いきいき男女・にこにこ子育て
応援企業表彰受賞企業
令和4年度 優秀賞
大和ハウスグループの『大和リース』は、民間企業や官公庁などに建物を販売・リースする事業や、商業施設の開発・運営を行う事業などを全国展開する企業です。仙台エリアでは、松島町役場などの公共施設の建設や、青葉区桜ヶ丘、泉区長命ヶ丘に立地する『ブランチ仙台』をはじめとする商業施設開発などを手掛けています。全社を挙げて社員の活躍推進に取り組み、男女ともに活躍できる職場づくりを実践していることが評価され、令和4年度の「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業」優秀賞を受賞しました。受賞は今回が3度目です。最初の応募のきっかけは、すべての社員が公平公正な状況で、安心して働ける環境や制度づくりを担う人事部インクルージョン推進室が、全国各地の認証制度を取得しようという取り組みの中で宮城県の「女性のチカラを活かす企業」認証制度を知ったことでした。人事部インクルージョン推進室では、常に社内制度の充実や見直しをしながら、制度の利用促進のための働きかけなども行っています。今回も認証を受けるために特別なことをしたわけではなく、普段の社内の取り組みが評価されたものだと思っています。
元々は子どもが誕生した社員に一時金を支給する子育て支援制度として導入した「エンジェル奨励金」という制度があるのですが、男性の長期育児休業取得促進を目的に見直しを行いました。男性が取得した育児休業の合計日数に応じた奨励金が支給される仕組みに変更し、第一子の場合を例にすると、育児休業取得日数が30日未満は30万円、1カ月以上は50万円、3カ月以上は100万円という非常に手厚い内容になっています。一方で、育休者が不在の間、職場を支えてくれる同僚への手当として「サンキューペイ制度」も新設しました。「サンキューペイ制度」は、一定の条件を満たした場合に、育休者に支払われる予定だった賞与を育休者の業務を代わりに支えた社員に再配分する仕組みです。この2つの制度があることで、より気兼ねなく男性社員が長期の育児休暇を取得できるようになりました。
産休・育休を経た社員の復職を支援するサポートプログラムでは、妊娠がわかってから復職後までの期間で都度面談の機会を設けています。この期間に仕事に関する面談を行うことにより、復職後に働き方やキャリア形成についてのギャップが生まれないように配慮しています。また、産休・育休中の社内情報の共有を目的としたタブレット又はスマートフォンの貸与も行っています。復職後の子育て支援としては、「企業主導型ベビーシッター利用者支援制度」を導入しました。就業時間中のベビーシッターサービス利用に使える1枚につき2,200円のクーポンで、保育園のお迎えとその後の自宅保育を依頼した場合、自己負担が数百円で済むケースもあります(ベビーシッター事業者により異なる)。サービス利用額が一部補助されることでベビーシッターの手を借りることに対する心理的なハードルも下がり、特に復職後間もない期間は両立支援の役に立つと思います。
ライフステージに合わせた働きやすさのための制度は、常にブラッシュアップを重ねています。制度を増やすばかりではなく、既存の制度の内容を充実させ、取得しやすくすることを大切に、今後もより良い環境づくりを続けていきます。
CORP.INFORMATION企業情報
建設・工事業
仙台市太白区大野田4丁目28番地-3
022-249-8688
2,810人
28%
※記載内容は取材・申請当時のものです。