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いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業

令和5年度 優秀賞

実施制度 ▼
  • 女性役職者
    30%以上
  • 女性管理職
    10%以上
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 法以上の育児・
    介護休業あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり
  • 所定外労働制限
    3歳以上
  • プラチナくるみん
  • えるぼし
    (3段階目)
  • 健康経営優良法人

アスカカンパニー株式会社 ナレッジパーク

取締役 管理本部長兼経営企画室統括責任者 門脇 弘朋さん(左)
生産管理 Tナレッジ管理グループ 丹野 稚妃路さん(右)

DXと各種制度の組み合わせで、一人ひとりに合わせた働き方を強力にサポート

時短勤務制度によるフレキシブルタイムの導入などの働き方改革を始め、DXや多機能工化とジョブ型給などで社員全員が満足できる働き方を実現。

貴社の業務内容を教えてください。

プラスチック製品の製造販売です。主に食品に関連した容器や、日用品に使われるような様々なプラスチック、キャップなどを生産しています。例えば、グリコさんのプッチンプリンのカップやハーゲンダッツさんのアイスクリームの蓋などです。この他、DXについての取り組みをしているため、導入に向けてのセミナーや現場研修なども行っています。

「女性のチカラを活かす企業認証制度」に申請した背景を教えてください。

当社は、直接消費者に物などを販売する会社ではないため、アスカカンパニーという会社を知ってもらう機会がないのが現状です。そのため、少しでも地域の方や就活する学生に知っていただければと思い申請しました。

女性が能力を十分に発揮でき、働きやすい環境にするための取組について、特に力を入れている貴社の具体的な取組を教えてください。またその理由も教えてください。

時短勤務制度を取り入れています。他社と違うところは、各々時間を調整できるところです。コアタイムは8時~17時ですが、9時~16時までや8時~15時までなど、生活環境に合わせて選択できます。このような働き方ができるのは、自分のメイン業務だけでなく他の人の業務を代行処理ができるからです。代行業務をする場合は負担が増えるため、”ジョブ型給”を支給し公平を保っています。

女性の登用について、または仕事と家庭の両立支援について、独自の取組がありましたら教えてください。

入社して5年目までは毎年、それ以降は10年目などの節目の年にキャリア面談を実施しています。特に女性は、結婚・出産といった大きな変化があるので、ライフステージに応じて今後のキャリアをどのように築いていくかを一緒に考えていく機会となっています。また、社内研修も行っています。みなさんが一番研修の中で目を輝かせるのは、先輩社員の話です。特に女性社員にとっては結婚・出産を経て復帰された管理職の方の話は、現実味があり非常に興味があるようです。

ポジティブ・アクション(女性の能力を活かすために企業が行う自主的かつ積極的な取組)を推進する中で、苦労したこと・やってよかったことなど、印象深い出来事を教えてください。

苦労した点は、制度の定着です。時短勤務制度が定着するまでは「なんであの人だけ早く帰るのか」など様々な意見があったのですが、諦めずに継続していくことにより、いつしか当たり前の制度になっています。定着させることは難しいですが、ロボットを導入し省力化をしたり、DXでデータを活用し仕事の簡略化を進めたりなど、様々な工夫を行い、制度を支えることによって定着させることができました。

貴社のポジティブ・アクションにおける今後の展望を教えてください。

社員の女性比率を40%から45%に、管理職の女性比率を30%から45%まで上げたいと考えています。また、産休育休中に資格取得を希望する方がいるので、そういった方に向けてのサポート制度も構築していきたいと思います。

学生インタビュー

女性のワークライフバランスを実現するには、男性のワークライフバランスも重要であると考えているのですが、男女問わず行っている取り組みがあれば教えてください。

男性の育児参加は会社としても応援しています。男性の育休取得率は昨年度75%、今年度は現時点で50%ほどになっています。育休取得の中で一番多い期間は1ヶ月、最長で6ヶ月取得されている方もいます。育休取得者からは、子どもと過ごす時間があり本当に良かったという意見もあり、会社としても男性の育児参加を支援するべきと感じています。男性育児取得者を増加させるため、取得について勧めるだけでなく、育休を取得しても働いていた時と同水準の収入を保証するようにしています。また、育休取得に限らず、5日間連続で有休を取ることも推奨しています。

現在大学生で、春から新社会人になるのですが、人生の先輩としてアドバイスや今のうちにやっておくべきことなどありましたら教えてください。

社会人になると時間が限られてくるので、長期間の旅行に行ったり、たくさん遊んだりしてほしいと思います。様々な経験をすることが一番良いと思っていて、その経験を友達と一緒にすることが大事だと思います。今仲良くされている方がいれば、一生のお付き合いになる方もいると思います。働く環境、会社が違えども、同じような悩みや同じような壁にぶつかる時があるかと思うので、相談ができる友達と様々な思い出を作ってほしいと思います。また、自分に集まってくる情報の外側にもアンテナを張るという作業をしてほしいです。例えば、やったことがないことをする、行ったことがないところに行く、食べたことがないものを食べるなど、どのようなことでもいいです。そのようなことをすると、新たに作ったアンテナにまた情報が集まってきて、その情報と情報が繋がるタイミングが出てきた時、それが視野の広がりや、経験値の広がりに繋がっていきます。社会人になると、仕事という大きな枠が決まってしまい、プライベートの枠は広がりにくいので、意図的にエリアを広げるという意識は常に持ってほしいと思います。

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Interviewer

沼崎 瑞稀さん 東北福祉大学

少子高齢化により労働人口が減少していたり、都市部への人口流出が進んだりしている中で、ロボットなどの最先端技術と人の力を織り交ぜたハイブリッド化をはかることで、一人ひとりに合う働き方や仕事の効率化が実現されていることが分かりました。また、働き方を個別にカスタマイズしていることや、チーム内で協力して仕事をされているという話をお聞きして、女性や子育て世代が働きやすくなる制度や理解が会社内にも浸透しているのだなと感じました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。