いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業
令和5年度 優秀賞
財務・人材統括本部 人財本部 ES向上推進部 部長/木村 香代子(左)
財務・人材統括本部 人財本部 ES向上推進部 主任/矢作 裕美子さん(右)
宮城県に本拠を構え、日立グループにおいて社会イノベーション事業を担い、デジタルシステムやサービスを通じて社会生活や企業活動を支える様々なソリューションを提供している株式会社日立ソリューションズ東日本の木村さんと矢作さんにお話を伺いました。
総合IT企業として様々な分野でソリューションを提供しています。東日本地域に密着した事業に加え、日本全国、世界へとビジネスの範囲を広げ、お客様の分野も製造・流通、社会・公共、金融など多岐に渡ります。また、「システムエンジニアリング」「ソフトウェア開発」をはじめ、「研究・開発」「営業」「コンサルティング」「企画」「品質保証」など多部門の連携により、お客様にとっての「ベストソリューション」を実現、提供しています。
2014年頃から、社会全体が女性の活躍について見直そうという動きがあり、当社のようなIT企業は男性社員が多く女性社員は働きにくいのではないかとイメージを持たれていたため、女性社員も働きやすい企業であるというイメージを打ち出していきたいと考え、2016年度に宮城県の「女性のチカラを活かす企業認証制度」の認証取得に着手しました。その後、厚生労働省の「えるぼし」、「プラチナくるみん」など取得しています。
主に女性特有の働きにくさ(出産、子育て・介護負担の比重の多さ、女性の健康、等)の解消を目的として取り組みを推進しています。自分は管理職にはなれないという不安を感じている社員もいるため、将来を見通せるよう、キャリアセミナーへの派遣や、面談、悩み不安の解消のための交流会も行っています。これらの施策は、部門を越えて親しくなるとともに、これから先この人に相談できるんだというパイプを作ったり、悩みを解消できる場として、また5年後、10年後の自分の働き方を考える場として、非常に効果がありました。こうした施策は、参加している女性社員から「女性だけに限定するのはもったいない。」という意見もあり、現在は性別問わず実施するよう、発展した形となっています。
印象深かったことは、女性社員のために施策を実施したのですが、逆に当の女性社員が女性だけの集まりに参加することへ疑問を抱くということがありました。学生時代は男性と区別されることなく過ごしてきて、会社では女性社員として特別扱いをされることに疑問を感じたようです。我々は、交流会や面談の趣旨などについて、単に形だけでやっているのではなく、女性特有の働きにくさの解消が目的であると伝え、将来のことについても含め、気持ちを込めて対応しているということを丁寧に時間をかけて説明しています。
全ての社員一人ひとりが「働き甲斐」を持って仕事ができるよう、サポートしていこうと思っています。Happyに働くためにはコミュニケーションが重要であることを社員に周知し、タテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーションの活性化を目的として、日々の業務を通じて実践されているタテのコミュニケーションに加え、他部門そして世代をまたがったヨコやナナメのコミュニケーションを通じて社内のネットワークを広げています。一例としては、女性管理職コミュニティや若手を集めた懇談会、合宿等を実施しています。
今はES向上推進部というところで、総務や人事に関して行っていますが、最初はエンジニアとして入社しました。大学4年生のときに、自分のやりたいことがもやもやしていてゼミの先生に相談したところ、先輩に話を聞きに行ってみたらいいんじゃないかとアドバイスを受けました。何人かの先輩から「システムエンジニア(SE)はITを使って世の中の課題を解決する仕事」「東北から日本全国・世界へとビジネスを広げていきたい」という話を聞き、SEという仕事に興味を持ち、この会社に入ってみようかなと思うようになりました。
直接何が活かされるかと言われると、これと言えるものは少ないかもしれませんが、学んだことは全てベースとして活きてきます。会社に入ってから必要なスキルは、会社に入ってから研修期間などで勉強するので、大学生のうちは今の自分がやりたいことを全力でやることが大切だと思います。採用面接のときにも、こんなことをやってきて自分はこう考えた、その経験からこれを学んだと自信を持って言えるようなものに取り組んでほしいです。
Interviewer
斎藤 詩帆さん 東北福祉大学
CORP.INFORMATION企業情報
情報通信業
仙台市青葉区中央三丁目2-1青葉通プラザ
022-266-2181
1,110人
18%
※記載内容は取材・申請当時のものです。