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女性のチカラを活かす企業認証
ゴールド認証

実施制度 ▼
  • 女性役職者
    30%以上
  • 女性管理職
    10%以上
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 法以上の育児・
    介護休業あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり
  • 所定外労働制限
    3歳以上

ミライウェブ株式会社 東北オフィス

取締役/工藤 渚さん

様々な支援制度の導入で、柔軟性の高い働き方を実現

ベビーシッター助成制度や、保育園へ企業枠で入園可能にするなど様々な子育て支援制度を取り入れている
ミライウェブ株式会社。取締役の工藤渚さんに、お話を伺いました。

ミライ

貴社の業務内容を教えてください。

ミライウェブ株式会社はITソリューションを提供する会社で、主にシステム開発と中小企業様向けのホームページ制作に注力しています。私たちは革新的な技術を通じて、企業様のデジタル変革をサポートすることを業務としております。

「女性のチカラを活かす企業認証制度」に申請した背景を教えてください。

女性の多様な視点と能力というのは、革新的なアイディアを生み出す時に不可欠なもので、とても大事なものです。当社は、女性の力を最大限に活用することで、より幅広い視野を持って、柔軟な発想を促すことができると考えております。このような認証を受けることは、性別を問わずに、働きやすい環境であることのアピールになるのではないかと思い申請しました。

ミライ

女性が能力を十分に発揮でき、働きやすい環境にするための取組について、特に力を入れている貴社の具体的な取組を教えてください。また、その理由も教えてください。

当社では、リモートワークの推進を実施しています。これにより、女性が仕事と家庭のバランスを取りながら、働くことが可能になります。例えば、女性に限らず男性がリモートワークをすることによって、お子さんがいる家庭でも、家に人がいることで助かることがあると思います。具体的には、妻がお子さんを送迎している間に、もう一人のお子さんが小さいため、誰か家にいて面倒をみなければいけないとか、ちょっとの間でもいいからもう一人、家にいてほしいという時に、夫が子どもの様子を見ながら仕事をするという柔軟性が生まれます。また、リモートワークによって通勤時間の削減やオフィスで過ごす際の配慮へ使うエネルギーを、クリエイティビティ(創造力・独創力)に向けていただければと思っています。

女性の登用について、または仕事と家庭の両立支援について、独自の取組がありましたら教えてください。

育児休暇の取得は実施していますが、産休後すぐに復帰をしたいと希望する女性社員もいます。産後の女性社員が職場に復帰したい場合、最短で2か月くらいで復帰することになりますが、そういった社員が復帰しやすいように、そのくらいの月齢から入園できる企業主導型保育園と契約しており、優先的に入園できる体制となっています。また、こども家庭庁のベビーシッター券を確保し、無料に近い金額で社員がベビーシッターを利用できる体制を整えています。

ポジティブ・アクション(女性の能力を活かすために企業が行う自主的かつ積極的な取組)を推進する中で、苦労したこと・やってよかったことなど、印象深い出来事を教えてください。

ベビーシッター券や企業主導型保育園との契約など、女性を支えてくれる制度というのは大変分かりづらい場合が多く、かつ申請手続きが面倒なものも多いと思います。そのためこれらの制度の導入にあたっては関係する規則などをすべて網羅できるように調べないと分からないので、その辺のところに苦労しました。

貴社のポジティブ・アクションにおける今後の展望を教えてください。

女性が少ない業種であり男性が多いので、そのイメージを払拭できるように、女性がリーダーシップを発揮しやすい環境を作ることに注力していきます。具体的には、女性に限らず多様なバックグラウンドを持つ人材がいますので、そういった人材の登用をも進めていきたいと思っています。

学生インタビュー

お仕事をされている中で、女性のキャリアアップについてはどのようなことが必要だと考えていますか。また、お仕事をされている上で、キャリアアップとはどのようなことだとお考えですか。

システム開発はブランクが大きく影響する営業職と異なり、男性と女性のキャリアアップというのはあまり性差がありません。とにかく実力さえあれば長く勤められて、スキルが高いほど実力主義で報酬がもらえて、産後であっても、ブランクがあっても、その時に仕事ができれば、それで何の問題もないという業種なので、皆さんが考えているイメージとは少し異なると思います。
キャリアといってイメージするものとしては、例えば資格などがあると思うんですけれども、資格というものは実際の仕事ではそんなに役には立ちません。資格を持っていることよりも、何か自分で商売をなさっている方、小さなお店でもいいですし、それが女性ですとなおさら参考になると思いますが、そういう方のお話を積極的に聞きに行って、その人がどういう考えでやっているのかというのを理解し、そういう人と関係を持つということがどんな資格やキャリアアップとうたわれているものよりも糧になると思います。

女性がリーダーシップを発揮しやすい環境を作りあげていきたいとのことですが、どのようなことを大切にしたいと思っていますか。

リーダーシップといっても指示された仕事をするだけではなくて、この人にはこの仕事をとか、このプロジェクトはこの人とこの人が組んでというようなポジションに、どんどん女性を入れていきたいと考えています。そのようなポジションにおいては、何よりも人間関係が大事なので、そういうことを大事にできるのは、結構、女性の方が男性よりもポテンシャルが高いと思いますので、そういったものを大事にできる社員を育成したいと思います。

ミライ

Interviewer

西村 実来さん 宮城学院女子大学

インタビュアーとして、女性役員の方とお話しすることは初めてだったのですが、工藤さんのお話は、学生視点のキャリアアップと実際に働いている女性のキャリアアップの違いが明白であったことが非常に印象的で、勉強になりました。また、工藤さんが何度も仰っていた「人間関係」の大切さを自身が今後社会に出ていく際にも大切にして、実際に私自身も働くようになってから分かることが沢山あると思いますので、今回の工藤さんとの貴重なお話を大切にしたいと考えました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。