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前谷地ふるさと保全会広域協定は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市前谷地地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、前谷地小学校と連携した啓発活動を展開しています。
7月15日、石巻市立前谷地小学校4年生20名を対象に、出前講座が開催されました。
はじめ出席者の紹介の後、前谷地ふるさと保全会広域協定藤原会長から「前谷地の水の流れや農村が持つ役割についてしっかりと勉強してほしい」と開会のあいさつをいただきました。
(開会挨拶の様子)
その後、3つの出前講座を行いました。
1つ目の講座では河南矢本土地改良区より、農業に欠かせない水がどのように供給・排水されているのか説明がありました。
前谷地の田んぼに水が届く仕組みとして、旧北上川から和渕・前谷地揚水機場を経由して田に送られ、使用後の水は笈入排水機場から旧北上川へもどっていくという水の流れを、クイズを交えて丁寧に解説していただきました。児童たちはクイズに積極的に回答してくれました。
(出前講座の様子①)
2つ目の講座では、田んぼは作物を作る機能を持つほか、洪水を防ぐ、土砂崩れを防ぐ、生き物を育てるなどの多面的な機能を持っているということを当部より説明しました。
(出前講座の様子②)
3つ目の講座では、過去に石巻管内で採取した生き物の写真から田んぼや水路にどのような生き物が住んでいるかクイズ形式で説明し、アメリカザリガニ等の特定外来生物をどのように扱うべきかを説明しました。
(出前講座の様子③)
出前講座の後には、児童へ配布された「水質調査キット」により、pHとCOD(化学的酸素要求量)を測定する方法を河南矢本土地改良区より説明していただきました。
(水質調査の方法について説明を受ける児童)
その後、児童から出前講座の内容について質問があり、「前谷地に用水路はどのくらい数があるの?」といった質問や「アメリカザリガニはなぜ飼育を許可されているの?」といった内容の質問がありました。
(質問をする児童)
最後には、河南矢本土地改良区より児童に記念品が贈呈され、前谷地ふるさと保全会広域協定の高橋総括幹事より閉会の挨拶をいただき今回の出前講座は終了となりました。
(記念品を贈呈する様子)
今回の講座によって地域の農業・農村にかかる知識を広めることができた、田んぼの学校となりました。
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