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女性のチカラを活かす企業認証
ゴールド認証

実施制度 ▼
  • 女性役職者
    30%以上
  • 女性管理職
    10%以上
  • 資格取得を応援
  • 育児休暇取得
    実績あり
  • 法以上の育児・
    介護休業あり
  • 育児・介護用
    勤務制度あり
  • 会社独自の
    有給休暇あり
  • 法以上の看護・
    介護休暇あり
  • 所定外労働制限
    3歳以上
  • くるみん
  • えるぼし
    (2段階目)
  • 健康経営優良法人

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 仙台支店

東北損害サービス第一部 部席スタッフ 課長補佐/伊澤 敦子 さん(右)
仙台支店 地域戦略室 課長補佐/佐々木 みさき さん(左)
仙台支店 地域戦略室 室長/早川 正久 さん(中央)

グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社では、2011年からメンター制度を導入し女性管理職の育成に努めており、延べ1000人超の女性が参加しキャリアップを図っています。東北損害サービス第一部の伊澤さん、仙台支店地域戦略室の佐々木さん、早川さんにお話を伺いました。

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貴社の業務内容を教えてください。

損害保険会社をというのは、お客様からお預かりした保険料を、安全な資産で現実に運用し、お客様のもしもの時に保険金のお支払いをするということが基本業務でございます。損害保険はたくさんの種類があります。馴染み深いところでは、自動車保険と火災保険、自賠責保険などがあると思います。最近はサイバー攻撃に備える保険や、ハラスメントに対して訴えがあった時に会社側を守るための保険など、世の中の流れに合った形で、いろいろな商品を開発しています。数年前から事故後の保険ではなく、事故を起こさないための保険というコンセプトで商品開発をしています。例えば、小さな車載器材を車に付けていただき、そこからデータを取得して、安全運転をする人には保険料を安くするというものや、集めたリスクデータを使って、どの地域が危険なのか分析しています。

「女性のチカラを活かす企業認証制度」に申請した背景を教えてください。

きっかけは、他県から転勤してきた男性社員から宮城県のホームページを見て「こういう制度もあるので申請してみよう」という発案があったことです。当社は、営業も含め、保険金を支払う損害サービス部門も女性が多い職場で、これからますます女性の力を発揮する場面というのが増えてくると思い、また、宮城県の女子学生さんに地元に残ってもらい、勤めていただきたい、そういう意味でアピールできる認証制度に申請してみようという話になり、本社とも連携し、2022年に申請をしました。

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女性が能力を十分に発揮でき、働きやすい環境にするための取組について、特に力を入れている貴社の具体的な取組を教えてください。またその理由も教えてください。

社員の活躍、働きやすさを支える制度が整備されており、時短勤務、シフト勤務、出社時間を少しずつずらし、退社時間をずらしていくというような制度、フレックスタイム制、在宅勤務、有給休暇を一時間単位で取得することができる時間有給制度もあり、全国にはフレキシブルに働くサテライトスペースもあります。こういった制度でライフスタイルの変化や、個々の事情に応じた対応をしています。また、充実している制度を取得しやすいように運用するため、年に4回、職場勉強会を開催しており、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、DE&Iの基本カテゴリごとに学ぶことができ、制度の理解や、多様な意見に触れる機会になるようにグループワークを実施し、相互理解ということを目指しています。

女性の管理職の方はどのくらいですか。

女性活躍推進法を踏まえ、2022年の4月の行動計画で、2026年の4月までに、所属長・組織長の女性ライン長比率を16%、女性管理職比率を24%に引き上げることを目標に定めました。2023年度4月現在、女性ライン長が14.8%。女性管理職が17.8%ですので、この目標に向けて成果が上がりつつあります。また、男性の育児休暇の取得100%を目指すというところも盛り込まれているので、2022年度では、1週間以上の取得が95.8%となっており、今後は1ヶ月以上100%取得を目指しています。

ポジティブ・アクション(女性の能力を活かすために企業が行う自主的かつ積極的な取組)を推進する中で、苦労したこと・やってよかったことなど、印象深い出来事を教えてください。

2022年度からプレライン長・プレ副支店長育成プログラム、マネージャートレーニング制度というものを開始しています。2023年度は40名の女性社員が登録しており、仙台でもそのプレライン長に登録をして、未来の女性活躍に向けステップアップを目指し挑戦している方がいます。実際に受講した方の話では、グループワークで課題に挑戦するなど、レベルも高くプレッシャーもあり大変だったようですが、その分充実感や今後の自分の課題が明確になり、仕事の上でもプラスになって、やりがいも大きいようです。

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貴社のポジティブ・アクションにおける今後の展望を教えてください。

2023年度で64名の女性ライン長がいますが、2025年度に全国で100名まで増やすという目標が立てられています。女性社員がそのプレ部支店長ライン長としてマネジメント業務を実施する中で、得られた知見や、経験をその職場の運営に生かすということで、多様な意見を取り入れる風土や、組織力の強化など、働き方改革につなげていきたいというのが会社の目標としているところです。

学生インタビュー

お仕事をする中で感じた強みは何ですか

仕事柄電話での事故対応が多く、電話上のみの会話でも信頼関係を築くことができることです。代理店さんやお客様が困っているときにいくらかでも力を貸すことができれば、こちらからお願いができるようになるなど、強固な信頼関係を築くことを大切にしています。

組織作りをするうえで大切だと思うことは何ですか

年代の離れた人と働くことで、考え方が多様であることを感じることが多くあります。よく話を聞いて、その人がどういう考えを持っているのか、その人のことを良く知って受け止めることが大切だと思います。

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Interviewer

黒山 結香さん 東北学院大学

"保険"という、ひとの不安に寄り添う仕事をしている皆さんを取材して、相手の気持ちに寄り添い、先々を見据えた対応に感銘を受けました。また、広い視野を持ち、一人ひとりの意見に耳を貸し、スタッフ内でのコミュニケーションを取ることも大切だと感じました。この取材を通して、私も接客業に携わる中で、お客様の心の内までを気遣える接客ができたら素敵だなと思いました。

CORP.INFORMATION

※記載内容は取材・申請当時のものです。