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須江ふるさと保全会広域協定は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市須江地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、須江小学校や河南矢本土地改良区と連携した啓発活動を展開しています。
6月29日、石巻市立須江小学校5年生34名を対象に、出前講座と施設見学会が開催されました。
はじめに、須江ふるさと保全会広域協定の会長からあいさつをいただき、2つの出前講座を行いました。

(開会あいさつの様子)
1つ目の講座では、河南矢本土地改良区より、農業に欠かせない水がどのように供給・排水されているのかについて説明がありました。
須江の田んぼに水が届く仕組みとして、
旧北上川から中山揚水機場を経由して田んぼに送られ、その後、曽波神排水機場を通って旧北上川へ戻っていくという流れを解説していただきました。

(出前講座①の様子)
2つ目の講座では、当部より、農業農村が持つ多面的機能の紹介をしました。
田んぼは作物を作るだけではなく、田んぼに水を貯めることで洪水を防ぐことや土砂崩れを防ぐ役割、美しい景色をつくることなど多面的な機能があることを説明しました。

(出前講座②の様子)
出前講座のあと、実際に農業用水利施設を2か所見学し、河南矢本土地改良区から各施設の説明を受けました。
1975年に造成された機場で、国土交通省の許可を得て、旧北上川から取水しています。
旧北上川を見学した際には、日本最長の川は何かというクイズや、機場のポンプで学校のプールを満タンにするには何秒かかるかというクイズを行いました。生活に身近な旧北上川について、詳しい説明とともに楽しく学習することができました。
その後、中山揚水機場を見学し、機能について詳しく説明をいただきました。

(左:旧北上川を見学する様子、右:機場の内部を見学する様子)
本機場には、横軸のポンプが大小2台ずつあり、すぐ近くにある河南矢本土地改良区の用水管理センターで操作しています。
また、除塵機の見学も行い、ペットボトルや空き缶、水路に落ちた草刈り後の草などが落ちて流れるため、それらを取り除くために機能しているという説明がありました。その後、児童たちからの質問に答える形で、除塵機がない場合に、人力でごみ等を回収する方法を説明してもらいました。

(左:機場の内部を見学する様子、右:除塵機の見学の様子)
見学が終わり、代表の児童からは「お米を作るときに川の水が使われているということや電気代が高いということを初めて知りました」といった感想や「笈入排水機場はお風呂10杯分の水を1秒で吸い上げることができると聞いて驚きました」といった感想を発表していただきました。

(感想発表の様子)
最後に河南矢本土地改良区から記念品が贈呈され、今回の会が終了しました。
講座から農業・農村にかかる知識を広げ、施設見学によって農業水利施設の働きを実際に見ながら学びを深めることができた会となりました。
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