMART」。この取り組みは、社員一人ひとりが仕事の進め方を見直すと共に、「時間」と「場所」にとらわれない働き方の実現に向けた制度・インフラの整備を通して社員のワークライフマネジメントを支援し、組織としてのパフォーマンスを最大化させることを目指しています。具体的には、「視野を広く持つ(See the big picture)」「目的を考える(Maintain focus)」「自分から動く(Act with initiative)」「対話を重ねる(Respect dialogue)」「時間を意識する(Think time-value)」という5つの原則を掲げ、それらを実践することで所定外労働時間の削減といった効果も得られています。
令和3年度には、若年層から管理職までの階層別研修をはじめとする女性活躍推進に関する独自の取り組み、育児や介護に関する休暇制度や勤務時間を柔軟に変更できる制度などを整えるとともに、セミナーや座談会など、社員の職場復帰や育児・介護と仕事との両立支援による働きやすい環境づくり、仙台市に開設したコールセンターによる雇用の創出などが評価され、宮城県の「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業」優秀賞を受賞しました。
子育てに紐づくさまざまな制度の充実により、女性が働きやすく、かつ活躍できる環境であるのと同時に、フレックスタイム制度や勤務地変更制度、リモートキャリア制度、eラーニングの仕組みなども整備することで、男女問わずすべての従業員がそれぞれのキャリアプランを持ち、自らワークライフマネジメントができる環境を実現しています。
創業から変わらない男女が等しく輝ける社風は、時間や場所に捉われない柔軟な働き方のほか、社内外のロールモデルとの交流など、キャリアと育児の両立支援に向けたさまざまな取り組みにより、出産、育児、介護等のライフイベントがあったとしても長く働き続けることができる会社であるという『アフラック生命保険』の現在の姿に繋がっています。今後は「アフラック Work SMART」をさらに進化させ、人財が効果的・効率的に業務を行えるよう最適な環境を構築する「社員を活かす環境の実現」へも取り組みながら、時代に合ったより良い環境づくりを続けていきます。
CORP.INFORMATION企業情報
金融・保険業
仙台市青葉区中央1-3-1 アエル22F
022-262-5610
※記載内容は取材・申請当時のものです。