いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業
令和5年度 優秀賞
取締役 管理本部長兼経営企画室統括責任者 門脇 弘朋さん(左)
生産管理 Tナレッジ管理グループ 丹野 稚妃路さん(右)
時短勤務制度によるフレキシブルタイムの導入などの働き方改革を始め、DXや多機能工化とジョブ型給などで社員全員が満足できる働き方を実現。
プラスチック製品の製造販売です。主に食品に関連した容器や、日用品に使われるような様々なプラスチック、キャップなどを生産しています。例えば、グリコさんのプッチンプリンのカップやハーゲンダッツさんのアイスクリームの蓋などです。この他、DXについての取り組みをしているため、導入に向けてのセミナーや現場研修なども行っています。
当社は、直接消費者に物などを販売する会社ではないため、アスカカンパニーという会社を知ってもらう機会がないのが現状です。そのため、少しでも地域の方や就活する学生に知っていただければと思い申請しました。
時短勤務制度を取り入れています。他社と違うところは、各々時間を調整できるところです。コアタイムは8時~17時ですが、9時~16時までや8時~15時までなど、生活環境に合わせて選択できます。このような働き方ができるのは、自分のメイン業務だけでなく他の人の業務を代行処理ができるからです。代行業務をする場合は負担が増えるため、”ジョブ型給”を支給し公平を保っています。
入社して5年目までは毎年、それ以降は10年目などの節目の年にキャリア面談を実施しています。特に女性は、結婚・出産といった大きな変化があるので、ライフステージに応じて今後のキャリアをどのように築いていくかを一緒に考えていく機会となっています。また、社内研修も行っています。みなさんが一番研修の中で目を輝かせるのは、先輩社員の話です。特に女性社員にとっては結婚・出産を経て復帰された管理職の方の話は、現実味があり非常に興味があるようです。
苦労した点は、制度の定着です。時短勤務制度が定着するまでは「なんであの人だけ早く帰るのか」など様々な意見があったのですが、諦めずに継続していくことにより、いつしか当たり前の制度になっています。定着させることは難しいですが、ロボットを導入し省力化をしたり、DXでデータを活用し仕事の簡略化を進めたりなど、様々な工夫を行い、制度を支えることによって定着させることができました。
社員の女性比率を40%から45%に、管理職の女性比率を30%から45%まで上げたいと考えています。また、産休育休中に資格取得を希望する方がいるので、そういった方に向けてのサポート制度も構築していきたいと思います。
男性の育児参加は会社としても応援しています。男性の育休取得率は昨年度75%、今年度は現時点で50%ほどになっています。育休取得の中で一番多い期間は1ヶ月、最長で6ヶ月取得されている方もいます。育休取得者からは、子どもと過ごす時間があり本当に良かったという意見もあり、会社としても男性の育児参加を支援するべきと感じています。男性育児取得者を増加させるため、取得について勧めるだけでなく、育休を取得しても働いていた時と同水準の収入を保証するようにしています。また、育休取得に限らず、5日間連続で有休を取ることも推奨しています。
社会人になると時間が限られてくるので、長期間の旅行に行ったり、たくさん遊んだりしてほしいと思います。様々な経験をすることが一番良いと思っていて、その経験を友達と一緒にすることが大事だと思います。今仲良くされている方がいれば、一生のお付き合いになる方もいると思います。働く環境、会社が違えども、同じような悩みや同じような壁にぶつかる時があるかと思うので、相談ができる友達と様々な思い出を作ってほしいと思います。また、自分に集まってくる情報の外側にもアンテナを張るという作業をしてほしいです。例えば、やったことがないことをする、行ったことがないところに行く、食べたことがないものを食べるなど、どのようなことでもいいです。そのようなことをすると、新たに作ったアンテナにまた情報が集まってきて、その情報と情報が繋がるタイミングが出てきた時、それが視野の広がりや、経験値の広がりに繋がっていきます。社会人になると、仕事という大きな枠が決まってしまい、プライベートの枠は広がりにくいので、意図的にエリアを広げるという意識は常に持ってほしいと思います。
Interviewer
沼崎 瑞稀さん 東北福祉大学
CORP.INFORMATION企業情報
製造業
加美町雁原27番7
0229-25-7087
267人
42.7%
※記載内容は取材・申請当時のものです。