ここから本文です。
鹿又ふるさと保全会広域協定は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市鹿又地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、鹿又小学校と連携した啓発活動を展開しています。
6月19日、石巻市立鹿又小学校5年生53名を対象に、出前講座が開催されました。
はじめに、鹿又ふるさと保全会の佐々木会長から挨拶をいただき、2つの出前講座を行いました。
(開会挨拶)
1つ目の講座では、「農業水利施設が持つ役割」を河南矢本土地改良区から説明しました。児童たちは、田んぼで1日に使う水の量や、鹿又の田んぼへの用水及び排水の仕組みについて、クイズに答えながら学びました。
(出前講座の様子)
2つ目の講座では、「農業・農村が持つ多面的機能」を当部から説明しました。土砂崩れを防ぐ、生きものを育てるといった機能のほか、洪水を防ぐ機能として「田んぼダム」の取組を模型を用いて紹介しました。
(出前講座の様子)
出前講座の後には、児童たちから以下の質問があり、河南矢本土地改良区と鹿又ふるさと保全会広域協定が質問に回答しました。
「なぜ土地改良区は“水土里(みどり)ネット”と呼ばれているの?」
→ 地域に親しみやすい名前を公募で決めたそうです。
「台風が来たときの対策は?」
→ 鹿又地区では、曽波神(そばのかみ)排水機場のポンプを稼働させ、川へ雨水を排水しています。
「排水機場はいつ作られたの?」
→ 曽波神排水機場は昭和50年代に整備され、今も修理を重ねながら使われています。
「猛暑の日はどうしているの?」
→ 水温が上がりすぎないよう、用水と排水を調整しています。
最後には、河南矢本土地改良区から記念品が贈られ、閉会となりました。
(記念品を受け取る児童)
石巻市立鹿又小学校では、出前講座のほか、田植え体験や稲刈り体験も開催されており、地域の農業や自然環境を守る活動への理解を深める活動が行われています。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています