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平成30年度第4回子育てサポーター養成講座【北部】

平成30年6月27日(水曜日)に栗原合同庁舎において,「子育てサポーター養成講座(第4回)」を実施し,大崎圏域及び栗原圏域住民を中心として,15名の方が受講しました。
講義終了後,全4領域を受講した10名の方に修了証を交付しました。

【領域】総合的理解~地域活動と父親の教育参画~

【講師】出雲 洋一 氏(仙台市子育てふれあいプラザのびすく泉中央館長)

出雲氏は,“商店街に託児所があれば,客足が商店街に向くのではないか”というアイディアを抱いて「地域おこし・地域づくり活動」を始め,一般社団法人マザー・ウィング代表理事として『のびすく泉中央』の指定管理運営に関わってからは,「お父さん委員会」や「パパサロン」といった学びの機会を設け,父親同士が繋がる活動や父親の育児参加の促進に取り組んでいます。
出雲氏の講義は,氏自身が7人の父親で,どのように子育てに関わってきたのかを振り返ることに始まり,今日の社会状況を背景に“父親の活動”をどのように支援していくことが求められているかということについて,受講者と共に考えていくものでした。

講義内容

  • なぜ,「父親への支援」をしていかなければならないのか⇒母親の“孤独感”の解消
    • “家庭教育のスタイル”,“父親の姿”が変わってきている。
    • 地域をどう変えるのか,未来がどのように変わるのか。
  • 「外働き」する母親の増加→働く母親を支援する施策を中心とした社会
    • 家庭教育支援の理念の確認と遂行。
  • “お腹をさする”“お腹に声を掛ける”ことを通して,「父親の自覚」を高める男性が増加
    • 以前は,子供が生まれてから「父親の自覚」を高めることが普通。
    • 女性は,子供が生まれる1年前から「母親の自覚」をしっかり抱く。
  • 父親は,せめて「産前・産後休暇」を取得すべき
    • 厚生労働省「さんきゅうパパプロジェクト」の推進
    • 10年前から(出雲氏は)提唱…産休を取得し,“産んでくれてありがとう”と妻に伝えよう
  • 父親を事業に参加させるために
    • 母親向けの可愛らしいチラシ…?母親が行くような場所にチラシを置く…?
    • ママ(パートナー)の活用:父親は自分では申し込まない。行けと言われると…。
    • 夫婦セット,連続講座,食べ物,アウトドア等。
    • 父親の得意なことを取り入れる:工作,遊び歌,火遊び等

父親の育児参加の推進や夫婦のパートナーシップの充実という観点を軸としながら,イベントの企画の仕方,その際の視点の多様な持ち方等についても講義があり,これから“地域のボランティア”として活動しようとしている受講者にとって,有意義な研修となりました。

研修の様子1 研修の様子2 研修の様子3
研修の様子4 研修の様子5 修了証授与

参加者の事後アンケート

<一部抜粋>

  • 本当に貴重なお話でした。今日のお話を自分の糧にできたらと思います。残念なのは,もう少し早く先生のお話を聞く機会があればと思いました。
  • 楽しいお話でした。機会があれば「のびすく」を利用したいと思いました。
  • 我が家の夫も子どもが小さい頃はあまり育児を手伝ってくれる人ではなかったのですが,子どもが学校に入ってPTAやスポ少などに参加するようになってからは,率先して地域で活動してくれるようになりました。家が農家なので,田植えや稲刈りなどは子どもたちも喜んで手伝ってくれたり,親の背中を見せながら子育てしてきたように思います。本日はありがとうございました。
  • 4回の講座を通じて,みやぎの子どもを取り巻く現状を多少なり知ることができ,大変参考になった。今後の活動に生かしていきたいと思う。
  • 毎回楽しく参加させていただきました。実際に子育ては大変ですけど,楽しいことがいっぱいありますから!
  • 核家族化にともない,父親の育児参加の大切さを知りました。大変ためになる内容だったと思います。これから色々な形でサポーターとして関わる時があるかと思いますが,日々勉強(時代に合った考え方)が大切だと思いました。
  • 子育ての話を聞くときは,どうしても母親お母さんが主語となっていることが多いと感じていました。父親の視点とお父さんの参加の必要性とコツを教えていただきました。
  • 息子に話してやる事ができそうです。仕事育児もがんばっていますが,住んでいる所のみなさんと仲良くしていただける事も大切ですので,色々「ガッツ」に頑張って欲しいと思います。
  • 父親の子育て参加で,家庭も地域も活性化して少しでも少子化が上向いて欲しいと思いました。
    今の父親は,育児に積極的に参加していると思いますが,地域とかPTAとなるとなかなか・・・という現状ですね。母親がうまく誘っていくというのがいいのかも・・・。
  • 出雲先生のお父さんの立場から,また,「のびすく」運営者としての事例をたくさん伺うことが出来て良かったです。「のびすく」でのプログラムを見学したいなぁと思いました。
  • 「のびすく」の具体的な活動や支援者(父母子)の様子,支援者からの声等お聞きしたかったです。今後の課題についても,父親の立場からどのような支援サポートを理解していけば良いのか等も内容に組み込まれていても良かったと思います。

お問い合わせ先

北部教育事務所教育学事班(生涯学習)

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-87-3612

ファックス番号:0229-22-7589

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