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令和2年度栗原地方青年文化祭の歩み

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年11月17日更新

 栗原圏域では,令和時代の幕開けとともに体制や内容を一新して「栗原地方青年文化祭」を開催しています。
 域内のあらゆる区域から実行委員や出演者を募り,集える場を創出し,“緩やかな”かつ“比較的強め”のネットワークを形成します。活動を通じて生み出したネットワークを,各々の主体が関わる地域行事・地域活動などに活用して相互に参加・参画することにより,地域の活性化に貢献することを目指します。

第5回準備会~フィールド活動~(令和2年11月11日開催)

フィールドワークの様子 今年度準備会に新たに加わったメンバーと昨年度実行委員を務めたメンバーが所属する築館薬師太鼓奉賛会(以下,「奉賛会」と示す)の活動を見学しました。

 奉賛会は自分らの活動時間の前(午後6時30分から午後7時30分まで)に,築館小学校区の和太鼓クラブを指導していました。奉賛会が地域の団体として子供たちの活動を支える姿や,保護者と協力して活動する姿を見とることができ,「活動成果を地域に還元する」ことの体現の在り方を学びました。

 奉賛会の活動の始まりに,2つの楽曲を鑑賞しました。間近で和太鼓演奏の迫力を感じ,また,2曲連続の演奏を終えた奉賛会メンバーが息を上げている様子を見て,この活動がもたらす「充足感」や「向上心」等のさまざまな魅力に気付くことができました。
 奉賛会の休憩に合わせ,和太鼓演奏を体験しました。奉賛会メンバーから積極的に言葉を掛けてもらい,アドバイスを受けながら活動しました。温和な雰囲気での体験活動を経て,自然な流れの中で,奉賛会と楽曲「宮城」の序盤部分をコラボレーション演奏しました。
 奉賛会メンバーからは「子供の太鼓クラブは点在するが,大人の活動者が少ない。」という話を聞きました。会員獲得のために和太鼓演奏の多様性をアピールできるよう,プロ・ストリートダンサーとのコラボレーションに取り組んでいることも紹介されました。これを受け,書道を嗜む準備会メンバーとのコラボレーションについて話題が広がり,意見交換することができました。
フィールドワークの様子フィールドワークの様子フィールドワークの様子
フィールドワークの様子フィールドワークの様子フィールドワークの様子

第4回準備会~フィールド活動~(令和2年10月18日開催)

 準備会メンバーが行っている文化活動やそれ以外の活動を互いに見学したり体験したりすることを通して,その活動の“よさ”とともに互いの“人となり”を知り合いながら,活動体制を整えていくことにしました。
 今回は「焚き火」と「SUP(サップ:スタンドアップパドルボード)」のよさを共有し,焚き火を活用して芋煮をしながら懇親しました。

 炊事準備をしながら,高校生の放課後や週休日の生活についての話題になり,何か目的を持って過ごすことが少なくなっているような現状を語り合いました。メンバーの一人は「自分が指導する書道教室に何人かの高校生が在籍するが,指導資格が欲しいという目的があるから」ということを話しました。
 この後,書道についての話に移行し,その趣の解説を受けたり,それぞれが感じる奥深さを語り合ったりしました。「文字の上手さだけでなく,用紙に対してどれだけ余白を残しているかなどのバランスのよさも評価の対象になる」という解説に,他のメンバーは興味を持って聞き入りました。また,「相田みつを先生は独特の書体の作品のイメージばかり持たれているが,実はかなりの腕前の書道家だった」ということを知らされて驚いていました。

活動の様子活動の様子 焚き火を紹介するメンバーらは,「現場で枯れ葉や小枝,松ぼっくりを拾って,それを着火剤にしている」,「松ぼっくりは油分が多くて着火力が高い」などと話しながら,焚き付けのノウハウを紹介しました。「松ぼっくりがないときは,フェザースティックという方法で,薪や枝をナイフで薄く削って鳥の羽のようにしたものを作って,着火剤にしている」と話し,自分のキャンプ用ナイフで実際に作って見せました。
活動の様子 SUPについては,書道を嗜むメンバーが道具を持ち込んで紹介しました。パドルの長さや扱い方,ボード上での立ち方などを知らせたほか,犬と一緒に乗る“ドッグサップ”大会が注目されているということを話しました。メンバーらは,実際にボードに立ってみたことによって一層関心を高め,「来夏に体験してみたい」などと感想を述べ合いました。
 その後,芋煮汁を食べながら,それぞれの趣味の話をしたり,さまざまな観光スポットについて情報交換したりしました。
 今回のような活動に参加する仲間を少しずつ増やし,栗原での持続的な青年活動の基盤が作られるのが理想だという考えを,皆で伝え合い共有しました。

