掲載日:2025年6月20日

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田んぼの学校2025 北上小学校

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北上地区保全会は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市北上地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、北上小学校と連携した啓発活動を展開しています。

目次

令和7年5月22日 田植え体験

5月22日、石巻市立北上小学校の3・4年生13名が、北上地区保全会(多面的機能支払交付金活動組織)の主催による田植え体験を行いました。この日植えたのは、もち米の品種「みやこがねもち」です。地域の方々とふれあいながら、子どもたちは貴重な体験を楽しみました。

4年生は昨年度に続き2回目の田植え体験で3年生に比べて慣れた様子で田んぼに入っていく姿が印象的でした。

はじめには、地元協力の門間氏から稲の成長過程について説明を受けました。

稲の成長について説明

(稲の成長過程について説明を受ける児童たち)

田植えを迎えるまでには以下の過程があります。

  • 浸種(しんしゅ) 種籾を水に浸けること
  • 催芽(さいが) 種籾が発芽すること
  • 播種(はしゅ) 催芽した種籾を土の入れた育苗箱に蒔くこと
  • 育苗(いくびょう) ハウスの中などで苗を育てること

この育苗によって成長した苗を植えることが「田植え」と呼ばれます。

説明資料

(説明資料)

稲の成長過程について説明を受けた後は、

いよいよ田植え体験です。門間氏から手植えの方法を教わった児童たちは、1回に5本ほどの苗を手に取り、横30センチ、縦20センチの間隔をあけながら植えていきました。

昨年度、田植え体験を行った4年生の児童たちは慣れた様子で次々と田植えを進めていき、初めて田植え体験を行う3年生の児童をサポートしていました。田植え後、児童からは「気持ちよかった」「楽しかったもっと田植えをしたい」と感想を話す児童の姿が見られ、とても満足している様子でした。

田んぼに入っていく児童

(田んぼに入っていく児童)

保全会から説明を受ける児童

(説明を受けながら田植えをする様子)

田植え後には、児童から稲作について多くの質問がありました。

「なぜ種の状態で田んぼへまかないの?」という質問には「現在は、乾いた状態の田んぼへ種もみを直接播く手法もある。今までは、除草の技術が確立されていなかったため、苗の状態で植えていた」、「1つの田んぼにいくつ苗を植えることができるの?」には「1haの田んぼだと苗箱約160箱分を植えることができる」といった回答があり、児童たちは、今回の田植え体験を通じて稲作への興味、関心が高まっていたようでした。

稲作について質問する児童

(稲作について質問する児童)

北上小学校では、農業水利施設の見学会や稲の収穫体験など今後も農業について理解を深める活動が行われる予定です。

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お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-96-8663

ファックス番号:0225-96-4880

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