第3回準備会(令和2年8月26日開催)

 話合いでは,第1回準備会及び第2回準備会で協議したことや思考共有したことを,(1)栗原地方青年文化祭の理念,(2)今年度の展望,という2軸で整理し,また,新型コロナウィルス感染症対策の社会現状を勘案して,これからの取組を具体化しました。


テーマ これまでに協議したことや思考共有したことの整理ミーティング

  • “イベントで何をするか”ということよりも,“イベントを通じて何を得るか”ということを,何度も確実に,相互に確認しながら進みたい。
  • 新たにメンバーを加えていくことによって入れ替わりの状況が起きるが,それによって体制がブラッシュアップされることを期待したい。

テーマ これからの取組の具体化

  • “観客を入れ,鑑賞させる”ような,昨年度と同じ形態のイベント型事業は実施しない。
  • 夜の会議だけでなく,例えば,週休日に1日掛けてやるというような意識を持っていくことが必要なのかもしれない。あるメンバーが行っている活動をほかのメンバーも体験してみようという「目的事」も有効かもしれない。
  • 特に,この青年文化祭に関わる人間にとっては,“(活動のために)予定を空ける”ということが課題だ。(ある程度のことを犠牲にして活動しようという)それくらいの情熱がないと,人を呼び込むようなイベントは行えない。
  • 例えば,「活動プレゼン大会」のような形態のことをやってみる。各メンバーが取り組んでいることについて,質問したり意見交換したりする。これによって,当人は自らの取組に課題が見えたり,課題を解決するヒントをつかんだりすることができるかもしれない。さらに,解決策として情報発信力の向上というヒントが出たならば,それに関する研修会を行えばよい。
  • 根本的に,「文化祭」というカテゴリーは,青年層にマッチングしていない。
  • 青年は明確な目的意識をもって生活しているのか,あるいは不満があるのかというと,決してそうではなく,むしろ漫然と過ごしている人の方が圧倒的に多いのではないか。
  • 青年団が活発だった時代は,青年層にとって,これ以外に集団活動できる場面が少なく,また,(社会生活上で)課題に思うことや不満に感じることが多かっただろうと考えられるので,多くの青年がこれに帰属し,課題や不満に立ち向かっていたのだと思う。今は,ほぼ100%の割合でスマホを所持し,たくさんの情報を容易に入手できる。むしろ,勝手に情報が入ってくるので,何かに目的を持つという意識は薄れ,不満もあまり抱かなくなっているのではないか。
  • ミーティング20~30代の生活は多種多様化している。フットサルやバスケットボールの3on3等,栗原市に活動する団体がないのであれば,地域外に求めていくということも珍しいことではない。
  • 個々の青年が求めるすべてを網羅する活動ができるわけではない。私たちメンバーも,一つの趣味に集まってきたわけではない。
  • 私たちの活動を記録に残すために動画共有サービスにアップロードするにしても,その対象を探し,見つけ,体験し,実際に体験することによって“伝えたい”と感じたことを発信すべきだと思う。
  • 話し合って紹介するだけでなく,実際の体験を重ねる必要がここにある。その様子を記録することも有効な手立てだ。また,どこそこに行けば体験できるとかを紹介し,相互に有益な成果が得られるようにすることもよいと思う。
  • 自分の活動をレビューする。互いに評価する。これによって活動をブラッシュアップし,次の活動につなげる。
  • メンバーの前で自分の活動をプレゼンテーションする。相互に“スポットライトを確実に当てる”という取組が重要だ。この取組を繰り返し,積み重ねていくことが,活動のモチベーションを強化し,楽しみながら活動しようとする意欲を高める。

 

第2回準備会(令和2年7月3日開催)

 今回の準備会から加わった会員もいたので,「栗原地方青年文化祭」について一昨年度以降の経緯と,昨年度事業の成果と課題を確認しました。また,第1回準備会で話し合った方向性は,県としても地方青年文化祭の在り方を見直そうという発想の起点になり,現時点で,今年度事業については“実施ありきではない”という方針であることを説明しました。
 第1回準備会の協議の概要を踏まえて,参加者で意見を交換しました。


  • コロナ禍によって,これまでにできなったことを洗い出してみる必要がある。
  • 出演・出展する方たちにしても活動を制限することを余儀なくし,現在も以前までの活動を取り戻していないのではないか。出演・出展するにしても,その準備に掛ける時間が必要だろう。我々はそういったことにも配慮できる姿勢をもつべきだ。
  • 今年度のイベントをこのまま開催しても,得られる成果は昨年度と同じにしかならない。そういう結果を得るために,我々はここで話し合っているのではない。
  • 栗原地方青年文化祭が目指そうとしていることに,とても賛同できる。
  • 地域の同世代の人たちがどんなことに興味があるのか,どんなことをして過ごしているのか,分からない。それぞれに違いがあるだろうし,違っていていい。問題は,同世代の姿が地域の中に見えないということである。
  • 同窓会で友人らと会うだけでなく,互いにやりたいことを見つけて共有し,日常的にかかわることができる関係性を地域の中で持つことが大切なのではないか。
  • 職場と自宅を往復するだけの毎日にならないような生活を,みんなで生み出すことができたらよいと思う。
  • 必ずしもみんなができることではないが,何かをやりたいと思っている人が,できることを見つけることのできる場が必要だ。
  • この会合が,その場になり得ると思う。大切なことは,他者とつながりを持つことのできる場の創出だと思う。今日集まった会員が,栗原地方青年文化祭の理念や趣旨に賛同できそうな知人を連れて集うことによって,その場を提供することになる。
  • 事業に出演・出展を募る活動を通じて,新たなつながりを得ることもできる。
  • こういったことを考える仲間を増やしていくことは,地域の青年活動を活性化するためにも意義がある。

 

第1回準備会(令和2年6月11日開催)

 宮城県教育委員会としては,現時点では,“実施できる内容を吟味・選択して実施する”ことを基本方針としていることを説明し,「地域の特性に応じ,実施主体である青年の意向を尊重して進めていきたい」ということを伝えました。
 これを踏まえ,昨年度実行委員として活動した青年や,ステージ発表に出演した青年らが,
準備スケジュールや体制づくりについて思索し,意見を交換しました。


  • 感染症対策の観点から言うと,実施できないわけではない。
  • 青年文化祭を通じて我々が目指す姿や,そのためにどのようなイベントを構成していくかなどについて,運営に携わる人同士で共有することが,まず一番必要なことと思う。
  • 昨年度事業については,年度開始前に構想に時間をかけることができたが,いざ始まると運営の側面ばかりに視点を置きがちで,何かを共感しながら進めることが難しかった。
  • 観客をたくさん集めることが目標ではないと思う。まずは,青年文化祭を通じて我々自身が何を得ることができるかとか,何を得たいのかなどを話し合いたい。
  • “何を得たいか”というのは,個人によって違う。同じである必要はない。互いに考えを知らないまま,確かめないまま進むことが問題である。
  • 企画・運営にかかわるそれぞれが何を思って取り組んでいるのか,互いに受け止めることが重要になる。すべてを受け容れて同じにしていくのではなく,受け止めて理解し,意見を交換していく作業が肝心である。
  • 昨年度の反省として,実行委員数が足りなかったことを共通認識したが,今年度新たに人員を獲得していくにしても,担い手を探したり,その後,新たに加わったメンバーを含めて意見交換していったりするための時間(期間)が,開催予定日までには少な過ぎる。
  • 実行委員の新メンバー候補になっている人たちも,青年文化祭を通じて,自分自身に何が得られるのか疑問を持っているのではないかと思う。青年文化祭を盛大なイベントとして開催し完結するということが目標ではないことを共有したい。
  • 昨年度事業については,一昨年度末から顔を合わせて緩やかにコミュニケーションを図りながら,この時期(第1回準備会)を迎えることができた。今年度はコロナ禍の影響があって,これまで取り組むべきだった3か月余りの時間が失われている。
  • 結論として,昨年度と同様な,地域住民を観客にして行う形態では実施できないのではないか。というよりは,実施すべきではないのではないか。
  • イベント開催を通じた取組であることを踏まえつつ,今年度は,次年度事業の開催を確実なものとするための準備期間として取り組んではどうか。
  • 出演に賛同もらえる団体のステージ発表の様子を録画してWeb上で公開し,栗原青年文化祭のコンセプトを発信したり,次年度に向けて参加者を募ったりしてみてはどうか。今年度は実施しないのではなく,“活動の足跡”を残すようにしてはどうか。
  • 実行委員会でYouTubeサイトにチャンネルを立ち上げ,活動の様子や,活動のつながりから派生した取組などをアップロードすることも効果的である。